45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第256話 プレジール城へ突入開始

「準備はよいかのう?」
「ああ、大丈夫だよ。頼むよ、カトリーン。」
「頼まれたのじゃ!」

そう言うとカトリーンは竜化し、クルーザーにおっさん達が乗り込んだのを確認し、運んでいく。
あ、そうそう、今回はフェンリルも連れてく事にしたんだよ。
普段は放置してるんだけど、今回は事情が事情だからね。

さて、クルーザーは・・・・快適なんだけどね・・・・今回は偵察も兼ねてるし、いざとなればこのまま城内へ突入・・・・
気が重いんだよ。

そうこうしているうちにあっという間に城の見える所まで来てね。
街道とかを見ると、帝都から避難してきているのか、帝都からアフェールに向かって移動する人々が多数いてね。
本格的にやばいんじゃない?そう思いながら様子を見てたおっさん達。
ただ、このままここにいても仕方ないので、城に接近する事に。

城に近付くと・・・・一部から煙が・・・・
「どうする?このまま城内に突っ込むか?」
「他に選択肢は?」
ナターリヤが聞いてくる。
普通に正面から入場するんだけど?
「このまま突っ込むべきね!」
やっぱそう思う?ウェンディ。
「私達が守るからこのまま突入が良い。」
「そうよねえ。この状況、早く皇帝の所に行ってあげないと死んじゃってるかもよ?」
・・・・全員突入で一致か。
「そういう事だ、カトリーン、よさそうな所に頼むよ。ただ、カトリーンが危険と感じたら突入しないで離脱してくれ。」
「わかったのじゃ、主よ。」

そうカトリーンが言うと、さらに城に近づき、細部までわかるように。

・・・・少人数とはいえあちこちで戦いがあるな。
大軍ではない・・・・少数精鋭か?皇帝大丈夫なんだろうか・・・・?

「主よ、あそこに降ろそうと思うのじゃがどうかのう?」

・・・・確かにクルーザーが置けれるな。
「危険がなければ頼むよ。」

おっさん達は何事もなく城にたどり着いたよ。
で、全員無事にクルーザーから降り、カトリーンも合流。
そして、今回はフェンリルに先行してもらって皇帝を探してもらう事にしたんだよ。

あ、そうそう、ガルムはね、どうにも将軍の怪しさがおっさんの中でかなりあってね。
十六夜と共に警護についてもらってるんだよ。

皇帝の居る謁見の間だっけ?とゲート部屋と迷ったけど、おっさんはゲート部屋に向かう事にしたんだよね。
何故って、敵が侵入したのがゲート部屋の可能性が大きかったからね・・・・。

ゲート部屋に近付くと、見慣れない兵士が・・・・
「シラカワ!シュラハト連邦の兵だ!」
「やっちゃっていいよね?任せてよ!」

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