45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第245話 皇帝の息子を発見する

「え?ここ?うーん・・・よくわからないなあ?」
カトリーンに言われて結界を触る?うーん、目に見えないから分からん・・・・おっさんは特に違和感を感じられなかったよ。
「普通の人では結界に入った認識はないと思う。」
「恐らくだけど、結界に入っちゃった軍隊ねえ、結界の存在に気が付いてないわねえ。ちょっとダーリンのどろーん?空飛ぶ道具で様子見てみる?」
「そうだなあ、このまま結界に突っ込むのは危険だから、もう一度飛ばしてみるよ。」
今度は2台出してね、もう一台を意外と上手に操縦してたエルヴィーラに頼み、2台飛ばしてみたよ。
先ずはおっさんの方を。その後ドローンが見える範囲でエルヴィーラに追跡してもらう感じでね。

ドローンは結界を難なく進んでくんだけどねえ・・・・うーん、なんだかバッテリーの消費が多いんだよ。パッとモニターでバッテリーチェックをしたところ、2割ほどかなあ?普通より2割ほど消費が早くてね。
で、結界の中と言っても普通に進められて、エルヴィーラの機体もちゃんとついてきてて。
そろそろ引き返そうと思ったんだけどね、何やら視界の先・・・道から外れた森の奥?に何やら映っていて、うーん、どうするか・・・・
「エルヴィーラ、君の機体はこっちに戻して。おっさんの機体は何やら映ってる方に接近してみる。どうせ何かあった時のために複数の機体用意してるんだし、一機ぐらい無くしてもどうって事ないからね。」
「わかりましたわ。じゃあここに戻しますのね?」
エルヴィーラの機体はきた道のりをそのまま引き返して・・・無事帰還したよ。
で、おっさんの機体はそのままバッテリーが尽きるまで進んでみる事に。
あと、距離的には大分進んだけど、どこまで交信できるんかな・・・・
更に5分ほど進んだところで、映っていたのが何かはっきりわかってきてね。
どうやら軍が野営してるっぽくて・・・・さらに近付いてみると・・・・
「見つけたよ!間違いない、セアリアス帝国の軍隊だよ・・・・・。何でこんな所に?」
そして、そろそろバッテリーが切れそうって時に、ひときわ大きな天幕・・・・他の兵士は簡易テントみたいなのだったけど、いくつか天幕・・・ちゃんとしたテントと言うべきか・・・があってね。そこには・・・・あ、いた。確か以前話し合いの時にいた将軍と、皇帝の息子だな。
そして何やらこっちを指さしてるけど・・・・あかん、もうバッテリー切れる・・・・
ドローンはついにバッテリー切れ。そして、交信も途切れたよ。
たぶん道から4キロほど離れた森だな。
「何であんな場所にいるんだよ?」
さてどうするか・・・・

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