45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第233話 皇帝に報告

「おいおいシラカワ、どうなってるんだよこりゃあ?」
「あんたの命令通り、アフェールを守った結果、こうなったんだけど?」

今おっさん、皇帝に報告と思い、会ってるんだけどね・・・・何故かおっさんの両隣に、ナターリヤとウェンディが、おっさんの腕をつかみながらいるんだよね。
ウェンディってこんなキャラだっけか?
男が嫌いと言ってたような・・・何故?
それに、ナターリヤ、まだ会ったばかりで何でしょうね、この女性は。
「おおい、ウェンディは兎に角・・・・兎に角じゃねえけど兎に角、何だよもう1人は!!」
「ナターリヤ・ユリアーノヴナ・ペシュコヴァと申す。シュラハト連邦で将軍職を拝していた。今はシラカワの捕虜兼奴隷兼妻候補だ。」
「なあシラカワ・・・・どんな魔術使ったんだ?」
「普通に土魔術だけど何か?」
「何かじゃねえよ!来るたび新しい女をはべらせやがって!それも美女ばかりだ!」
「そんなん知らんわ・・・・欲しいならやるよ。ほらナターリヤ、皇帝に相手してもらえよ?」
「ふむ・・・・皇帝よ、其方はシラカワより強いのか?私はより強い者の下へゆこう。」
「おいおい・・・・なんだよお前の求める強さって。身分で言えばこの国では俺様が最強だぞ!」
「そんなものは求めていない・・・純粋に戦って勝つ事だ。手段は選ばない・・・・私に勝てればだがな。現に今まで私はシラカワ以外には、負けた事が無い。」
「・・・・お前、なかなかいい根性してるなあ・・・・」
「私は自分の外観に自信があるし、男は皆そういう目で見てくる。だが、私は外観はどうでもよいのだ!ただ強ければ!・・・・まあそれに外観がよければいう事はないがな。」
「まあ好きにしてくれ・・・で、もう1人の嬢ちゃんは男嫌いじゃあなかったのか?」
「ふん!今でも嫌いよ!ただ、シラカワさんなら・・・・って何言わせるのよ!」
「嬢ちゃんが勝手にしゃべっただけだろう?で、シラカワの事が好きになったのか?」
「なななな何で私がシラカワさんをすすっ好きにならないといけないのよ!」
「聞いた所によるとウェンディはシラカワとの勝負に負けて、条件として妻にならないといけないんだろう?」
「・・・・何で知ってるのよ?」
「お前の周りにいる人間は皆知ってると思うぞ!」
「ガーン・・・・何てこと・・・・」
「まあこのままだとナターリヤに先を越されるからな!ウェンディはナターリヤに並々ならぬ何かが有るらしいしな・・・・」

「何を先に越されるのかは知りませんが、そんなんじゃあないですから!ちょっとそこ!なんで笑うの!違うわよ!!」

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