45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第64話 ええ?B●Sのあのダンジョンの世界?いえいえ違います、只の落書きです

いやー流石はダンジョン経験している冒険者。おっさん真ん中で見てるだけだよ。

一体おっさん何しに連れて来られたんだろう?

罠もあるみたいだけど、解除できるものは解除し、解除に時間がかかるけど、放っておいてもいい罠は回避したり。

「なあ、一体何処を目指してるんだ?」

おっさん、聞かされてないから聞いてみた。

「何処って、行ける所までだけど?聞いてない?」

「なんじゃそりゃ。」

「ぶっちゃけシラカワの実力が知りたいんだってさ?俺も知りたい。」

「しらかわさまならダンジョンの最深部のボスも問題なく仕留められると確信しています。」

この人、姫戦士?みたいな姿をしているんだよね。

戦士だけど、女性らしさを忘れない感じ。

凛々しいっていうのかな?

ただ、戦っている最中、あれが地の性格?って思うような感じなんだけど。

「死に晒せー!」

「早くくたばれ!」

「しらかわさまと私の為に消えてなくなれ!」

「邪魔だ!どけ!」

・・・・女って怖い・・・・

「しらかわさま、私頑張りました!」

うん、頑張ったね。

「折角の美人が残念な言葉使いだね。」

「いやですわ、しらかわさま、美人だなんて。」

自分の都合のいい事しか聞いていないな。

そうして、どんどん進んでいくと、

”イロイッカイヅツ“

おうおう、まるでブラック●ニキスじゃないか!

もしかして色の壁とか順番に進むのとか思ったら、誰かがノリで落書きしてったみたい。

”KEIMATOBI!”

ファイヤー〇リスタルやん。

そのうちブラック◇ワーとか出てくるんじゃねーの?ノリで。

・・・・知ってる人いるのかいな?

そうこうしているうち、周りの雰囲気が変わり、どうやら大物がいるようで、

「います・・・・」

「やったね!これでダーリンもドラゴンスレイヤーだね!」

えーやっぱりドラゴン?

そうだとは思ってたんだよね。


・・・・
・・・
・・


約10分後、そこにはドラゴンの死体が転がっていた。

あれ?思ったより弱かったよ?

おっさんの剣をズバッとしたら死んじゃったよ?

こんなんでいいの?

”これであなたもドラゴンスレイヤー。おめでとうございます!”

とか書いてある看板があったよ。何だよこれ?

完全に緩み切った空気の中、おっさんがドラゴンを収納カバンに入れていたら、何か後ろで派手な音がして、振り返ったら、おっさん何かに弾き飛ばされちゃってたよ。えーまたかよーしかも痛いしー・・・・ぐはっ!

「何が・・・・いてええ!」

振り返ればそこには悪魔?がいた。あ、これやばい奴や。

そして、その悪魔?の後ろには吹き飛ばされて、ほとんど動いていない4人の姿があったよ・・・・

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