45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第52話 暁団ホイホイ

さて、どうすっかなあ。あ、2人とも、おっさん、複数の事に集中できないから、護衛よろしく!」

「わかった」

「任せてよね!」


・・・・さて、上手くいくかな・・・・


おっさんなあ、風車の周りに罠を仕掛けたんだよね。しかもある程度法則のある設置の仕方でね。

で、おっさんのいる場所の付近は違う法則になってるんだよね。

なので、法則見つけてもおっさんの近くだと引っかかるんだよ。まあ、上手くいけばだけど。

「おい、気をつけろよ!奴が戻ってきたらしく、しかもあの焼け焦げた地面の下にお宝埋めてたからって掘りかえしに来るらしいからよ。」

「お、じゃあそのお宝もいただきっすね!」

「おい、油断するな!奴は俺らの知らんスキルもちのはずだ!」

・・・・おっさんのスキルまでは知らないんだな。きっとあのスキル大臣とかいうのはスキル奪っても確認してなかったんだろう。表示パネル見てる様子もなかったしな。

「よくわからないがあの棒の先で回ってるやつ、あの付近に隠してたって聞いたぞ!」

「うーん、何か話が違うっすねえ。まあ、噂話っすから多少外れたのを聞かされちゃったんすかね。」

・・・・噂話上手く広めてくれたんだな。あとは暁団・・・・5人が罠に引っかかってくれるのを願うのみだな。お、そろそろ最初の罠の上を通過するな!


「ううぉ!がー」

「おい、ガーガル!どこ行った?」

「おいおい、かくれんぼは無しだぜ!」

カサカサカサカカサ

カサカサカサカサカサカサ

カサカサカサカサカサカサカサカサ

「げ!Gだ!」

「おい、あれって話に聞いてたGか?やっぱりスキルでってぎゃー」


おお慌ててるな。よし、上手い事風車に行ったぞ。

じゃあおっさんは落ちたやつ回収に行きますか。

お、いたいた、じゃちょっと失礼するよ!洗脳!

「あと腕こっちにね、そうそう、いい子だな、”ヨクダ タイブンゼ ルキスノ タンア”」いっちょ上がり!ちょろいん。

あ、もう寝てていいよ。おやすみ・・・・


お、またもや引っかかってるぞ!

よしよし、ちょろいん2号!で、洗脳!

あんたも腕をねっと

「ヨクダ タイブンゼ ルキスノ タンア」

はい、頂きました。寝てていいよ。


お、風車の所で独り引っかかってるな!

暁団ホイホイ調子いい!


おっさん、かなりの部分に落とし穴掘ったんよ、しかも抜け出せないやつ。

で、落とし穴は他のと繋がってるんだけど、それはおっさんが地面にありの巣みたいに通路を設けて、落とし穴側からは無理だけど、落とし穴の外側からはスライドできる出入り口を作っててね、今は引っかかった落とし穴に歩いて向かって、暁団のスキルを回収してるんだよねえ。

ちょうど3人目のを回収したんだけど、残りの2人はリーダーとサブリーダー?らしく、引っかかってくれなくってね。

「おいこら出て来い!」
「いるんだろ?出て来い!暁団のリーダが直接相手してやるからありがたく思えよ。」

あほか。直接やりあって勝ち目があるかっての。まあいい、2人なら何とかなるかな?

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