45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第50話 また暁団?

で、どうしてこうなったかという事なんだけど、店に少人数の冒険者が訪れ、おっさん達を探してたらしいけど、不在で帝都にいると伝えると、いきなりこの冒険者に襲われ、最後に火をつけられたとの事。

うーん、インダルチャンス王国の差し金か?

もう別の国に逃げたし、何か月も何もなかったから油断したけど。

「旦那さま、はやり父の差し金でしょうか?」

「わからないな。嬢ちゃん、もっと詳しくわかる?」

「えっとね、エノーラはすぐに冒険者ギルドに依頼を出すのと問い合わせをしてくれていて、どうやら暁団という元A級冒険者グループが犯行を行ったみたい。シラカワ様は暁団ってわかる?あたいも聞いた事はあるけれど、評判は悪かったよ、確かね。」

「ここにに来る前にそう言えばひと悶着あったな、確か。すっかり忘れてたけど。」

「旦那様、また追われるのかな?もう嫌だよ、逃げるのって。」

うん、香苗ちゃん、おっさんも逃げるの嫌だよ。

「でね、その暁団ってこっちに来る直前から手が付けられなくなっちゃって、最近は冒険者ギルドが資格をはく奪しちゃってるんだよね。で、エノーラが依頼を出すまでもなく暁団の討伐依頼はギルドから直接出ててね、噂ではS級冒険者やS級グループも動いてくれてるらしくって。だって相手は性格や態度が悪くてもA級だからね、普通の冒険者では返り討ちにあっちゃうだけなんだよね。」


あいつら、そうたいした様には見えなかったんだけどな。よりにもよって苦労して作ったおっさんの夢の城を城跡にしやがって。許せんなあ。

「そいつら殺しちゃってもいいんだろ?」

「え、えーあたい、流石にシラカワ様では無理なんじゃないかって思うんだけど。」

「奴らは一度追い返した事があるから、実力はわかってるんだよ。だから、もう二度と悪さをできないようにしてやる必要があるんじゃないかと思ってな。」

「あ、あんまり過激な事はしないでね?あたい、こう見えても争いって嫌いだからさ。」


そうだ、まずは仲間を集めないとな。

あの護衛をしてくれた美女2人あの2人ならいけるだろう。他のメンバーは、護衛として雇うか。

あーおっさん何を言ってるんだ。もうあのグループが来てくれるのを前提にしてるじゃないか。

ちょっと冷静に考えよう。


・・・・
・・・
・・


おっさん達は冒険者ギルドへ向かい、護衛をグループを指名したうえで依頼を出した。

夕方には依頼を受けるとの返事が来て、早速、作業場に集まってもらい、事情を説明し、対応をする事になった。


「さあ、狩りの時間だ!」

もうおっさん、逃げるの嫌だからね。

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