45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第29話 おっさん、街に風呂を作る

・・・・ようやく街に着いた。

幸い馬車にダメージがなく、暗くなる前にたどり着いた。

どうやらあの暁団とかいう痛いパーティのホームであるらしく、冒険者ギルドで苦情を伝えた所、ここのギルドマスターに謝られちゃったよ。

なんだかんだ言って高ランクパーティが街にいてくれるのは貴重で、少々人格に問題がある人でも目をつむっているようで。

しかし、流石に今回は何らかのペナルティがあるだろうと。

御者からも連絡があり、おっさん達が朝出発した街にもう一台の馬車が到着、早速冒険者ギルドに苦情が届いたらしい。

離れてるのにもう情報知ってるって、何らかの通信装置があるんかいな?


早速グリフォンとゴブリンの買取をしてもらったら、ゴブリンは1匹金貨1枚、グリフォンに関してはなんと!金貨1000枚で買い取ってくれる事に。すげー!

こんな大金大丈夫なのか聞いたら、素材を欲しがってる連中が多いらしく、明日には回収できるらしい。何に使うんだろうね。

臨時収入があったから、早速宿でパーティメンバーと分ける事に。

おっさんの魔法がなかったら討伐できなかったからこんなに要らないとか言ってるけど、ここは全員で倒したんだからと15人いるから1人金貨68枚きっちり渡したよ。

みんなこんな大金見たことない!って喜んでたな。

パーティランクも上がっちゃたけど、おっさんあんまり気にしてないんだよね。2つのパーティはすごい驚いて喜んでたみたいだけど。

CからBとか、ランクアップするのは何年もかかるみたいだから。まあ、身の丈に合ったランクじゃないと早死にしちゃうから気を引き締めてもらわないとね。


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おっさん、試しに空き地で風呂を作成したらできちゃったよ。

土魔法に速乾性のセメント使って湯舟を作り、水魔術で水投入、火魔術でお湯沸かし。

勢いで2つ作っちゃったから、男女それぞれ気兼ねなく浸かれたよ。流石にモンスターの血とかついてるし、自分のもだけど。


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石鹸、シャンプー、リンス、女性陣喜んでたな。ついでに下着もプレゼントしちゃったよ。

夫婦の人は夜ハッスルしすぎないようにねと釘を刺しといたけど。

え?ハッスルって何って?

プロレスごっこでもするんじゃない?

おっさんも最近ご無沙汰だからなあ。そろそろ発散したい・・・・



部屋で落ち着いた所でおっさんの緊張が切れちゃったよ。いやーお恥ずかしい。この年でギャン泣きしちゃったよ。

優しいメーネアちゃんと香苗ちゃんが抱きしめてくれて慰めてくれたよ。しまいには3人で泣いちゃったけど。


・・・・
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この後は何事もなくインダルチャンス王国とセアリアス帝国の国境付近の最後の街に無事到着した時は安心したね、おっさん。
てっきりインダルチャンス王国から追手が来ると思ってたんだけど、全く気配がないから拍子抜けだよ。



おっさん達が城を脱出した後、Gまみれになった后と国王が1週間ほど寝込んでしまい、おっさん達を取り返す命令を出していなかったという事実を、おっさんパーティのメンバーは知らなかった・・・・


グリフォンを討伐した後にたどり着いた街に、いつの間にやら公共の風呂場ができていたと、おっさん達はずいぶんと後に知る事になる。

おっさん、ちゃんと排水設備も作ったし、簡易シャワーも作っちゃったからなあ。後から気が付いたら川の近くだったりして、しかも面倒だからそのままにしちゃったし・・・・てへぺろ

          

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