45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしい

第19話 3人で行き先を相談する

・・・・そういえばメーネアちゃんが言ってた中で、15歳ってのがあったけど、

ひょっとして、スキルってスキル取得の条件ってその対象を15年しないと獲得できないとかじゃない?

なら納得できるんだよね。

おっさんの乗っている電車は通勤、通学共にいい時間の電車だから、高校生や、私立の小学生も乗ってるんだよね。

高校生とかだと実質スキル取得ができていないから、おっさんが腕輪で獲得したスキルが少な目なのも納得なんだよなあ。このあたりはおいおい考えてこうかな。

で、どこに逃げようか?とにかくこの国を脱出したいけど、大きさとかわからんしなあ。

「なあメーネアちゃん、今後はこの国を脱出しようと思ってるけど、メーネアちゃんはおっさんに付いてくる?」

「何処までもご一緒いたしますわ!」

・・・・うわ!即答!しかも当たり前のような感じで。

「香苗ちゃんはどうする?」

「私も一緒に行きます。まさかここで見殺しにはしないですよね?白河さん?」

「そんな寝覚めの悪い事はしないよ。じゃあ、二人ともおっさんと共にまずは国外脱出目指そう!」

「「はい!」」





・・・・うわ、めっちゃ頼られた感半端ないな。

「メーネアちゃん、おっさんはこの異世界何も知らないんだけど、隣の国にはどのぐらい距離あるの?」

「そうですね、馬車で10日ほどの所に国境があると思いますわ。」

「10日か・・・・で、国を出るのにはどうしたらいいの?」

「国境付近に関所がありますので、理由を兵士に伝えれば通してもらえると思いますわ。」

「うーん、そうなるわな。それは国境に近付いたら考えようか。」

「わかりましたわ。ところでシラカワさま、どの国に向かわれますか?」

「おっさん全く分からないからメーネアちゃんが決めてほしいな。」

「それでは、この国との関係が良好なセアリアス帝国はいかがでしょう?聡明な皇帝の元、民度も高く、平和な国と認識していますわ。」

「おっさん判断する情報がないから、その国を目指してみよう!」







こうしてセアリアス帝国を目指すことになったのであった。

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