え?ボクが英雄?
第110話 会うのはもう少し先にしてもらいました。
「僕が学院を卒業するまで、会いません!」
もう、それはもうはっきりと、言い切りました。
「ええ?父もおじいさまも、もううそれはヘルトルーデと会うのを楽しみにしてるのに。」
「え?そうなの?」
「そうなんだよ。僕が選んだ女性だからね。ぜひともって。あ、一番はお母様かな?」
「フィンのお母様?」
「そうだよ。ぜひ会って欲しいな。」
・・・・フィンのお母様か・・・どんな人なのかな?
会ってみたいかも?あ、でもでも・・・・卒業までは会わないぞ?
フィンはここで大人しく引き下がった。
実は・・・・大いに脈あり、と感じたからだ。
恐らくヘルトルーデに、命令すれば会うだろうけど、それでは駄目だし、かといって自ら会いに・・・はあまり期待ができない。
なら、一寸回り道?女性は女性同士?と。
で、母の事を話したら、今までと反応が違った。
これは・・・いける!
だけど焦りは禁物。
あ、それもいいけど、店でばったりとか・・・・はどうだろう・・・・
下手に構えてるより、いいかも。
色々考えるフィンセント王子だった・・・・
・・・・
・・・
・・
・
・・・・うーん・・・・少しは女の子っぽい服装にした方がいいのかな?
ちょっとカトレインに相談しようかな?
「ねえねえカトレイン?今いいかな?」
「いいよ!何かな?」
「うん・・・実はね・・・・」
僕は女の子っぽい服を持っていない事、フィンと婚約したのだから、少しは女性らしい姿になった方がいいのじゃないかな?と感じている事を話したんだ。
すると・・・・
「じゃあ!一度お店に見に行ってみましょ?ファネッサやヒルメルトもきっと喜んで一緒に来ると思うわ。」
王族の女の子たちは、仲が良くて、年上年下、側室の子供とか正室の子供とか関係なく、皆呼び捨てで名前で呼んでいる。
「お・・・・お手柔らかにお願いします・・・・」
「ふふふ!ヘルト卿・・・じゃない!ヘルトルーデ嬢にお願いされちゃった!どのお店に行こうかな・・・・?」
・・・・あれれ?思ったより乗り気?
もしかして一寸見に行くだけじゃなく、大々的に買っちゃおうとか考えてる?
・・・・こんなちんちくりんの身体に似合う服なんてあるのかな?
そして・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「ヘルトルーデと約束してきたよ!服のお店に行く事にしたよ!」
カトレインはフィンセント王子に報告をしに行った。
「へえ・・・・誰か服を買うのかい?」
「勿論ヘルトルーデよ!」
「どの店に、いつ行くかは決めてる?」
「えっと・・・そこまでは・・・」
「じゃあ僕が決めてもいいかな?場所と日時が分かっていれば、お母様も連れてこれるしね。」
もう、それはもうはっきりと、言い切りました。
「ええ?父もおじいさまも、もううそれはヘルトルーデと会うのを楽しみにしてるのに。」
「え?そうなの?」
「そうなんだよ。僕が選んだ女性だからね。ぜひともって。あ、一番はお母様かな?」
「フィンのお母様?」
「そうだよ。ぜひ会って欲しいな。」
・・・・フィンのお母様か・・・どんな人なのかな?
会ってみたいかも?あ、でもでも・・・・卒業までは会わないぞ?
フィンはここで大人しく引き下がった。
実は・・・・大いに脈あり、と感じたからだ。
恐らくヘルトルーデに、命令すれば会うだろうけど、それでは駄目だし、かといって自ら会いに・・・はあまり期待ができない。
なら、一寸回り道?女性は女性同士?と。
で、母の事を話したら、今までと反応が違った。
これは・・・いける!
だけど焦りは禁物。
あ、それもいいけど、店でばったりとか・・・・はどうだろう・・・・
下手に構えてるより、いいかも。
色々考えるフィンセント王子だった・・・・
・・・・
・・・
・・
・
・・・・うーん・・・・少しは女の子っぽい服装にした方がいいのかな?
ちょっとカトレインに相談しようかな?
「ねえねえカトレイン?今いいかな?」
「いいよ!何かな?」
「うん・・・実はね・・・・」
僕は女の子っぽい服を持っていない事、フィンと婚約したのだから、少しは女性らしい姿になった方がいいのじゃないかな?と感じている事を話したんだ。
すると・・・・
「じゃあ!一度お店に見に行ってみましょ?ファネッサやヒルメルトもきっと喜んで一緒に来ると思うわ。」
王族の女の子たちは、仲が良くて、年上年下、側室の子供とか正室の子供とか関係なく、皆呼び捨てで名前で呼んでいる。
「お・・・・お手柔らかにお願いします・・・・」
「ふふふ!ヘルト卿・・・じゃない!ヘルトルーデ嬢にお願いされちゃった!どのお店に行こうかな・・・・?」
・・・・あれれ?思ったより乗り気?
もしかして一寸見に行くだけじゃなく、大々的に買っちゃおうとか考えてる?
・・・・こんなちんちくりんの身体に似合う服なんてあるのかな?
そして・・・・
・・・・
・・・
・・
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「ヘルトルーデと約束してきたよ!服のお店に行く事にしたよ!」
カトレインはフィンセント王子に報告をしに行った。
「へえ・・・・誰か服を買うのかい?」
「勿論ヘルトルーデよ!」
「どの店に、いつ行くかは決めてる?」
「えっと・・・そこまでは・・・」
「じゃあ僕が決めてもいいかな?場所と日時が分かっていれば、お母様も連れてこれるしね。」
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