第74話　日頃は、生産系の勉強を

僕は今、授業で、何かを生産するのに必要な知識を勉強中。

生産と言っても、魔法で作る場合、材料にしても、僕達魔法を扱う人は、力がない人が殆どだから、木、一つとっても、道具で切らないで、風魔法か、水魔法で切断する。

その魔法を教えて貰ってる。

風魔法なら、空気、そう、”かまいたち”みたいな、風で切っていく。
水魔法なら、水を高圧にして木にぶつけるか、凄く勢いのある、細いのにしてそれで気を切っていく、カッターみたい
その2通りがあって、実践中。

しかもこの魔法は、武器にもなるから、扱いは慎重。

そして、次に、回復魔法。僕の回復のさせ方は、効率が悪いから、きちんと学んだ方がいいだろうって、教えてくれてる。

僕の今までの基本は、目を瞑って、瞑想みたいにして、祈る様にしてたけど、回復魔法の場合、治療したい場所に手をかざし、そこに魔素を注入するんだって。

魔素の前に、魔力を魔素の変換しないといけないけど、これは慣れで、慣れれば無意識にできるようになるから、練習あるのみって言われちゃった。

こういう事を1カ月近くやったけど、疲れる。

だけど、練習した甲斐があったのか、今ではスムーズに回復魔法が使える。
この後は、範囲回復だって言われて。
何それと思ったんだけど、個人ではなく、一度に沢山の人の回復をするんだって。

集団戦や、戦争で有効だって。

僕にはあまり必要ないかもと思ったけど、ここは王国の学院。こういった人材は必ず必要だから、一応受けておいて、だって。

まあ、パーティメンバーが一度に治療の必要性があった場合を考えたら、知っておいた方がいいのかな？

こちらは、どちらかと言えば、今まで僕が行ってきた魔法の扱いに近かったので、案外早く習得できて。

このおかげで違う魔法も覚えていったんだ。

魔法って一言で言えないほど、奥が深い。
単純に攻撃魔法とか、一言で言っても、火での魔法なのか、土魔法で、岩を落下させるとか、色々。

同じ土魔法でも、壁を作ったりと、攻撃魔法以外でも使い方は色々あって、学べば学ぶほど、魔法にのめりこんでしまう。

だけど、気をつけないといけないのが、魔力切れ。
使いすぎると、気分が悪くなり、魔力切れになると、意識を失っちゃう。
もし、目の前に魔物がいたら、その時点で仲間のお荷物。単独だったら、きっと死んでしまうだろう。

なので、魔法を使う場合、常に自分の限界を把握し、限界以内で魔法を使う必要がある。

魔法って、なかなか難しいね。