え?ボクが英雄?
第71話 5層のボス部屋で、期待しないで下さい・・・・
今僕達合同パーティは、5層のボス部屋の前に居る。
何故か僕とフェンを、凄きタイのまなざしで見て売るんだ、特にヘルブラント王子が。
「さあフェン、ドアを開けたまえ。」
「ええ!だってマスターから開けるなって言われてるだよ。だから開けないよ!」
よしよし偉いぞフェン。
ちゃんと言いつけを護ってるじゃない?
「まあそう言わずに、ヘルト卿、君からもフェンにドアを開けるように言ってくれたまえ。」
「え?嫌ですけど?」
「な・・・何故だ・・・・フィンはドラゴンスレイヤーの称号を持っておるのに、王太子の嫡男たる我が持っておらぬのは、おかしいだろう?ヘルト卿もそう思うだろう?」
いえ全く思いません。実力で称号得て下さいね。
「はあ・・・ヘルブラント様、またそうやって我が儘を・・・・」
ヒルメルトさんがそう王子さまに呆れた感じで言ってる。あ、そうそう、ヒルメルトさんは、実のお兄様なのに、名前を、しかも様付けで呼んでいる。どうやらヒルメルトさんのお母様が、側室みたいで、正室の子供には様付けで呼んでるみたい。
「そうよお兄様。ヘルトが困っちゃってるじゃない!」
スパッとまた音がする。
「ファネッサ、痛いじゃないか。それ中々効くんだぞ?」
そして、あ、王子さまがこっそりフェンに何か言ってる。
「え?本当?フェン頑張る!」
あ、これや・・・・そう思ったけど、フェンの足にかなう訳もなく。
「ド・ラ・ゴ・ン・のお肉!」
そう叫びながら、ドアに突進するフェン。
「フェン駄目!」
遅かった・・・・フェンったら、きっと王子さまにドラゴンのお肉が食べれるぞとか言われたんだろう。独り占めしてもいいぞとか。
ドラゴンが出るとは限らないけど。
「ああ、やっちゃったかい。仕方がないね。さあ、バカやってないで行くよ?ドラゴンだったら、ブレスが危ないから、、各々備えるようにね。」
フィンが仕切ってくれる。
「ふん、フィンよ、我は最初からドラゴンと決めておったのだ。準は万端ぞ?」
あ、最初からそのつもりだったんだ。
まあ、男の子だったら、ドラゴンとかに憧れる・・・・のかな?
「うん?僕は別にそう言うのないよ?さあ行こうじゃないかヘルト。ヘルトのアイテムが無いと、我々は消し炭だからね。」
準備万端じゃなかったのかな?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結局この前のダンジョンのパターン宜しく、ドラゴンでした。そして、僕のアイテムで皆を護りつつ、フェンが相変わらず
「にっくきお肉に肉球攻撃!」
とかいいながら、盛大にパンチしてた・・・・って人化してたら肉球無いのでは?
とどめの前に、みんなに少しずつチクチクやってもらい、さいっごに首を落とし、完了。
見ると・・・え?王子さまが号泣してる。
ちょっと王子様、こんな所で泣いちゃあ駄目だよ!
こうして王子さま御一行?は見事ドラゴンスレイヤーになりました・・・・
あ、今回付き添ってくれた冒険者は・・・また”紅い霧”のメンバーでした。
「おうおう!これで俺っちも晴れてドラゴンスレイヤーだぜ!お、ヘルトっち、またこんど別のメンバーにも頼むぜ!」
凄く興奮してるけど、この人”紅い霧”のリーダさんだからね。名前なんて言ったっけ?リキャルドさんだっけ?
後で「すまんヘルト卿、つい興奮してしまってな・・・・忘れてくれるとありがたい・・・・特にロヴィーサには言わないでくれないか?」
あれ?もしかしてリーダさん、ロヴィーサさんに気があるのかな?
何故か僕とフェンを、凄きタイのまなざしで見て売るんだ、特にヘルブラント王子が。
「さあフェン、ドアを開けたまえ。」
「ええ!だってマスターから開けるなって言われてるだよ。だから開けないよ!」
よしよし偉いぞフェン。
ちゃんと言いつけを護ってるじゃない?
「まあそう言わずに、ヘルト卿、君からもフェンにドアを開けるように言ってくれたまえ。」
「え?嫌ですけど?」
「な・・・何故だ・・・・フィンはドラゴンスレイヤーの称号を持っておるのに、王太子の嫡男たる我が持っておらぬのは、おかしいだろう?ヘルト卿もそう思うだろう?」
いえ全く思いません。実力で称号得て下さいね。
「はあ・・・ヘルブラント様、またそうやって我が儘を・・・・」
ヒルメルトさんがそう王子さまに呆れた感じで言ってる。あ、そうそう、ヒルメルトさんは、実のお兄様なのに、名前を、しかも様付けで呼んでいる。どうやらヒルメルトさんのお母様が、側室みたいで、正室の子供には様付けで呼んでるみたい。
「そうよお兄様。ヘルトが困っちゃってるじゃない!」
スパッとまた音がする。
「ファネッサ、痛いじゃないか。それ中々効くんだぞ?」
そして、あ、王子さまがこっそりフェンに何か言ってる。
「え?本当?フェン頑張る!」
あ、これや・・・・そう思ったけど、フェンの足にかなう訳もなく。
「ド・ラ・ゴ・ン・のお肉!」
そう叫びながら、ドアに突進するフェン。
「フェン駄目!」
遅かった・・・・フェンったら、きっと王子さまにドラゴンのお肉が食べれるぞとか言われたんだろう。独り占めしてもいいぞとか。
ドラゴンが出るとは限らないけど。
「ああ、やっちゃったかい。仕方がないね。さあ、バカやってないで行くよ?ドラゴンだったら、ブレスが危ないから、、各々備えるようにね。」
フィンが仕切ってくれる。
「ふん、フィンよ、我は最初からドラゴンと決めておったのだ。準は万端ぞ?」
あ、最初からそのつもりだったんだ。
まあ、男の子だったら、ドラゴンとかに憧れる・・・・のかな?
「うん?僕は別にそう言うのないよ?さあ行こうじゃないかヘルト。ヘルトのアイテムが無いと、我々は消し炭だからね。」
準備万端じゃなかったのかな?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結局この前のダンジョンのパターン宜しく、ドラゴンでした。そして、僕のアイテムで皆を護りつつ、フェンが相変わらず
「にっくきお肉に肉球攻撃!」
とかいいながら、盛大にパンチしてた・・・・って人化してたら肉球無いのでは?
とどめの前に、みんなに少しずつチクチクやってもらい、さいっごに首を落とし、完了。
見ると・・・え?王子さまが号泣してる。
ちょっと王子様、こんな所で泣いちゃあ駄目だよ!
こうして王子さま御一行?は見事ドラゴンスレイヤーになりました・・・・
あ、今回付き添ってくれた冒険者は・・・また”紅い霧”のメンバーでした。
「おうおう!これで俺っちも晴れてドラゴンスレイヤーだぜ!お、ヘルトっち、またこんど別のメンバーにも頼むぜ!」
凄く興奮してるけど、この人”紅い霧”のリーダさんだからね。名前なんて言ったっけ?リキャルドさんだっけ?
後で「すまんヘルト卿、つい興奮してしまってな・・・・忘れてくれるとありがたい・・・・特にロヴィーサには言わないでくれないか?」
あれ?もしかしてリーダさん、ロヴィーサさんに気があるのかな?
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