え?ボクが英雄?

よっしい

第40話 特別な職業

僕は何とかフェンのお部屋を用意して、広々としたお部屋に仕立て上げ・・・・たよ?

「ねえマスター、どうすんのこれ?」

その・・・・・へへへ・・・・ごめんなさい・・・・。

何故かもそ凄い広さになっちゃって。

お家の地下にあるんだけど、えっと、その、全力疾走しても5分ぐらいかかる?

どうしてこうなっちゃったんだろう?何か間違えちゃった?

「こんな広いお部屋いらないや。今まで通りマスターと一緒に寝る!」

はい、もふもふさんは僕と一緒に、今後も寝る事になりました。


どうにも魔法?が上手く扱えないから、一度アングルホザさんだけではなくって、街で誰かに聞いてみた方ががいいのかな?って思えて、リリアナさん達に聞いてみる事にしたんだけど。

「リリアナさん おひさしぶりです。」

「あらヘルト?何だか大分上手く喋れるようになった?」

「はい。がんばりました。」

どう?僕上手に喋れるようになったでしょ?努力の結晶?


「何か用だったのかな?」

「まほう、つかいたいので、だれかいいひといませんか?」

「えっと、その、ははは、私達のパーティ、魔法使えるメンバーいないの。ごめんね、力になれなくて。あ、でも冒険者ギルドで相談したらどうかな?」

「わかりました。リリアナさん ありがとう。」

まだ少し喋るのに時間がかかるけど、ずいぶんよくなった手ごたえがね。


そして今、ギルドの受付のお姉さんと対面中。

「まあまあお久しぶり!相変わらずかわいい顔ね!まるで女の子みたい!あらやだ御免ね、気にしてたかしら?もしかして。」

一寸傷つくよお姉さん。そんな言われ方。


「きにしてません  まほう つかうのに  どうしたらいいか  そうだんしたいです。」

僕がそう聞いてみると、受付のお姉さんが驚いた顔をした。何かおかしな事言ったかな?

「ええ!えっとヘルトさん魔法使えるんですか?」

あれ?おかしいなあ?普通の人は使えないのかな?

「ちょっとだけ、つかえます。」


「えええ?本当に?驚き。まさか魔法を使う人がこの街に居るなんて。しかもヘルトさんテイマーでしょ?」

あれ?魔法使える人ってそんなにいないのかな?

「魔法を使う素質のある人は沢山いるのよ?だけどね、よほど良い師匠に巡り合うか、いいアイテムを手に入れるか、元々の才能がとてつもないとか、そういった条件が必要かなあ。で、ちょっと調べてもいいかな?」

僕の職業を、候補?調べてくれるみたい。


「はい、カード。えっと?何かなこれ?触媒師?」

えっと何かな触媒師って。

触媒師  アイテムを触媒とし、魔法を行使し、またはアイテムをよりよく使用、利用する職業。

え?もしかして僕はこの触媒師っていう職業なの?

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