え?ボクが英雄?

よっしい

第15話 冒険者の救助

結局何をしてるんだろう、僕は・・・・
つい助けてしまった・・・・


そうそう、この場で回復してる間に、どうやら先ほどの場所に宝箱があったみたいで、中身を持ってきてくれて、僕に渡してくれた。
ショートソードと短剣、矢が矢筒と共に20本ぐらい。
今までの矢筒があまりいい物じゃなかったので、遠慮なく受け取る。

あ、結局2人は、意識を取り戻し、怪我は回復したみたいだけど、自力で歩くのは難しいみたいで。
結局さっきの要領で連れ帰る事に。
はあ・・・・何やってるんだろう。

その前に、冒険者の1人・・・・冒険者かな?がもう1人と共に僕に近づいてきて・・・・もう1人は先ほど腕がくっついた人。
まじまじと僕の顔、頭、などを見てくる。
思わず僕も見返したんだけど・・・・えっと・・・・他の冒険者も髪の毛の色とか肌の色とかまちまち・・・・
今目の前にいる人は、金髪、青い目をしてる。
もう1人は赤毛で褐色の肌。

で、他の人も見るけど、それぞれ髪の毛の色が違う。
今まで気にしてなかったけど・・・・僕のような黒髪黒目の人がいない。
肌も・・・・薄い土色というのか、まあ似た肌の色の人はいるようだけど。

どうやらこの黒い髪の毛が目立つみたいで、何やら喋りながら指さしてくる。
うーん・・・分からない・・・・

そうしてると、何やらカバンから布を出し、渡してくる。どうやら頭に巻けという事みたい。
した事ないので、頭を差し出すと、その冒険者は、いやな顔をせず巻いてくれた。

このまま何事もなく移動を開始。
どうやらさっきの場所に戻るようで、何事もなく戻れた・・・・
途中の複数の冒険者がいる場所は、往復共にスルー。

魔物に遭遇する事なく戻ると、やはり魔法陣が現れてた。
ここを踏めという事らしい。

・・・・
・・・
・・


再び外に。またあの岩だ。
そして・・・・道に向かってるようだ。
どんどんダンジョンから離れてく。

数時間歩くと、街が見えてきた。
どうやらこのダンジョンを利用する冒険者は、この街からやってくるみたい。
僕が来た事のない場所だ・・・・あの襲ってきた冒険者はいないよな・・・・?そう思いつつ一緒に街に入る事に。

街の入り口で、どうやらカードを見せる必要があるみたいで、僕は念の為に常に持ち歩いてるカードを見せる。
何事もなく通過。

そして・・・・どうやら寺院?ちょっと違うかな?に入ってく。
どうやら動けなくなってる2人をここで治療するみたい。
何やらここの人と話すリーダー?さん。

そして何か渡してる。
暫くして何やら偉そうな人が現れ、2人に何か杖をかざしてる。
途中でビクッとする2人。
暫くして、自力で起き上がってくる。

凄い・・・・魔法なのかな?
あれだけおぶさってたのだけれど、どうやら2人は意識を取り戻したのか、自力で歩く事が可能になってた。よかった・・・・流石に軽そうな女性だったけど、人1人背負って歩くのは中々きつかったから。

この後・・・・えっと・・・・以前に来た事がある場所によく似た建物に連れてかれる。
多分、以前僕が連れてかれた場所と同じ組織なのだろう。

リーダーさんがカードを受け付けかな?に出して、カバンから色々な素材かな?を取り出してる。
ここで引き取ってくれるのだろうか?

そしてどうやら終わったようで、リーダーさん?が僕に同じようにするように促してくる。
僕もカードを出すけど・・・・何やらおかしい。
受付の人が慌ててる。
身振りで待つよう?にして、奥に消えていった・・・・。

暫くして戻ってきて、頭を下げてくる。何だったのだろうか?
そして・・・・何事もなかったかのように、僕に身振りでカバンからアイテムを出すようにアピールしてる。

そういえば色々あったっけ?

貰った角やら、使わない武器を取り出していく。
そう言えば不思議なカバンだな?どうやったらこんな剣が入るのか?
思ったよりカバンも重くないし・・・・こんな事なら以前捨てた鎧とか持ってきたらよかったな。きっと入っただろう。

宝石やら石を出していく。
多いので、驚く感じの受付の人。そして、一緒に来た冒険者の人も驚いたような顔をする。
何がそんなに驚いてるのかな?

数だろうか?
街を追われてから、一度も人のいる場所に行かなかったからな・・・・

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