完璧な辺境伯のお父様が大好きな令嬢は、今日も鈍感
15、お父様の仕事場へ(後)
お父様から睨まれた騎士達はすぐに自分たちが鍛錬する場所に向かった。
「お父様は普段この時間は、何をしているの?」
「王城にきたら昨日のうちにいつの間にかできている仕事を終わらすんだ」
「じゃあお父様は王城にいる間鍛錬はいつするの?」
「基本できないことが多いが、早めに仕事が終われば帰る前にやっている。大体、月に4、5回だが…」
なんと!お父様は、私よりも鍛錬していないなんて!!
驚いたまま口が開きっぱなしの私をみて「どうかしたのか」と聞いたお父様に何も言えずただただ首をふった。
「団長室に行くぞ!」
そういって、お父様は私の手を握って歩き出した。
「ここ??」
奥の扉を開けると広い1人部屋があったがお父様は「違う、ここは副団長のジェファーソンの部屋だ」という。
ジェファーソンとはアダムス・ジャファーソン子爵という幼い頃からお父様と仲が良い人で今はうちの騎士団の副団長をしている。
「ジェフおじさんの部屋ならお父様の部屋はどこ?」
と聞くとお父様はニヤッと笑い、部屋の奥にあるドアを開けた。
「わぁ!!」
思わず声が出た。
ジェフおじさんの部屋よりももっと広い部屋でなんだか余計なものが置かれていないとても簡素な部屋だった。それでも一つ一つの物がとても高い。それがなんだかとてもお父様らしい。
「お父様、この本棚には何があるの?」
「地図とかが多いな…あとは、各国の主要人物の顔が載っている本とかだな」
「各国の主要人物の顔…?なんで?」
「王城にきたときにすぐに誰がだれかわかったほうが国の方の騎士団と連携がとりやすいだろ?」
「団長!」
「なんだ?」
お父様と話していたらジフおじさんがきて、お父様と何やらヒソヒソと話すと「エリー、この辺をウロウロしていろ」と言ってジフおじさんとどこかへ行ってしまった。
「ライマのところへでも行くか…」
小さく呟いて鍛錬をしているであろうライマの元へ向かった。
ーーーーーーーー
騎士団の声が聞こえた方へ向かってきたはずなのに知らない人しかいないんですけど??
木陰に隠れながら、絶賛迷子になっていると
「君はここで何をしているの?」
「へ!え!キャッ!!誰??」
急に後ろから声が聞こえてきて思わず声を上げると金髪の髪をした男の子がいた。
「お父様は普段この時間は、何をしているの?」
「王城にきたら昨日のうちにいつの間にかできている仕事を終わらすんだ」
「じゃあお父様は王城にいる間鍛錬はいつするの?」
「基本できないことが多いが、早めに仕事が終われば帰る前にやっている。大体、月に4、5回だが…」
なんと!お父様は、私よりも鍛錬していないなんて!!
驚いたまま口が開きっぱなしの私をみて「どうかしたのか」と聞いたお父様に何も言えずただただ首をふった。
「団長室に行くぞ!」
そういって、お父様は私の手を握って歩き出した。
「ここ??」
奥の扉を開けると広い1人部屋があったがお父様は「違う、ここは副団長のジェファーソンの部屋だ」という。
ジェファーソンとはアダムス・ジャファーソン子爵という幼い頃からお父様と仲が良い人で今はうちの騎士団の副団長をしている。
「ジェフおじさんの部屋ならお父様の部屋はどこ?」
と聞くとお父様はニヤッと笑い、部屋の奥にあるドアを開けた。
「わぁ!!」
思わず声が出た。
ジェフおじさんの部屋よりももっと広い部屋でなんだか余計なものが置かれていないとても簡素な部屋だった。それでも一つ一つの物がとても高い。それがなんだかとてもお父様らしい。
「お父様、この本棚には何があるの?」
「地図とかが多いな…あとは、各国の主要人物の顔が載っている本とかだな」
「各国の主要人物の顔…?なんで?」
「王城にきたときにすぐに誰がだれかわかったほうが国の方の騎士団と連携がとりやすいだろ?」
「団長!」
「なんだ?」
お父様と話していたらジフおじさんがきて、お父様と何やらヒソヒソと話すと「エリー、この辺をウロウロしていろ」と言ってジフおじさんとどこかへ行ってしまった。
「ライマのところへでも行くか…」
小さく呟いて鍛錬をしているであろうライマの元へ向かった。
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騎士団の声が聞こえた方へ向かってきたはずなのに知らない人しかいないんですけど??
木陰に隠れながら、絶賛迷子になっていると
「君はここで何をしているの?」
「へ!え!キャッ!!誰??」
急に後ろから声が聞こえてきて思わず声を上げると金髪の髪をした男の子がいた。
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