〜異世界で契約した従魔がEXランクの魔物達でした〜
〜幕間⑤ 魔族たちの狙い〜
...
...
 ここはイングレア王国王都のとある路地裏。
 そこに潜むのは2つの影。
 そう、そこにいた2つの影の正体は異世界やファンタジー系では良くいる魔族である。
「ねぇ、ザドキアル?」
「ん?なんだ?リース」
「デクズやクェーサから連絡が来るのってそろそろかしら?」
「そうだな。デクズはともかくクェーサは真面目だからそろそろ来るんじゃないか?」
 2人が話していると、手に持っていた通信用の魔導具が光った。
「リース、ザドキアル、聞こえるかい?」
「ええ、聞こえるわよ。クェーサ」
「ああ、聞こえてる。それで首尾は?」
「問題ないよ。伝えた作戦で行く」
「分かったわ。ところでデクズは?」
「ああ、彼ならそろそろ来るんじゃないかな?」
 クェーサがそう言うと、また通信用の魔導具が光った。
「よう!リース、ザドキアル」
「デクズか。お前は相変わらず遅れてくるんだな」
「それが俺だからな!」
「それ褒められることじゃないわよね...」
 リースは溜め息をついていた。
「それで作戦はいつ決行予定だ?」
「予定では1週間後、つまりここイングレア王国の王都で開催されている武魔法大会が終わって閉会式が行われる日ね。最高潮に盛り上がる日に襲うことでパニックになるはずよ」
「相変わらずリースは良く考えれるね」
「それはありがとうと言っておくわ。当日は貴方達も来るのよね?」
「うん、行くよ」
「たっぷり暴れてやらぁ!」
「じゃあ、作戦決行の1週間後まで大人しくしててね」
「ああ、勿論だ」
 そういうと、魔導具の光が消え2人の声は聞こえなくなった。
「いよいよか...」
「何よ。緊張してるの?」
「いや、狙っていた国が堕せると思うと武者震いがな」
「ふーん、まあいつも通り期待してるわ」
「ああ、俺もだ」
 2人の魔族は、不敵な笑みを浮かべながら消えていった。
 1週間後、イングレア王国に最大の厄災が降りかかる。
...
 ここはイングレア王国王都のとある路地裏。
 そこに潜むのは2つの影。
 そう、そこにいた2つの影の正体は異世界やファンタジー系では良くいる魔族である。
「ねぇ、ザドキアル?」
「ん?なんだ?リース」
「デクズやクェーサから連絡が来るのってそろそろかしら?」
「そうだな。デクズはともかくクェーサは真面目だからそろそろ来るんじゃないか?」
 2人が話していると、手に持っていた通信用の魔導具が光った。
「リース、ザドキアル、聞こえるかい?」
「ええ、聞こえるわよ。クェーサ」
「ああ、聞こえてる。それで首尾は?」
「問題ないよ。伝えた作戦で行く」
「分かったわ。ところでデクズは?」
「ああ、彼ならそろそろ来るんじゃないかな?」
 クェーサがそう言うと、また通信用の魔導具が光った。
「よう!リース、ザドキアル」
「デクズか。お前は相変わらず遅れてくるんだな」
「それが俺だからな!」
「それ褒められることじゃないわよね...」
 リースは溜め息をついていた。
「それで作戦はいつ決行予定だ?」
「予定では1週間後、つまりここイングレア王国の王都で開催されている武魔法大会が終わって閉会式が行われる日ね。最高潮に盛り上がる日に襲うことでパニックになるはずよ」
「相変わらずリースは良く考えれるね」
「それはありがとうと言っておくわ。当日は貴方達も来るのよね?」
「うん、行くよ」
「たっぷり暴れてやらぁ!」
「じゃあ、作戦決行の1週間後まで大人しくしててね」
「ああ、勿論だ」
 そういうと、魔導具の光が消え2人の声は聞こえなくなった。
「いよいよか...」
「何よ。緊張してるの?」
「いや、狙っていた国が堕せると思うと武者震いがな」
「ふーん、まあいつも通り期待してるわ」
「ああ、俺もだ」
 2人の魔族は、不敵な笑みを浮かべながら消えていった。
 1週間後、イングレア王国に最大の厄災が降りかかる。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
89
-
-
104
-
-
4112
-
-
63
-
-
238
-
-
124
-
-
1359
-
-
4
-
-
140
コメント