【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
1216話 聞き捨てならない
俺は雪月花の三姉妹から、事情を聞き出した。
途中で『くやしく説明』事件が発生したものの、大きな問題はない。
「――というわけなのよ」
「ふむ。神宮寺家がそれほどの名家だったとはな……」
俺の脳内で、月たちのプロフィールが更新された。
彼女たちは良いところのお嬢様だったらしい。
「事情は分かった。ざっくりとだけどな」
「……分かってもらえてよかったわ」
俺の反応を見て、月が安堵した表情を浮かべる。
だが、ここで終わらないのが俺だ。
俺は畳みかけるように問いかける。
「それで? どうして逃亡先にサザリアナ王国を選んだんだ? 確かに、地理的には第一候補になるだろうが……。その他にも、たくさん候補はあったはずだ」
「この世で最も愚かな質問の1つね、ハイブリッジ男爵。サザリアナ王国は平和だし、王侯貴族から平民に至るまで善良な者が多いわ。未熟だった私たちが力を付けるのに、最適な場所だと判断したのよ、もちろん、地理的な要素も大きいけどね」
俺の質問をバッサリ切り捨てる月。
彼女は続けて言った。
「それに……。私たち3人なら、どこでもやっていけるわ!」
「そ、そうか。それは頼もしいな」
月の謎の自信に押されつつも、俺は素直に感心する。
確かに彼女の言う通りだ。
Cランクパーティ『雪月花』の実力は高い。
もちろんかつては未熟な点もあっただろう。
だが、三姉妹ならではの連携力や信頼関係は、彼女たちが強くなるのに一役買ったに違いない。
「まだ説明しきれていないこともあるけど、また後にしましょう。それより……」
「それより?」
「今はそっちの件よ。あなたは、どうしてヤマト連邦に向かおうと思ったの?」
月が俺を見て言う。
Cランクパーティの彼女たちだが、さすがにそこまでの情報収集能力はなかったようだな。
「ふむ……。正直に言おうか」
俺の目的と言えば、1つしかない。
いや、正確に言えば副次的な目的はたくさんあるが……。
大元の行動原理は1つである。
彼女たちは信頼しても良い相手だ。
俺は包み隠さず話すことにした。
「女さ!! 女性さえいれば、俺は幸せだからな! ネルエラ陛下からの指令を達成して、俺は全てを手に入れる! でかい胸! 小さい胸! いいお尻! 美しい太もも! くびれ! 全てが俺のものだ!!!」
俺は熱く語る。
今、俺の妻は8人いる。
また、妻ではないが関係を持っている者も10人を超えた。
俺の周りには魅力的な女性が多すぎる。
ただ1人の女性を選べというのは、とてもじゃないが無理な話だ。
みんなと幸せになっていくためにも、ヤマト連邦への潜入作戦を成功させたい。
そうすれば、ネルエラ陛下からの評価もうなぎのぼり。
さらなる陞爵や褒美が待っているだろう。
「また、そんなことを恥ずかしげもなく……。品性に欠けるわね、ハイブリッジ男爵」
月はあきれた様子で俺を見る。
……今、聞き捨てならないことを言われたな。
これで三度目だ。
温厚で女好きの俺でも、こればかりは許容できない。
「月、三度目だぞ。そこの布団に寝転んでもらおうか」
「はい?」
俺は興奮を顔に出す。
月が動揺した隙に、彼女を布団の上へ寝かせた。
「ちょ、ちょっと! 何をするつもりよ!?」
「決まってるだろ。高貴な神宮寺家とかの血筋を増やしてやるのさ」
俺はそう言い、月の服に手を伸ばす。
彼女は抵抗したが、俺は構わず脱がせていく。
「い、いやっ! 花と雪が見ているのに……! やめなさい、ハイブリッジ男爵!!」
「だから言ってるだろ。俺のことは『旦那様』と呼んでくれって」
俺は月の服を脱がしながら言う。
月がジタバタと暴れるので、脱がすのに手間がかかった。
「『旦那様』なんて呼べるわけないでしょう!!」
「何でだ?」
「何でって……。もう、いい加減にやめなさい!」
月が右手で俺の左手をつかみ、布団に押しつける。
彼女はひじを使って俺を押しのけようとするが、その程度では俺は止まらない。
「まぁいいさ。素晴らしい時を共に過ごせば、自然と呼び方も変わるだろう。……覚悟しろよ?」
「ひっ……」
俺は月の耳元でそう囁く。
そして、ゆっくりと覆いかぶさった。
「……ねぇ、雪ちゃん~」
「……なに? 花姉ぇ……」
花と雪が静かに話し合っている。
「止める~?」
「……無駄だと思う。ほら、月姉ぇも満更じゃなさそうだし……」
「……だよね~。じゃ、ここは観察させてもらおうかな~……。――わっ! す、すごい。あれがあんな風になるなんて……」
2人が静観を決め込んだようだ。
彼女たちとは、まだ深い仲になっていないんだよな。
雪とは尻に関するアレだけだし、花とはせいぜい体を密着させたぐらいか……。
俺はそんなことを考えつつ、月と仲を深めていったのだった。
途中で『くやしく説明』事件が発生したものの、大きな問題はない。
「――というわけなのよ」
「ふむ。神宮寺家がそれほどの名家だったとはな……」
俺の脳内で、月たちのプロフィールが更新された。
彼女たちは良いところのお嬢様だったらしい。
「事情は分かった。ざっくりとだけどな」
「……分かってもらえてよかったわ」
俺の反応を見て、月が安堵した表情を浮かべる。
だが、ここで終わらないのが俺だ。
俺は畳みかけるように問いかける。
「それで? どうして逃亡先にサザリアナ王国を選んだんだ? 確かに、地理的には第一候補になるだろうが……。その他にも、たくさん候補はあったはずだ」
「この世で最も愚かな質問の1つね、ハイブリッジ男爵。サザリアナ王国は平和だし、王侯貴族から平民に至るまで善良な者が多いわ。未熟だった私たちが力を付けるのに、最適な場所だと判断したのよ、もちろん、地理的な要素も大きいけどね」
俺の質問をバッサリ切り捨てる月。
彼女は続けて言った。
「それに……。私たち3人なら、どこでもやっていけるわ!」
「そ、そうか。それは頼もしいな」
月の謎の自信に押されつつも、俺は素直に感心する。
確かに彼女の言う通りだ。
Cランクパーティ『雪月花』の実力は高い。
もちろんかつては未熟な点もあっただろう。
だが、三姉妹ならではの連携力や信頼関係は、彼女たちが強くなるのに一役買ったに違いない。
「まだ説明しきれていないこともあるけど、また後にしましょう。それより……」
「それより?」
「今はそっちの件よ。あなたは、どうしてヤマト連邦に向かおうと思ったの?」
月が俺を見て言う。
Cランクパーティの彼女たちだが、さすがにそこまでの情報収集能力はなかったようだな。
「ふむ……。正直に言おうか」
俺の目的と言えば、1つしかない。
いや、正確に言えば副次的な目的はたくさんあるが……。
大元の行動原理は1つである。
彼女たちは信頼しても良い相手だ。
俺は包み隠さず話すことにした。
「女さ!! 女性さえいれば、俺は幸せだからな! ネルエラ陛下からの指令を達成して、俺は全てを手に入れる! でかい胸! 小さい胸! いいお尻! 美しい太もも! くびれ! 全てが俺のものだ!!!」
俺は熱く語る。
今、俺の妻は8人いる。
また、妻ではないが関係を持っている者も10人を超えた。
俺の周りには魅力的な女性が多すぎる。
ただ1人の女性を選べというのは、とてもじゃないが無理な話だ。
みんなと幸せになっていくためにも、ヤマト連邦への潜入作戦を成功させたい。
そうすれば、ネルエラ陛下からの評価もうなぎのぼり。
さらなる陞爵や褒美が待っているだろう。
「また、そんなことを恥ずかしげもなく……。品性に欠けるわね、ハイブリッジ男爵」
月はあきれた様子で俺を見る。
……今、聞き捨てならないことを言われたな。
これで三度目だ。
温厚で女好きの俺でも、こればかりは許容できない。
「月、三度目だぞ。そこの布団に寝転んでもらおうか」
「はい?」
俺は興奮を顔に出す。
月が動揺した隙に、彼女を布団の上へ寝かせた。
「ちょ、ちょっと! 何をするつもりよ!?」
「決まってるだろ。高貴な神宮寺家とかの血筋を増やしてやるのさ」
俺はそう言い、月の服に手を伸ばす。
彼女は抵抗したが、俺は構わず脱がせていく。
「い、いやっ! 花と雪が見ているのに……! やめなさい、ハイブリッジ男爵!!」
「だから言ってるだろ。俺のことは『旦那様』と呼んでくれって」
俺は月の服を脱がしながら言う。
月がジタバタと暴れるので、脱がすのに手間がかかった。
「『旦那様』なんて呼べるわけないでしょう!!」
「何でだ?」
「何でって……。もう、いい加減にやめなさい!」
月が右手で俺の左手をつかみ、布団に押しつける。
彼女はひじを使って俺を押しのけようとするが、その程度では俺は止まらない。
「まぁいいさ。素晴らしい時を共に過ごせば、自然と呼び方も変わるだろう。……覚悟しろよ?」
「ひっ……」
俺は月の耳元でそう囁く。
そして、ゆっくりと覆いかぶさった。
「……ねぇ、雪ちゃん~」
「……なに? 花姉ぇ……」
花と雪が静かに話し合っている。
「止める~?」
「……無駄だと思う。ほら、月姉ぇも満更じゃなさそうだし……」
「……だよね~。じゃ、ここは観察させてもらおうかな~……。――わっ! す、すごい。あれがあんな風になるなんて……」
2人が静観を決め込んだようだ。
彼女たちとは、まだ深い仲になっていないんだよな。
雪とは尻に関するアレだけだし、花とはせいぜい体を密着させたぐらいか……。
俺はそんなことを考えつつ、月と仲を深めていったのだった。
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