【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~

猪木洋平@【コミカライズ連載中】

1207話 It’a soft breasts.

 寝ぼけていた俺は、ゆーちゃんの胸を揉んでしまった。
 彼女は幽霊だ。
 これまでそういった目で見たことはなかったし、触ろうとしても触れなかった。
 しかし、実体化が進んだことや俺の聖魔法の腕が向上したことにより、触れられるようになった感じである。
 そのおっぱいは柔らかかった。

「ゆーちゃん、こっちを向いてくれないか?」

 俺はそう口にする。
 だが、ゆーちゃんは沈黙したままだ。

(参ったな……)

 俺はそんなことを思う。
 このまま背を向けられていても困るのだ。
 主に、下半身的な意味で……。

「ゆーちゃん、その可愛い顔を見せてくれないか?」

 俺はそう言う。
 するとようやく、ゆーちゃんがこちらに振り向いた。
 その表情は……。

「おにーさん、そんなに私の胸が好きなの?」

 ジト目で冷ややかなものだった。

「いや、さっきのは誤解だ! わざとじゃないんだ!!」

 俺は慌てて弁明する。
 だが、ゆーちゃんのジト目は変わらないままだ。

「わざとじゃないのは分かってるけどさ……。チャンスがあったらまた揉もうとしてるでしょ?」

「そ、そんなことは……」

 俺は言葉に詰まってしまう。
 強く否定できないのが悲しいところだ。

「おにーさんのエッチ」

 ゆーちゃんはジト目を継続しながら、少し悪戯っぽく言う。
 その言い方は、子供っぽい。
 幽霊になってからの存在年数はかなり長いはずだが……。
 死亡時の年齢が影響しているのだろうか?

「おにーさん……。私は幽霊だよ?」

「あ、あぁ……」

「生者が幽霊に欲情するなんて、おかしいと思わないの?」

「そ、そうだな……」

 俺はそう答える。
 ジト目で責められると興奮するとは、言えない……。

(しかし、少し言い過ぎではないだろうか?)

 そんな気持ちも湧いてくるが、ここはグッと堪える。
 この程度のことは我慢してしかるべきだろう。

「でもまぁ、おにーさんだから許してあげるけどね」

 ゆーちゃんはそう口にすると、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
 どうやら俺は許されたようだ。
 となれば、俺がやるべきことは1つ。

「すまんな、ゆーちゃん。許してくれてありがとう。ではさっそく……」

「ひゃんっ!!」

 俺はゆーちゃんの胸を揉み始めた。
 先程は偶然に触れてしまった程度だったが、今度はしっかりと揉ませてもらう。

「お、おにーさん……。どうしてまた揉んでるの!?」

「ん? だって、ゆーちゃんが許してくれたんじゃないか。だったら、好き放題してもいいだろ?」

 俺はそう言いながら、ゆーちゃんの胸を揉み続ける。
 柔らかい。
 まるで、マシュマロのような感触だ。

「許すって……そういう意味じゃないからっ! 最初の件を水に流すってだけで、それ以上の意味はないからっ!」

「そうなのか? 俺はてっきり、もっと揉んでほしかったのかと……」

「そんなわけ――ひゃうっ!?」

 俺はゆーちゃんの体を堪能する。
 彼女は敏感に反応していた。

「そ、そこはダメだよぉ……。くすぐったいし……」

「ふむ、ここは弱いのか……」

 俺はニヤリとする。
 そして、行為を続けていく。

「おにーさん、おかしいよぉ! 幽霊相手にこんなこと……」

「確かに、俺も幽霊に欲情するのは初めてだな」

 初欲情……ども……。
 俺みたいな節操なし、他にいますかっていねぇか、ははっ。

 先日の酒場での会話。
 あのウェイトレスが可愛い、付き合ってる彼女が可愛い。
 ま、それが普通ですわな。

 かたや俺は潜水中の船で幽霊の胸を揉んで、呟くんすわ。
 It’a soft breasts.
 狂ってる?
 それ、誉め言葉ね。

 好きな国王 ネルエラ陛下。
 尊敬する人間 アドルフの兄貴(チンピラ行為はNO)。
 なんつってる間にも熱情が溜まっていく一方っすよ(笑)。
 あ~あ、精力強化スキルを伸ばした者の辛いとこね、これ。

「おにーさん、もうダメぇ……」

 ゆーちゃんが脱力したように横になった。
 少しやり過ぎたかもしれない。

「幽霊なのに体力がないんだな」

 そんな憎まれ口をたたきながら、俺の中には期待感がある。

「はぁ、はぁ……。おにーさん、ひどいよぉ……」

 ゆーちゃんはベッドに横になったまま動かない。
 目は涙目になっていた。

「さぁ、ここからが本番だ」

 俺の中でケダモノが覚醒する。
 この熱情を、ゆーちゃんにぶつけさせてもらうことにしよう。

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