【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
1190話 メッセージ案
ミリオンズ会議が続いている。
魔導具『共鳴水晶』について、モールス信号的な使い方を議論しているところだ。
「最大の発光回数を2とする場合、組み合わせパターンは6つとなる。『短』『長』『短+短』『短+長』『長+短』『長+長』だ。それぞれにどういった意味を付与するか、決めようじゃないか」
俺はそう提案する。
みんなが思案顔になる中、サリエが挙手した。
「あの……。もうひと回り、パターン数を増やせませんか?」
「うん? そうだなぁ。不可能というほどではないが……」
最大の発光回数を3とすれば、組み合わせパターン数はさらに増える。
具体的には……『短+短+短』『短+短+長』『短+長+短』『短+長+長』『長+短+短』『長+短+長』『長+長+短』『長+長+長』の8パターンが増えることになるな。
樹形図を書けば一目瞭然だ。
そして、そこに発光回数が2までの6パターンを合わせれば、合計で14パターンとなる。
「あまり増やしすぎても、覚えきれないぞ?」
俺はそう懸念点を指摘する。
自慢じゃないが、俺の記憶力は怪しい。
ミリオンズ内にも、暗記がやや苦手そうなメンバーはチラホラと存在する。
「メモを持ち歩けば良いでしょう。潜入作戦にあたり情報漏えいの危険は少しありますが、利便性を犠牲にするほどではないかと」
「ふむ」
マンガとか小説において、スパイや忍者は情報を丸暗記していることが多い。
重要な書類は、暗記した後に焼却処分するのがデフォだ。
俺も、無意識にそんな潜入作戦をイメージしていた。
しかしよく考えると、今回はそこまで厳密な作戦ではない。
鎖国国家に潜入するのが大変なのであって、別に将軍派や女王派の城に潜入して暗殺しようという話ではないのだ。
「だが、いざピンチのときにメモを取り出している余裕はないだろう?」
「重要なメッセージは、発光回数の少ない箇所に振り分ければ良いかと」
「ああ、それもそうか」
特に重要な『ピンチ』と『ここにいる』は、それぞれ発光回数が1回の『短』『長』に振り分ければいい。
それよりも詳細を伝える場合は、発光回数が2回の『短+短』『短+長』『長+短』『長+長』に割り当てる。
たまにしか使わないであろうメッセージは、発光回数が3回のパターンに振り分けるのがいいだろう。
「よし、合計で14パターン考えてみよう。『ピンチ』と『ここにいる』の2つは必須として……。あと12パターンだな」
具体的な内容はこれから相談して決めるにせよ、合計で12パターンあればいろんな情報が伝えられる。
悪くないはずだ。
モールス信号のように、言語の1文字ずつにパターンを割り当てればあらゆる情報を伝えられるが……。
使いこなすには、かなりの練習が必要になるだろう。
メモを片手に使ったところで、難しいものは難しい。
今回は絞っておく方が無難だ。
「一口に『ピンチ』と言っても、いろいろありますね。例えば、『強敵と戦闘中につき救援求む』『強敵と戦闘予定なので助太刀求む』『とてつもない強敵がいるので自分はここを去る。みんなもここには近づくな』『飢餓で動けない』『病に倒れてしまった』『森で遭難した』など……」
「ああ。ミティの言う通りだな」
「『ここにいる』の場合にも詳細を使い分けられると便利だよ。『ここにいるので迎えに来て』『ここにいるが危険なので注意』『今はここにいるがこれから移動するつもり』とか」
「うむ。アイリスもよく考えてくれている」
ミティやアイリスの指摘はもっともだ。
それらの情報を伝えれれば、便利になる。
「俺も思いついたぞ。『貴重な情報を入手した』『重要な使命を果たした』『現地の協力者を得た』なんてのはどうだ? これらを用意しておけば、いろんな局面で使えるだろ」
俺はそう伝える。
それに続くように、他の面々も意見を出し始めた。
「わたくしは、『ここに美味しい食べ物がある』という情報を共有したいですわね」
「ふふん。なら私は、『ここに良い温泉があるから集合!』とかかしら?」
「いやいや、観光旅行じゃないんだから……」
リーゼロッテやユナの言葉を受け、俺は苦笑いを浮かべる。
まぁ、ミリオンズの強さを考えると、油断するのも無理はないのだが……。
彼女たちの意見も含め、いろいろなメッセージ案が出された。
合計で12を軽く超えている。
「さらにパターン数を増やす選択もあるが……。増やしすぎると、実用性がなくなっていく。ここから絞っていこうぜ」
俺はそう告げる。
しばらくの議論の結果、いくつかのパターンに絞って採用することになった。
メモも用意したが、上陸までに暗記しておくのが理想的だ。
まぁ、そもそも不測の事態とかではぐれなければ、こういったメッセージを使う機会もなさそうだが……。
大丈夫だよな?
さらなる追加搭乗者の発覚とか、潜水でやり過ごせないほどの嵐とかは勘弁してほしいところだ。
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いつもお読みいただき、ありがとうございます!
新作を投稿しました。
「エロパワーで野球能力アップ!? 男女混合の甲子園を煩悩の力で駆け上がる! ~最強ハーレムを築くまで、俺は止まらねぇからよぉ~」
既に15万字ほど執筆済みです。
現時点ではノベルピア、カクヨム、なろう等に投稿しています。
部員が主人公1人の状況から、各部活の美少女をスカウトすることで戦力補強し、甲子園優勝を目指す話です!
ぜひ読んでみてください!!
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俺はそう提案する。
みんなが思案顔になる中、サリエが挙手した。
「あの……。もうひと回り、パターン数を増やせませんか?」
「うん? そうだなぁ。不可能というほどではないが……」
最大の発光回数を3とすれば、組み合わせパターン数はさらに増える。
具体的には……『短+短+短』『短+短+長』『短+長+短』『短+長+長』『長+短+短』『長+短+長』『長+長+短』『長+長+長』の8パターンが増えることになるな。
樹形図を書けば一目瞭然だ。
そして、そこに発光回数が2までの6パターンを合わせれば、合計で14パターンとなる。
「あまり増やしすぎても、覚えきれないぞ?」
俺はそう懸念点を指摘する。
自慢じゃないが、俺の記憶力は怪しい。
ミリオンズ内にも、暗記がやや苦手そうなメンバーはチラホラと存在する。
「メモを持ち歩けば良いでしょう。潜入作戦にあたり情報漏えいの危険は少しありますが、利便性を犠牲にするほどではないかと」
「ふむ」
マンガとか小説において、スパイや忍者は情報を丸暗記していることが多い。
重要な書類は、暗記した後に焼却処分するのがデフォだ。
俺も、無意識にそんな潜入作戦をイメージしていた。
しかしよく考えると、今回はそこまで厳密な作戦ではない。
鎖国国家に潜入するのが大変なのであって、別に将軍派や女王派の城に潜入して暗殺しようという話ではないのだ。
「だが、いざピンチのときにメモを取り出している余裕はないだろう?」
「重要なメッセージは、発光回数の少ない箇所に振り分ければ良いかと」
「ああ、それもそうか」
特に重要な『ピンチ』と『ここにいる』は、それぞれ発光回数が1回の『短』『長』に振り分ければいい。
それよりも詳細を伝える場合は、発光回数が2回の『短+短』『短+長』『長+短』『長+長』に割り当てる。
たまにしか使わないであろうメッセージは、発光回数が3回のパターンに振り分けるのがいいだろう。
「よし、合計で14パターン考えてみよう。『ピンチ』と『ここにいる』の2つは必須として……。あと12パターンだな」
具体的な内容はこれから相談して決めるにせよ、合計で12パターンあればいろんな情報が伝えられる。
悪くないはずだ。
モールス信号のように、言語の1文字ずつにパターンを割り当てればあらゆる情報を伝えられるが……。
使いこなすには、かなりの練習が必要になるだろう。
メモを片手に使ったところで、難しいものは難しい。
今回は絞っておく方が無難だ。
「一口に『ピンチ』と言っても、いろいろありますね。例えば、『強敵と戦闘中につき救援求む』『強敵と戦闘予定なので助太刀求む』『とてつもない強敵がいるので自分はここを去る。みんなもここには近づくな』『飢餓で動けない』『病に倒れてしまった』『森で遭難した』など……」
「ああ。ミティの言う通りだな」
「『ここにいる』の場合にも詳細を使い分けられると便利だよ。『ここにいるので迎えに来て』『ここにいるが危険なので注意』『今はここにいるがこれから移動するつもり』とか」
「うむ。アイリスもよく考えてくれている」
ミティやアイリスの指摘はもっともだ。
それらの情報を伝えれれば、便利になる。
「俺も思いついたぞ。『貴重な情報を入手した』『重要な使命を果たした』『現地の協力者を得た』なんてのはどうだ? これらを用意しておけば、いろんな局面で使えるだろ」
俺はそう伝える。
それに続くように、他の面々も意見を出し始めた。
「わたくしは、『ここに美味しい食べ物がある』という情報を共有したいですわね」
「ふふん。なら私は、『ここに良い温泉があるから集合!』とかかしら?」
「いやいや、観光旅行じゃないんだから……」
リーゼロッテやユナの言葉を受け、俺は苦笑いを浮かべる。
まぁ、ミリオンズの強さを考えると、油断するのも無理はないのだが……。
彼女たちの意見も含め、いろいろなメッセージ案が出された。
合計で12を軽く超えている。
「さらにパターン数を増やす選択もあるが……。増やしすぎると、実用性がなくなっていく。ここから絞っていこうぜ」
俺はそう告げる。
しばらくの議論の結果、いくつかのパターンに絞って採用することになった。
メモも用意したが、上陸までに暗記しておくのが理想的だ。
まぁ、そもそも不測の事態とかではぐれなければ、こういったメッセージを使う機会もなさそうだが……。
大丈夫だよな?
さらなる追加搭乗者の発覚とか、潜水でやり過ごせないほどの嵐とかは勘弁してほしいところだ。
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既に15万字ほど執筆済みです。
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部員が主人公1人の状況から、各部活の美少女をスカウトすることで戦力補強し、甲子園優勝を目指す話です!
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