【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
1182話 タカシのスキル
ミリオンズ会議を開いている。
この場にいないリン、ロロ、トリスタの件について触れた。
次がようやくの本題である。
「俺たち自身のステータスで、何か気になったことや意見があれば遠慮なく言ってくれ」
俺は改めて、みんなに言う。
すると、リーゼロッテが挙手した。
「ふむ……。何か気になることでもあったのか?」
「はい。タカシさんのスキルレベルがいくつか上がっているような気がするのですけれど……。あいにく、具体的にどこが上がったのか分からないのですわ」
リーゼロッテがそんなことを言ってくる。
やはり、彼女はのほほんとしているようで鋭いよな。
ちゃんと違いに気づくとは……。
「あ、それは私も思いました。どのスキルが上がったのか、きちんと把握しておきたいところです。……しかし、改めて見るとタカシさんはかなり多くのスキルを持っていますね……」
サリエもリーゼロッテに続く。
ミリオンズ内でも屈指のしっかり者である彼女が分からないのならば、もう誰にも分からないのではなかろうか。
具体的にどのスキルが上がったか、彼女たちの把握が及ばないのは仕方ない。
サリエの言う通り、俺のスキル数はミリオンズの中でも最も多いからな。
「俺のスキル数はメモの通りだ。ええっと……全部で38種類だな」
当初から持っているチートスキルが4種類。
『ステータス操作』『スキルリセット』『加護付与』『異世界言語』だ。
いずれも即座に最強となるスキルではないものの、冷静に考えれば破格の効果を持つものばかりだ。
唯一、スキルリセットだけは未使用のままだが……。
いざとなればスキルをリセットできるという精神的な保険として存在するだけでも、十分に役立っていると言える。
ちなみに、この中で『異世界言語』の存在だけは伝えていない。
俺が異世界出身だと話すのは、もう少し落ち着いてからにするつもりだ。
近接戦闘系のスキルは5種類。
『剣術』『格闘術』『回避術』『気配察知』『気配隠匿』だ。
これらは効果を即座に体感できる強力なスキルで、異世界に来た初期の頃から役に立っている。
五感強化系スキルは2種類。
『視力強化』と『聴覚強化』だ。
これらも結構強い。
戦闘で相手の動きを見極めたり、盗み聞きしたりするのに役立つ。
基礎ステータス強化系スキルは6種類。
『MP強化』『腕力強化』『脚力強化』『体力強化』『魔力強化』『肉体強化』だ。
一見すると地味だが、確実に効果を体感できる類のスキルだな。
やはり、最後は基礎ステータスが物を言う局面も多かったように思う。
特殊武技系スキルは2種類。
『闘気術』と『聖闘気術』だ。
最初のスキル取得は自力で学ばないといけないという制約のあるスキルだった。
特に、闘気術を取得するためにゾルフ砦のメルビン道場で学んだのはいい思い出だ。
五大属性魔法は全て取得済み。
『火魔法』『水魔法』『風魔法』『土魔法』『雷魔法』だ。
この世界において魔法使いはやや珍しいが、強いて言えばこれらの基本属性を扱う魔法使いはそこそこ多い。
Cランクパーティ『三日月の舞』も、それぞれ火・雷・土魔法使いだった。
単独でも極めれば十分に強い。
そして、俺のように各属性を高いレベルで併用できれば、シナジーを起こして強力な魔法を扱ったりもできる。
俺が精霊の力を借りて発動した『五精・オーバーエレメンツ』は、そういった類の技である。
俺はその他の魔法も数多く取得しており、その種類は9に及ぶ。
『光魔法』『影魔法』『植物魔法』『幻惑魔法』『重力魔法』『聖魔法』『治療魔法』『時魔法』『空間魔法』だ。
五大属性魔法よりもやや珍しく、それだけでも一定の価値があると言える。
あとは、どう使いこなしていくかだ。
魔法補助系スキルは3種類。
『高速詠唱』『MP消費量減少』『MP回復速度強化』だ。
上述のように魔法系スキルをたくさん取得しているのは、補助系スキルがあることを前提にしている。
これらがなければ、いくら魔法の種類があっても使いこなすことは難しかっただろう。
そして最後に、その他の日常系スキルが3種類。
『精力強化』『夜戦術』『マッサージ術』だ。
これらは……はっきり言って、戦闘に役立つものではない。
だが、加護付与スキルを駆使して世界滅亡の危機に立ち向かっていくには重要なスキルである。
いくら俺が女好きでも、限界というものは存在するからな。
こういったスキルがあることにより、たくさんの女性を満足させ続けられているとも言える。
順に、4、5、2、6、2、5、9、3、3。
合計39種類。
伝えていない『異世界言語』の分を引いて、合計38種類。
それで間違いない。
こうして見ると、広く浅く伸ばしてしまった感もあるな。
もっと一点特化でも良かったかもしれない。
一点特化……例えば火魔法のエキスパートになっていれば、どういう未来があっただろうか?
あるいは、武闘家方面のスキルを集中的に伸ばしていたら?
現状の戦闘スタイルとは違っているのはもちろんだが、ミリオンズのメンバーにも違いが生じていたかもしれない。
誰々と長く2人だけで活動する一方で、誰々はミリオンズ入りしないとか……。
たまにそんな妄想をしてしまったりもする。
「ええっと……タカシさん?」
「ああ、すまんすまん。ちょっと考え事をしていた。……そうだな、俺のスキル数が38だという話はしたな?」
「そうですね。それで、その中の具体的にどのスキルに変化があったかですけど……」
「それは――」
俺はサリエの問いに対して、口を開く。
こうして、やや脱線しつつもミリオンズ会議は進んでいく。
この場にいないリン、ロロ、トリスタの件について触れた。
次がようやくの本題である。
「俺たち自身のステータスで、何か気になったことや意見があれば遠慮なく言ってくれ」
俺は改めて、みんなに言う。
すると、リーゼロッテが挙手した。
「ふむ……。何か気になることでもあったのか?」
「はい。タカシさんのスキルレベルがいくつか上がっているような気がするのですけれど……。あいにく、具体的にどこが上がったのか分からないのですわ」
リーゼロッテがそんなことを言ってくる。
やはり、彼女はのほほんとしているようで鋭いよな。
ちゃんと違いに気づくとは……。
「あ、それは私も思いました。どのスキルが上がったのか、きちんと把握しておきたいところです。……しかし、改めて見るとタカシさんはかなり多くのスキルを持っていますね……」
サリエもリーゼロッテに続く。
ミリオンズ内でも屈指のしっかり者である彼女が分からないのならば、もう誰にも分からないのではなかろうか。
具体的にどのスキルが上がったか、彼女たちの把握が及ばないのは仕方ない。
サリエの言う通り、俺のスキル数はミリオンズの中でも最も多いからな。
「俺のスキル数はメモの通りだ。ええっと……全部で38種類だな」
当初から持っているチートスキルが4種類。
『ステータス操作』『スキルリセット』『加護付与』『異世界言語』だ。
いずれも即座に最強となるスキルではないものの、冷静に考えれば破格の効果を持つものばかりだ。
唯一、スキルリセットだけは未使用のままだが……。
いざとなればスキルをリセットできるという精神的な保険として存在するだけでも、十分に役立っていると言える。
ちなみに、この中で『異世界言語』の存在だけは伝えていない。
俺が異世界出身だと話すのは、もう少し落ち着いてからにするつもりだ。
近接戦闘系のスキルは5種類。
『剣術』『格闘術』『回避術』『気配察知』『気配隠匿』だ。
これらは効果を即座に体感できる強力なスキルで、異世界に来た初期の頃から役に立っている。
五感強化系スキルは2種類。
『視力強化』と『聴覚強化』だ。
これらも結構強い。
戦闘で相手の動きを見極めたり、盗み聞きしたりするのに役立つ。
基礎ステータス強化系スキルは6種類。
『MP強化』『腕力強化』『脚力強化』『体力強化』『魔力強化』『肉体強化』だ。
一見すると地味だが、確実に効果を体感できる類のスキルだな。
やはり、最後は基礎ステータスが物を言う局面も多かったように思う。
特殊武技系スキルは2種類。
『闘気術』と『聖闘気術』だ。
最初のスキル取得は自力で学ばないといけないという制約のあるスキルだった。
特に、闘気術を取得するためにゾルフ砦のメルビン道場で学んだのはいい思い出だ。
五大属性魔法は全て取得済み。
『火魔法』『水魔法』『風魔法』『土魔法』『雷魔法』だ。
この世界において魔法使いはやや珍しいが、強いて言えばこれらの基本属性を扱う魔法使いはそこそこ多い。
Cランクパーティ『三日月の舞』も、それぞれ火・雷・土魔法使いだった。
単独でも極めれば十分に強い。
そして、俺のように各属性を高いレベルで併用できれば、シナジーを起こして強力な魔法を扱ったりもできる。
俺が精霊の力を借りて発動した『五精・オーバーエレメンツ』は、そういった類の技である。
俺はその他の魔法も数多く取得しており、その種類は9に及ぶ。
『光魔法』『影魔法』『植物魔法』『幻惑魔法』『重力魔法』『聖魔法』『治療魔法』『時魔法』『空間魔法』だ。
五大属性魔法よりもやや珍しく、それだけでも一定の価値があると言える。
あとは、どう使いこなしていくかだ。
魔法補助系スキルは3種類。
『高速詠唱』『MP消費量減少』『MP回復速度強化』だ。
上述のように魔法系スキルをたくさん取得しているのは、補助系スキルがあることを前提にしている。
これらがなければ、いくら魔法の種類があっても使いこなすことは難しかっただろう。
そして最後に、その他の日常系スキルが3種類。
『精力強化』『夜戦術』『マッサージ術』だ。
これらは……はっきり言って、戦闘に役立つものではない。
だが、加護付与スキルを駆使して世界滅亡の危機に立ち向かっていくには重要なスキルである。
いくら俺が女好きでも、限界というものは存在するからな。
こういったスキルがあることにより、たくさんの女性を満足させ続けられているとも言える。
順に、4、5、2、6、2、5、9、3、3。
合計39種類。
伝えていない『異世界言語』の分を引いて、合計38種類。
それで間違いない。
こうして見ると、広く浅く伸ばしてしまった感もあるな。
もっと一点特化でも良かったかもしれない。
一点特化……例えば火魔法のエキスパートになっていれば、どういう未来があっただろうか?
あるいは、武闘家方面のスキルを集中的に伸ばしていたら?
現状の戦闘スタイルとは違っているのはもちろんだが、ミリオンズのメンバーにも違いが生じていたかもしれない。
誰々と長く2人だけで活動する一方で、誰々はミリオンズ入りしないとか……。
たまにそんな妄想をしてしまったりもする。
「ええっと……タカシさん?」
「ああ、すまんすまん。ちょっと考え事をしていた。……そうだな、俺のスキル数が38だという話はしたな?」
「そうですね。それで、その中の具体的にどのスキルに変化があったかですけど……」
「それは――」
俺はサリエの問いに対して、口を開く。
こうして、やや脱線しつつもミリオンズ会議は進んでいく。
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