【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
867話 開発中の温泉施設
「みんな、こっちだ」
俺は先頭に立ち、みんなを先導する。
「おいおい……どこまで行くんだよ? タカシ親分」
「こちらの山岳部は未開発なのではありませんか?」
キサラとトパーズがそれぞれ声を上げた。
その声音には、若干の警戒の色が混じっている。
無理もない。
今俺たちがいる場所は、リンドウの街からやや離れた山岳地帯だ。
採掘場からも結構離れている。
「心配はいらない。この先に、開発中のとある施設があるんだよ」
「とある施設?」
「まあ、着けばわかる」
俺はそれだけ言って歩き続けた。
ほどなくして、目的地に到着する。
「ここは……?」
「山の中に、小屋のようなものがありますね」
キサラとトパーズが首を傾げる。
山岳地帯に位置する、小屋。
これだけでは、何の施設か判断が付かないのだろう。
「あっ! ここは……」
「し、知っているのですかぁ? マリアさま」
「うん! ここは『温泉』だよ!」
そう。
俺が皆を連れてきたのは、開発中の温泉だ。
かつて採掘作業を行っている時に、魔導具が反応したことがあった。
それは、地下深くに眠る源泉の存在を示すものだ。
採掘場そのものに湧き出てしまうと処理が大変なところだったが、こうして幸運にも少し離れたところで掘り当てることに成功したのである。
「おんせん……? それは一体どのようなものなのですか?」
「む? ノノンは知らないのか? 簡単に言うとお湯が湧き出る泉みたいなものだな」
「な、なるほど……」
「はわぁ……。お、お外でお風呂に入るのですかぁ?」
「…………(どきどき)」
ノノン、リン、ロロの3人は興味津々といった様子だ。
一方、キサラとトパーズはいまいちピンときていないようで、眉間にしわが寄っている。
「おい、タカシ親分。それで、どうしてこんなところに連れてきたんだ?」
「ええ。意図が読めません」
「おいおい、温泉に来たならやることは1つだろうに」
「「…………?」」
「服を脱いで、一緒に入ろうじゃないか」
「「は?」」
キサラとトパーズが口をあんぐり開けて固まった。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ……。冗談はやめてくれ」
「私も同意です。男と一緒に入る趣味はありません」
2人が拒否してくる。
元盗賊のくせに、結構身持ちが固いのか?
「なんだ。ノリが悪いな。せっかく裸の付き合いができる機会なのに」
「い、いや……だからこそだろ……。そんな、未婚の男女が一緒の湯に浸かるなんて……」
「そ、そうですよ。そんなこと、許されません」
キサラとトパーズがそれぞれ反論してきた。
しかし――
「2人とも勘違いしているようだが、お前たちに拒否権などない」
「「はぁ!?」」
「自分たちの立場を忘れたのか? 犯罪奴隷のお前たちは、所有者にして男爵でもある俺がその気になればいつでも処刑できるのだぞ」
「ぐっ……」
「うぅっ……」
キサラもトパーズも悔しげに唇を噛んでいる。
どうやら理解できたらしい。
まぁ、処刑はさすがに嘘だが。
そんなことをする気は微塵もない。
とはいえ、こういうのもたまには楽しいな。
立場や身分を笠に着た一方的なセクハラとパワハラ。
善良な無実の一般市民相手なら良心が痛むところだが、犯罪者のキサラとトパーズ相手ならそれも多少は和らぐ。
「ま、これはあくまで提案だ。別に断ってもいい。それぐらいで処刑など、さすがにしないからな」
「な、なら……」
「だがその場合、俺からお前たちの心象がどうなるかは保証できないな」
「心象?」
「ああ。例えば、俺がブギー頭領たちに『キサラとトパーズは全く反省していない犯罪奴隷だから、寝る間も与えないぐらい酷使してやってくれ』と言ったら、どうなるかな?」
「「……」」
キサラとトパーズの顔が青ざめた。
ブギー頭領は極悪人ではない。
が、俺が指示すれば過労死しない程度にこき使う可能性はある。
「逆に、『キサラとトパーズは俺の女にする予定だ。適度に甘やかしても構わない』とでも言えば、あいつらも優しくしてくれるかもしれないな」
「「……」」
キサラとトパーズの視線が揺らいでいる。
もうひと押しだな。
俺は、ニヤリと口角を上げた。
「ちなみに、俺はどちらでもいいんだぜ? キサラとトパーズがどうしても嫌だというのであれば、無理強いするつもりはない。ただ、その場合は、お前たちにとって非常に残念なことが起こるだろうというだけだ」
「わ、分かったよ! 入ればいいんだろ! 入れば!」
「う、うぅ……分かりましたぁ……」
ついに、キサラとトパーズは折れた。
よしよし。
これで温泉に入る人数が揃った。
「おいおい、そんなに悲壮な顔をするなよ。まるで俺が無理強いしているみたいじゃないか。俺は民衆に大人気のハイブリッジ男爵だぜ? もっと嬉しそうな顔をしてくれよ」
「……ちっ」
「……くっ」
キサラとトパーズが舌打ちをした。
まぁ、気持ちは分かるけどな。
身分や立場を笠に着た一方的なセクハラとパワハラを受ければ、このような態度にもなるだろう。
「…………(じー)」
「ご、ご主人さま……?」
あ、しまった。
この場には他の人の目もあるのだった。
特にロロとリンが困惑した様子だ。
「さぁ、みんなで入ろうぜ。きっと気持ちいいはずだ!」
空気を切り替えるように俺はそう声を掛け、脱衣場がある小屋に向かい始めたのだった。
俺は先頭に立ち、みんなを先導する。
「おいおい……どこまで行くんだよ? タカシ親分」
「こちらの山岳部は未開発なのではありませんか?」
キサラとトパーズがそれぞれ声を上げた。
その声音には、若干の警戒の色が混じっている。
無理もない。
今俺たちがいる場所は、リンドウの街からやや離れた山岳地帯だ。
採掘場からも結構離れている。
「心配はいらない。この先に、開発中のとある施設があるんだよ」
「とある施設?」
「まあ、着けばわかる」
俺はそれだけ言って歩き続けた。
ほどなくして、目的地に到着する。
「ここは……?」
「山の中に、小屋のようなものがありますね」
キサラとトパーズが首を傾げる。
山岳地帯に位置する、小屋。
これだけでは、何の施設か判断が付かないのだろう。
「あっ! ここは……」
「し、知っているのですかぁ? マリアさま」
「うん! ここは『温泉』だよ!」
そう。
俺が皆を連れてきたのは、開発中の温泉だ。
かつて採掘作業を行っている時に、魔導具が反応したことがあった。
それは、地下深くに眠る源泉の存在を示すものだ。
採掘場そのものに湧き出てしまうと処理が大変なところだったが、こうして幸運にも少し離れたところで掘り当てることに成功したのである。
「おんせん……? それは一体どのようなものなのですか?」
「む? ノノンは知らないのか? 簡単に言うとお湯が湧き出る泉みたいなものだな」
「な、なるほど……」
「はわぁ……。お、お外でお風呂に入るのですかぁ?」
「…………(どきどき)」
ノノン、リン、ロロの3人は興味津々といった様子だ。
一方、キサラとトパーズはいまいちピンときていないようで、眉間にしわが寄っている。
「おい、タカシ親分。それで、どうしてこんなところに連れてきたんだ?」
「ええ。意図が読めません」
「おいおい、温泉に来たならやることは1つだろうに」
「「…………?」」
「服を脱いで、一緒に入ろうじゃないか」
「「は?」」
キサラとトパーズが口をあんぐり開けて固まった。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ……。冗談はやめてくれ」
「私も同意です。男と一緒に入る趣味はありません」
2人が拒否してくる。
元盗賊のくせに、結構身持ちが固いのか?
「なんだ。ノリが悪いな。せっかく裸の付き合いができる機会なのに」
「い、いや……だからこそだろ……。そんな、未婚の男女が一緒の湯に浸かるなんて……」
「そ、そうですよ。そんなこと、許されません」
キサラとトパーズがそれぞれ反論してきた。
しかし――
「2人とも勘違いしているようだが、お前たちに拒否権などない」
「「はぁ!?」」
「自分たちの立場を忘れたのか? 犯罪奴隷のお前たちは、所有者にして男爵でもある俺がその気になればいつでも処刑できるのだぞ」
「ぐっ……」
「うぅっ……」
キサラもトパーズも悔しげに唇を噛んでいる。
どうやら理解できたらしい。
まぁ、処刑はさすがに嘘だが。
そんなことをする気は微塵もない。
とはいえ、こういうのもたまには楽しいな。
立場や身分を笠に着た一方的なセクハラとパワハラ。
善良な無実の一般市民相手なら良心が痛むところだが、犯罪者のキサラとトパーズ相手ならそれも多少は和らぐ。
「ま、これはあくまで提案だ。別に断ってもいい。それぐらいで処刑など、さすがにしないからな」
「な、なら……」
「だがその場合、俺からお前たちの心象がどうなるかは保証できないな」
「心象?」
「ああ。例えば、俺がブギー頭領たちに『キサラとトパーズは全く反省していない犯罪奴隷だから、寝る間も与えないぐらい酷使してやってくれ』と言ったら、どうなるかな?」
「「……」」
キサラとトパーズの顔が青ざめた。
ブギー頭領は極悪人ではない。
が、俺が指示すれば過労死しない程度にこき使う可能性はある。
「逆に、『キサラとトパーズは俺の女にする予定だ。適度に甘やかしても構わない』とでも言えば、あいつらも優しくしてくれるかもしれないな」
「「……」」
キサラとトパーズの視線が揺らいでいる。
もうひと押しだな。
俺は、ニヤリと口角を上げた。
「ちなみに、俺はどちらでもいいんだぜ? キサラとトパーズがどうしても嫌だというのであれば、無理強いするつもりはない。ただ、その場合は、お前たちにとって非常に残念なことが起こるだろうというだけだ」
「わ、分かったよ! 入ればいいんだろ! 入れば!」
「う、うぅ……分かりましたぁ……」
ついに、キサラとトパーズは折れた。
よしよし。
これで温泉に入る人数が揃った。
「おいおい、そんなに悲壮な顔をするなよ。まるで俺が無理強いしているみたいじゃないか。俺は民衆に大人気のハイブリッジ男爵だぜ? もっと嬉しそうな顔をしてくれよ」
「……ちっ」
「……くっ」
キサラとトパーズが舌打ちをした。
まぁ、気持ちは分かるけどな。
身分や立場を笠に着た一方的なセクハラとパワハラを受ければ、このような態度にもなるだろう。
「…………(じー)」
「ご、ご主人さま……?」
あ、しまった。
この場には他の人の目もあるのだった。
特にロロとリンが困惑した様子だ。
「さぁ、みんなで入ろうぜ。きっと気持ちいいはずだ!」
空気を切り替えるように俺はそう声を掛け、脱衣場がある小屋に向かい始めたのだった。
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