【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
856話 【リン視点】恩返ししたい
わたしの名前はリンです。
いろいろあって、ハイブリッジ騎士爵家――いえ、ハイブリッジ男爵家で働かせてもらっています。
わたしのご主人さまは本当にすごい人です。
最初はわたしと同じ平民だったそうなのですが、冒険者として活躍して貴族になられました。
とっても強くて魔法も使えるとんでもない方です。
見えなくなっていたわたしの目も、ご主人さまの魔法のおかげでまた見えるようになりました。
さらに、それだけじゃなくて頭も良いんですよ。
ハイブリッジ男爵家のみなさんに指示していろんなことをしたり、新しい魔法を開発したり、難しい本をたくさん読んだりするんだそうです。
わたしは本を読むと眠くなってしまうので、よくわかりませんけど。
あと、優しいです。
お屋敷のみんなも優しいですが、ご主人さまは特に優しくしてくれます。
奴隷のわたしなんかの目を治療してくれただけでもとんでもないことなのに、わたしのお父さんとお母さんにも再会させてくれました。
しかも、使用人用の別館に大きな部屋を用意してくれて、わたしたちを住ませてくれています。
お風呂に入れてくれます。
普段はお屋敷のみんなと、男女に分かれて入ります。
家族3人で入ることもあります。
そして、たまにご主人さまと一緒に入ることがあって、そのときは背中を流したりします。
ご主人さまの背中はとっても大きいので、大変です。
最初は恥ずかしかったんですが、最近は慣れてきてしまいました。
あ、もちろん、変なことは何もありません。
ご主人さまはとても”おんなずき”らしいのですが、さすがにわたしのような子どもには興味がないようです。
お父さんやお母さん、それにミティさまやティーナさまと相談して一度だけ夜伽を申し出たことがあるのですが、断られてしまいました。
残念です。
いつかリベンジしたいです。
それと、ご主人さまは毎日朝早くから出かけていきます。
お仕事があるみたいです。
領主のお仕事と冒険者のお仕事があって、とても忙しそうです。
早くわたしも力になりたいです。
わたしは普段、メイドの見習いとして働いています。
セバスさん、レインさん、クルミナさんたちはとても優しくて、お仕事も楽しいです。
料理や掃除もずいぶん慣れてきました。
わたしのクッキーはご主人さまやリーゼロッテさまから好評をいただいています。
最近はビスケットやジャムの作り方も覚えました。
でも少しだけ不満もあります。
わたしがまだ子どもだからって、1日あたり多くても4時間ぐらいしか働かせてもらえないことです。
もっとたくさん働いて、ご主人さまに恩返ししたいのに……。
空いた時間は休憩したり遊んだり、好きなことをするように言われています。
だからわたしは、ロロちゃんに作ってもらった剣で素振りをしています。
トミーさんやヒナさんにお願いして、街の外に連れていってもらったこともあります。
ファイティングドッグはとても怖い魔物でした。
ご主人さまや他のみなさまはいつもこんなに怖い魔物と戦っているのかと思うと、頭が下がります。
でも、トミーさんやヒナさんに見てもらいながら、ロロちゃんと力を合わせて倒せたときは感動しました。
最近では、ロロちゃんと2人で狩りに行くこともあります。
バレたら怒られちゃうので、内緒ですけど。
――そんなある日のことです。
「あの、あなたがリン先輩ですか?」
「は、はいぃ。わたしはリンですけどぉ」
知らない女の人に声をかけられました。
いえ、顔だけは知っています。
ご主人さまが王都から連れてきた人ですね。
その中でも一番わたしに年が近かったので、気になってはいました。
「私はノノンといいます。よろしくお願いしますね」
ノノンさんが頭を下げます。
わたしは少し前に8歳になったばかりです。
ノノンさんは、もっと年上のはずです。
そんなに丁寧にあいさつされると、緊張しちゃいます。
『リン先輩』だなんて、そんな……。
「よ、よよ、よよよ、よろしくお願いしますぅ」
わたしは慌てて頭を下げてあいさつを返します。
「ふふっ……。リン先輩のことはよく聞いてます。期待の逸材だとか。私もリン先輩みたいになれるよう、頑張りますね」
「そ、それはぁ……、えっとぉ……。そのぉ……、あうう……」
それはわたしではなくて、他の人の話だと思います。
ロロちゃんは、ミティさまの元で鍛冶師の腕を磨いています。
ニルスさんやハンナさんは、農業関係のことなら何でもできるみたいです。
クリスティさんはとっても強いですし……。
みんなに比べたら、わたしなんて全然です。
わたしが困っていると、こちらにやって来て助け舟を出してくれる人がいました。
「…………?」
どうしたの? という表情でロロちゃんが首を傾げます。
彼女はとても無口ですし、表情もあまり変わりません。
でも、よく見ると何となく言いたいことはわかります。
ハイブリッジ家にお世話になり始めてから、わたしはロロちゃんといっしょにいる時間が多いです。
わたしとロロちゃんは親友同士です。
「あっ。あなたはロロ先輩ですね? 私はノノンです。よろしくお願いしますね」
ノノンさんがぺこりと頭を下げます。
「…………(ぺこり)」
ロロちゃんも同じように頭を下げます。
そして、わたしの服の裾を引っ張ってきます。
たぶん、『今日も狩りに行こう』という意味でしょう。
「で、では……。わたしたちはこれでぇ……」
「あれ? どこかに出かけるのですか?」
「ひ、秘密ですぅ。バレたら怒られちゃうのでぇ……」
「秘密!? な、何だかワクワクします……! 私も付いていってもいいですか? いいですよね?」
「え? そ、それはその……。あうぅ……」
わたしとロロちゃんだけの秘密のシークレット任務なので、あまり他の人を連れて行きたくはありません。
でも結局、ノノンさんに押し切られちゃいました。
こうしてわたしは、ロロちゃんやノノンさんといっしょに狩りに行くことになったのでした。
いろいろあって、ハイブリッジ騎士爵家――いえ、ハイブリッジ男爵家で働かせてもらっています。
わたしのご主人さまは本当にすごい人です。
最初はわたしと同じ平民だったそうなのですが、冒険者として活躍して貴族になられました。
とっても強くて魔法も使えるとんでもない方です。
見えなくなっていたわたしの目も、ご主人さまの魔法のおかげでまた見えるようになりました。
さらに、それだけじゃなくて頭も良いんですよ。
ハイブリッジ男爵家のみなさんに指示していろんなことをしたり、新しい魔法を開発したり、難しい本をたくさん読んだりするんだそうです。
わたしは本を読むと眠くなってしまうので、よくわかりませんけど。
あと、優しいです。
お屋敷のみんなも優しいですが、ご主人さまは特に優しくしてくれます。
奴隷のわたしなんかの目を治療してくれただけでもとんでもないことなのに、わたしのお父さんとお母さんにも再会させてくれました。
しかも、使用人用の別館に大きな部屋を用意してくれて、わたしたちを住ませてくれています。
お風呂に入れてくれます。
普段はお屋敷のみんなと、男女に分かれて入ります。
家族3人で入ることもあります。
そして、たまにご主人さまと一緒に入ることがあって、そのときは背中を流したりします。
ご主人さまの背中はとっても大きいので、大変です。
最初は恥ずかしかったんですが、最近は慣れてきてしまいました。
あ、もちろん、変なことは何もありません。
ご主人さまはとても”おんなずき”らしいのですが、さすがにわたしのような子どもには興味がないようです。
お父さんやお母さん、それにミティさまやティーナさまと相談して一度だけ夜伽を申し出たことがあるのですが、断られてしまいました。
残念です。
いつかリベンジしたいです。
それと、ご主人さまは毎日朝早くから出かけていきます。
お仕事があるみたいです。
領主のお仕事と冒険者のお仕事があって、とても忙しそうです。
早くわたしも力になりたいです。
わたしは普段、メイドの見習いとして働いています。
セバスさん、レインさん、クルミナさんたちはとても優しくて、お仕事も楽しいです。
料理や掃除もずいぶん慣れてきました。
わたしのクッキーはご主人さまやリーゼロッテさまから好評をいただいています。
最近はビスケットやジャムの作り方も覚えました。
でも少しだけ不満もあります。
わたしがまだ子どもだからって、1日あたり多くても4時間ぐらいしか働かせてもらえないことです。
もっとたくさん働いて、ご主人さまに恩返ししたいのに……。
空いた時間は休憩したり遊んだり、好きなことをするように言われています。
だからわたしは、ロロちゃんに作ってもらった剣で素振りをしています。
トミーさんやヒナさんにお願いして、街の外に連れていってもらったこともあります。
ファイティングドッグはとても怖い魔物でした。
ご主人さまや他のみなさまはいつもこんなに怖い魔物と戦っているのかと思うと、頭が下がります。
でも、トミーさんやヒナさんに見てもらいながら、ロロちゃんと力を合わせて倒せたときは感動しました。
最近では、ロロちゃんと2人で狩りに行くこともあります。
バレたら怒られちゃうので、内緒ですけど。
――そんなある日のことです。
「あの、あなたがリン先輩ですか?」
「は、はいぃ。わたしはリンですけどぉ」
知らない女の人に声をかけられました。
いえ、顔だけは知っています。
ご主人さまが王都から連れてきた人ですね。
その中でも一番わたしに年が近かったので、気になってはいました。
「私はノノンといいます。よろしくお願いしますね」
ノノンさんが頭を下げます。
わたしは少し前に8歳になったばかりです。
ノノンさんは、もっと年上のはずです。
そんなに丁寧にあいさつされると、緊張しちゃいます。
『リン先輩』だなんて、そんな……。
「よ、よよ、よよよ、よろしくお願いしますぅ」
わたしは慌てて頭を下げてあいさつを返します。
「ふふっ……。リン先輩のことはよく聞いてます。期待の逸材だとか。私もリン先輩みたいになれるよう、頑張りますね」
「そ、それはぁ……、えっとぉ……。そのぉ……、あうう……」
それはわたしではなくて、他の人の話だと思います。
ロロちゃんは、ミティさまの元で鍛冶師の腕を磨いています。
ニルスさんやハンナさんは、農業関係のことなら何でもできるみたいです。
クリスティさんはとっても強いですし……。
みんなに比べたら、わたしなんて全然です。
わたしが困っていると、こちらにやって来て助け舟を出してくれる人がいました。
「…………?」
どうしたの? という表情でロロちゃんが首を傾げます。
彼女はとても無口ですし、表情もあまり変わりません。
でも、よく見ると何となく言いたいことはわかります。
ハイブリッジ家にお世話になり始めてから、わたしはロロちゃんといっしょにいる時間が多いです。
わたしとロロちゃんは親友同士です。
「あっ。あなたはロロ先輩ですね? 私はノノンです。よろしくお願いしますね」
ノノンさんがぺこりと頭を下げます。
「…………(ぺこり)」
ロロちゃんも同じように頭を下げます。
そして、わたしの服の裾を引っ張ってきます。
たぶん、『今日も狩りに行こう』という意味でしょう。
「で、では……。わたしたちはこれでぇ……」
「あれ? どこかに出かけるのですか?」
「ひ、秘密ですぅ。バレたら怒られちゃうのでぇ……」
「秘密!? な、何だかワクワクします……! 私も付いていってもいいですか? いいですよね?」
「え? そ、それはその……。あうぅ……」
わたしとロロちゃんだけの秘密のシークレット任務なので、あまり他の人を連れて行きたくはありません。
でも結局、ノノンさんに押し切られちゃいました。
こうしてわたしは、ロロちゃんやノノンさんといっしょに狩りに行くことになったのでした。
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