【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
781話 幻惑魔法【ミラージュ】
アビーたち4人を尋問している。
下着姿の彼女たちに魔力を通すことにより、今の俺には彼女たちの嘘を察知する能力がある。
罪を認めた上で、反省し、余罪がないのであれば実質的に無罪としても構わない。
しかし残念ながら、アビーが反省しているのは表面的だけのようだ。
(仕方ない。少し懲らしめておくか)
俺はそう思い、魔力を強めて流すことにした。
「ひゃうんっ!!」
アビーがビクンと跳ねる。
そして、そのままビクビクと震える。
「どうした? 何か言ったか?」
俺はあえて聞こえなかったふりをして、聞き返す。
「あ……。あの……。その……」
アビーは顔を赤らめている。
「なんだ? はっきり言え」
「は、はい……。申し訳ありませんでした。私の軽率な行動のせいで、皆様に多大なご迷惑をおかけして……んんっ!」
俺はさらに強く魔力を流してやる。
「ほぅ……?」
「あっ! ……くふ……っ! ああ……っ! お、お願いです。反省しています。もう許してくださいぃ……」
アビーが涙目になりながら懇願してくる。
しかし残念。
俺の魔力感知によると、これもまだ嘘。
まぁ、痛めつけたり快楽を押し付けるだけでは、その場しのぎの言い訳をするだけだ。
根本的な解決にはならない。
俺は心を鬼にして、次の段階へ移行する。
「【ミラージュ】」
俺は幻惑魔法を発動させる。
こんなこともあろうかと、新しく取得していたのだ。
まだ練習中であり、同格の相手との戦闘中に使用できるほどの練度はない。
しかし、こうして魔力的に格下の彼女たちに対してなら、十分な効力を発揮できるだろう。
「「はう……」」
アビーたち4人の目がトロンとする。
「なんだ? どうかしたのか?」
「いえ……。なんでもありません……」
「大丈夫ですよ……」
「問題ありませんわ……」
アビーたちが虚ろな目をしたまま答える。
よしよし。
ちゃんとかかったみたいだな。
ここからが俺の腕の見せどころだ。
「お前たち、前を見てみろ。今日のお前たちの”反省会”に、通行人たちが興味を示しているぞ」
「「!?」」
4人がハッとした顔になる。
彼女たちの目には、幻影が映っているはずだ。
王都のとある通り。
彼女たちは道の脇に下着姿で立たされており、手足には枷があり逃げることはできない。
もちろん、これは単なる幻影にすぎない。
しかし、一度認識してしまうと、そう簡単には否定できない。
まして、彼女たちの魔法抵抗力は低めだからな。
「お前たちが反省しないからこうなるんだ。俺としては、こんな晒し者みたいな真似をしたくないんだが……。お前たちに反省してもらうためにも仕方がないんだ。わかるよな?」
俺は優しく語りかけるように言う。
「ひぃっ!?」
「や、やだぁっ!」
アビーたちは羞恥心で真っ赤になっている。
そして、体を隠すように身じろぎするが、それは逆効果だ。
むしろ、かえって扇情的な姿を衆目にさらすことになってしまう。
「こら。そんなことをしたらダメだ。これは反省会なのだからな」
「す、すみませんっ!」
「でもぉ……」
「恥ずかしい……」
アビーたちは身を縮こまらせる。
取り調べ室から突然街の通りに出たような状態なわけだが、不審に思っている様子はないな。
俺の幻惑魔法はちゃんと効いているようだ。
「ほら、ちゃんと立ちなさい。胸を張って、手は横に。気を付けぇっ!」
「は、はいっ!」
「はいぃっ!」
アビーたちを直立不動の姿勢にさせて、通行人にじっくり鑑賞させていく。
まぁ、魔法によって生み出された幻覚なので、実際には通行人など存在しないが。
「やだ……。見ないでください……」
「ひどいです……。ひどいですぅ……」
アビーたちは顔を赤くしているが、ちゃんと直立姿勢を保っている。
なかなかいい子たちじゃないか。
それに、羞恥心を持っているのもいい。
年頃というには結構年を重ねているからどうかと思ったが、これなら十分に楽しめる。
……いや、これは俺が楽しむためじゃなくて、彼女たちに反省を促すためにやっていることだけどな。
「よし、改めて聞こう。そこのお前、反省しているか? もう二度と違法賭博に手を出さないと誓えるか?」
「は、はひぃ。誓います。絶対にもうしません」
女が真剣な表情で言う。
魔力判定は……真実。
嘘をついていない。
ちゃんと反省してくれたようだな。
「次はお前に聞こう。余罪はあるか?」
俺は次に隣の女を見る。
「あ、ありません! 他には何も悪いことをやってないです!」
女がそう叫ぶ。
こっちも魔力判定は真実。
余罪なしか。
俺はその調子で、アビーたち4人を取り調べしていく。
しょせん幻惑魔法とはいえ、魔法抵抗力の低い4人にとっては限りなく現実に近い感覚があるはずだ。
大通りで下着姿で直立不動。
通行人たちにジロジロと見られている。
この極限状態において、魔力による嘘探知技術を利用した取り調べ。
正確な供述を得ることができたと言っていいだろう。
「問題はお前だな……。俺としても、お前を有罪にはしたくないんだがな」
「わ、私は反省しています! ハイブリッジさま、どうかお許しを……。勘当されては、生きていけません……」
「許すのを判断するのは俺じゃなくて、サザリアナ王国の法律なんだ」
アビー=コーニッシュ(31歳未婚)。
彼女は、現状でギルティー。
口では反省しているようなことを言っているが、実際には反省していない。
その上、何らかの余罪もあるようだ。
しかし、彼女を有罪にしてしまうと、実家から勘当されてしまうだろう。
この年齢まで結婚しないどころかロクに働きもしなかった彼女が実家からの援助を失えば、その未来が暗いものになるのは想像に難くない。
(まぁ、自業自得と言えば自業自得なのだが……)
なんとか俺の幻惑魔法を使って反省を促してやりたい。
余罪の軽さ次第では、総合的に見て実質的な無罪放免にすることも不可能ではないだろう。
ここが俺の腕の見せどころだ。
下着姿の彼女たちに魔力を通すことにより、今の俺には彼女たちの嘘を察知する能力がある。
罪を認めた上で、反省し、余罪がないのであれば実質的に無罪としても構わない。
しかし残念ながら、アビーが反省しているのは表面的だけのようだ。
(仕方ない。少し懲らしめておくか)
俺はそう思い、魔力を強めて流すことにした。
「ひゃうんっ!!」
アビーがビクンと跳ねる。
そして、そのままビクビクと震える。
「どうした? 何か言ったか?」
俺はあえて聞こえなかったふりをして、聞き返す。
「あ……。あの……。その……」
アビーは顔を赤らめている。
「なんだ? はっきり言え」
「は、はい……。申し訳ありませんでした。私の軽率な行動のせいで、皆様に多大なご迷惑をおかけして……んんっ!」
俺はさらに強く魔力を流してやる。
「ほぅ……?」
「あっ! ……くふ……っ! ああ……っ! お、お願いです。反省しています。もう許してくださいぃ……」
アビーが涙目になりながら懇願してくる。
しかし残念。
俺の魔力感知によると、これもまだ嘘。
まぁ、痛めつけたり快楽を押し付けるだけでは、その場しのぎの言い訳をするだけだ。
根本的な解決にはならない。
俺は心を鬼にして、次の段階へ移行する。
「【ミラージュ】」
俺は幻惑魔法を発動させる。
こんなこともあろうかと、新しく取得していたのだ。
まだ練習中であり、同格の相手との戦闘中に使用できるほどの練度はない。
しかし、こうして魔力的に格下の彼女たちに対してなら、十分な効力を発揮できるだろう。
「「はう……」」
アビーたち4人の目がトロンとする。
「なんだ? どうかしたのか?」
「いえ……。なんでもありません……」
「大丈夫ですよ……」
「問題ありませんわ……」
アビーたちが虚ろな目をしたまま答える。
よしよし。
ちゃんとかかったみたいだな。
ここからが俺の腕の見せどころだ。
「お前たち、前を見てみろ。今日のお前たちの”反省会”に、通行人たちが興味を示しているぞ」
「「!?」」
4人がハッとした顔になる。
彼女たちの目には、幻影が映っているはずだ。
王都のとある通り。
彼女たちは道の脇に下着姿で立たされており、手足には枷があり逃げることはできない。
もちろん、これは単なる幻影にすぎない。
しかし、一度認識してしまうと、そう簡単には否定できない。
まして、彼女たちの魔法抵抗力は低めだからな。
「お前たちが反省しないからこうなるんだ。俺としては、こんな晒し者みたいな真似をしたくないんだが……。お前たちに反省してもらうためにも仕方がないんだ。わかるよな?」
俺は優しく語りかけるように言う。
「ひぃっ!?」
「や、やだぁっ!」
アビーたちは羞恥心で真っ赤になっている。
そして、体を隠すように身じろぎするが、それは逆効果だ。
むしろ、かえって扇情的な姿を衆目にさらすことになってしまう。
「こら。そんなことをしたらダメだ。これは反省会なのだからな」
「す、すみませんっ!」
「でもぉ……」
「恥ずかしい……」
アビーたちは身を縮こまらせる。
取り調べ室から突然街の通りに出たような状態なわけだが、不審に思っている様子はないな。
俺の幻惑魔法はちゃんと効いているようだ。
「ほら、ちゃんと立ちなさい。胸を張って、手は横に。気を付けぇっ!」
「は、はいっ!」
「はいぃっ!」
アビーたちを直立不動の姿勢にさせて、通行人にじっくり鑑賞させていく。
まぁ、魔法によって生み出された幻覚なので、実際には通行人など存在しないが。
「やだ……。見ないでください……」
「ひどいです……。ひどいですぅ……」
アビーたちは顔を赤くしているが、ちゃんと直立姿勢を保っている。
なかなかいい子たちじゃないか。
それに、羞恥心を持っているのもいい。
年頃というには結構年を重ねているからどうかと思ったが、これなら十分に楽しめる。
……いや、これは俺が楽しむためじゃなくて、彼女たちに反省を促すためにやっていることだけどな。
「よし、改めて聞こう。そこのお前、反省しているか? もう二度と違法賭博に手を出さないと誓えるか?」
「は、はひぃ。誓います。絶対にもうしません」
女が真剣な表情で言う。
魔力判定は……真実。
嘘をついていない。
ちゃんと反省してくれたようだな。
「次はお前に聞こう。余罪はあるか?」
俺は次に隣の女を見る。
「あ、ありません! 他には何も悪いことをやってないです!」
女がそう叫ぶ。
こっちも魔力判定は真実。
余罪なしか。
俺はその調子で、アビーたち4人を取り調べしていく。
しょせん幻惑魔法とはいえ、魔法抵抗力の低い4人にとっては限りなく現実に近い感覚があるはずだ。
大通りで下着姿で直立不動。
通行人たちにジロジロと見られている。
この極限状態において、魔力による嘘探知技術を利用した取り調べ。
正確な供述を得ることができたと言っていいだろう。
「問題はお前だな……。俺としても、お前を有罪にはしたくないんだがな」
「わ、私は反省しています! ハイブリッジさま、どうかお許しを……。勘当されては、生きていけません……」
「許すのを判断するのは俺じゃなくて、サザリアナ王国の法律なんだ」
アビー=コーニッシュ(31歳未婚)。
彼女は、現状でギルティー。
口では反省しているようなことを言っているが、実際には反省していない。
その上、何らかの余罪もあるようだ。
しかし、彼女を有罪にしてしまうと、実家から勘当されてしまうだろう。
この年齢まで結婚しないどころかロクに働きもしなかった彼女が実家からの援助を失えば、その未来が暗いものになるのは想像に難くない。
(まぁ、自業自得と言えば自業自得なのだが……)
なんとか俺の幻惑魔法を使って反省を促してやりたい。
余罪の軽さ次第では、総合的に見て実質的な無罪放免にすることも不可能ではないだろう。
ここが俺の腕の見せどころだ。
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