【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
767話 ナオミとレイン
ナオミをミリオンズのみんなに紹介した。
今日のところは帰ろうとした彼女だったが、俺との試合で極度に消耗していたらしい。
ふらついていたので、今日はハイブリッジ家が借り切っている高級宿屋の最上階の一室に泊まることになった。
「ここを好きに使うといい」
「こんな素敵な部屋を使わせていただいてよろしいのですか?」
ナオミが恐縮した様子で言う。
「気にするな。もともとここは、急な来客に備えて余分に借りていた部屋だからな。ナオミちゃんの部屋みたいなものさ」
「は、はぁ……。そうなんですか」
「ナオミ様のお世話は、私が務めさせていただきます!」
と、そこへ現れたのはメイド服の女性だった。
彼女は俺の専属の侍女であるレインだ。
料理や掃除など、家事全般を得意としている万能型のメイドである。
王都に来てからというもの、メイド業のスキマ時間に騎士団の訓練に混ざり、剣術の稽古に取り組んでいた。
さらには、俺とのケツ叩きプレイや俺とベアトリクスの決闘を通して、通常の加護を付与されるにまで至っている。
基礎ステータスが向上した上、料理術、清掃術、剣術のスキルレベルが上がり、空間魔法をも取得した。
将来性抜群のスーパーメイドである。
「よろしくお願いしますね、レインさん」
「はい! ナオミ様に満足していただけるよう、誠心誠意ご奉仕させていただく所存です!」
「いえ、えっと……。アタシは様付けされるような人間では……」
ナオミが恐縮している。
レインとナオミは同年代だ。
身分が平民という点も共通している。
違いがあるとすれば、ハイブリッジ家に登用されてからの月日の長さと、ハイブリッジ家における職務だろう。
レインはハイブリッジ家の中でも相当に古株である。
なにせ、俺が騎士爵を授かる前から屋敷の管理要員として雇用していたからな。
ミリオンズの面々と比べても、マリアやサリエが正式加入する以前からの付き合いだ。
対するナオミは、登用を打診したのは今日が初めてであり、正式な家臣になったのも今日からである。
俺の配下になったばかりなのだ。
立場的には、レインの方が上かもしれない。
「ナオミ様。どうか私のことはレインと呼び捨てにしてください。私の職務はメイド。お館様がお手付きになられた女性の世話をするのは、私の職務です!」
レインはミリオンズへの加入も検討しているが、現状の職務はメイドである。
対するナオミの職務は一般警備兵になる予定だ。
本来であれば、レインの奉仕対象にナオミは含まれていない。
だが、当主である俺がナオミに手を出しているのであれば、特例としてナオミも奉仕の対象になるだろう。
「そっ、そんな畏れ多いです! アタシは別に、ハイブリッジ様のご寵愛を受けたりは……」
ナオミが慌てて言う。
その顔は真っ赤に染まっていた。
「……?」
レインが俺に視線で問いかけてくる。
(実はまだ手を出していないんだ)
俺はアイコンタクトで答えた。
(まだでございますか? ナオミ様は魅力的な体をしていると思いますけど……?)
(まだ若いし、そういうことを強要するつもりはないよ。彼女が望めば別だけどな……)
そう言いつつ、俺はナオミの体をチラ見した。
やはり若い。
みずみずしい肌をしており、筋肉質ではあるが、適度に引き締まっている。
実にいい感じだ。
「あぅ……。あ、あまり見ないでください」
ナオミが恥ずかしがって身を縮める。
「これは失礼しました」
「すまない」
俺たちは素直に謝った。
レインとナオミの上下関係は微妙なところだが、まぁなるようになるだろう。
とりあえず今日のところは退散して――
「お館様、それにナオミ様。ご提案があるのですが?」
と、ここでレインが話を切り出してきた。
「なんだ?」
「はい。ナオミ様はとてもお疲れのご様子。私のマッサージ術で、疲労回復のお手伝いをしたいと思っております」
「ふむ……。それは良い案かもしれんな」
レインの基礎レベルも少しずつ上がっている。
新たに得たスキルポイントによって『マッサージ術』を取得したのだ。
俺もたまにやってもらっているが、あれは実にいい。
治療魔法だけでは取り除けない疲労も吹き飛んでいく。
「ええ~!? そ、そんな、アタシなんかにそこまで気を遣っていただくわけには……」
「遠慮はいらない。ナオミちゃんはもう家族の一員だ」
「か、家族ですか?」
「ああそうだ。ハイブリッジ家に登用した者たちは、家族のように思っている。特にナオミちゃんには将来の幹部候補として期待しているし、その気持ちは強い」
さすがに末端の一般兵一人ひとりまでを家族扱いすることは難しいが、幹部候補者であれば話は別だ。
加護付与スキルの副次的な恩恵により各人の満足度を測ることができるし、ハイブリッジ家は概ね安定して繁栄している。
ナオミはその中でも有望な人材である。
「アタシを幹部候補なんて……」
「事実だ。……そうだ、いいことを思いついたぞ」
「なんでしょうか?」
「俺もマッサージを手伝ってやる。俺とレインの二人体制なら、より効果が高いはずだ」
実は、俺もつい先日『マッサージ術』を取得している。
実務としての経験はレインに少し劣るが、技術だけならしっかりとしたものを身に付けていることになる。
俺とレインのコンビ技ならば、ナオミを骨抜きにする自信があった。
「え、ええぇー!? だ、ダメですよ! いくらなんでもそんな、ハイブリッジ様にそんなこと……」
「問題ない。さぁ、気を楽にするがいい」
「お館様がそうおっしゃるのであれば、私は反対しません。いっしょにナオミ様を癒やしてあげましょう!」
こうして、俺とレインはナオミにマッサージを行うことになった。
将来の幹部候補兼、ハーレムメンバー候補だ。
しっかりと気持ちよくなってもらって、忠義度を稼いでおかないとな。
今日のところは帰ろうとした彼女だったが、俺との試合で極度に消耗していたらしい。
ふらついていたので、今日はハイブリッジ家が借り切っている高級宿屋の最上階の一室に泊まることになった。
「ここを好きに使うといい」
「こんな素敵な部屋を使わせていただいてよろしいのですか?」
ナオミが恐縮した様子で言う。
「気にするな。もともとここは、急な来客に備えて余分に借りていた部屋だからな。ナオミちゃんの部屋みたいなものさ」
「は、はぁ……。そうなんですか」
「ナオミ様のお世話は、私が務めさせていただきます!」
と、そこへ現れたのはメイド服の女性だった。
彼女は俺の専属の侍女であるレインだ。
料理や掃除など、家事全般を得意としている万能型のメイドである。
王都に来てからというもの、メイド業のスキマ時間に騎士団の訓練に混ざり、剣術の稽古に取り組んでいた。
さらには、俺とのケツ叩きプレイや俺とベアトリクスの決闘を通して、通常の加護を付与されるにまで至っている。
基礎ステータスが向上した上、料理術、清掃術、剣術のスキルレベルが上がり、空間魔法をも取得した。
将来性抜群のスーパーメイドである。
「よろしくお願いしますね、レインさん」
「はい! ナオミ様に満足していただけるよう、誠心誠意ご奉仕させていただく所存です!」
「いえ、えっと……。アタシは様付けされるような人間では……」
ナオミが恐縮している。
レインとナオミは同年代だ。
身分が平民という点も共通している。
違いがあるとすれば、ハイブリッジ家に登用されてからの月日の長さと、ハイブリッジ家における職務だろう。
レインはハイブリッジ家の中でも相当に古株である。
なにせ、俺が騎士爵を授かる前から屋敷の管理要員として雇用していたからな。
ミリオンズの面々と比べても、マリアやサリエが正式加入する以前からの付き合いだ。
対するナオミは、登用を打診したのは今日が初めてであり、正式な家臣になったのも今日からである。
俺の配下になったばかりなのだ。
立場的には、レインの方が上かもしれない。
「ナオミ様。どうか私のことはレインと呼び捨てにしてください。私の職務はメイド。お館様がお手付きになられた女性の世話をするのは、私の職務です!」
レインはミリオンズへの加入も検討しているが、現状の職務はメイドである。
対するナオミの職務は一般警備兵になる予定だ。
本来であれば、レインの奉仕対象にナオミは含まれていない。
だが、当主である俺がナオミに手を出しているのであれば、特例としてナオミも奉仕の対象になるだろう。
「そっ、そんな畏れ多いです! アタシは別に、ハイブリッジ様のご寵愛を受けたりは……」
ナオミが慌てて言う。
その顔は真っ赤に染まっていた。
「……?」
レインが俺に視線で問いかけてくる。
(実はまだ手を出していないんだ)
俺はアイコンタクトで答えた。
(まだでございますか? ナオミ様は魅力的な体をしていると思いますけど……?)
(まだ若いし、そういうことを強要するつもりはないよ。彼女が望めば別だけどな……)
そう言いつつ、俺はナオミの体をチラ見した。
やはり若い。
みずみずしい肌をしており、筋肉質ではあるが、適度に引き締まっている。
実にいい感じだ。
「あぅ……。あ、あまり見ないでください」
ナオミが恥ずかしがって身を縮める。
「これは失礼しました」
「すまない」
俺たちは素直に謝った。
レインとナオミの上下関係は微妙なところだが、まぁなるようになるだろう。
とりあえず今日のところは退散して――
「お館様、それにナオミ様。ご提案があるのですが?」
と、ここでレインが話を切り出してきた。
「なんだ?」
「はい。ナオミ様はとてもお疲れのご様子。私のマッサージ術で、疲労回復のお手伝いをしたいと思っております」
「ふむ……。それは良い案かもしれんな」
レインの基礎レベルも少しずつ上がっている。
新たに得たスキルポイントによって『マッサージ術』を取得したのだ。
俺もたまにやってもらっているが、あれは実にいい。
治療魔法だけでは取り除けない疲労も吹き飛んでいく。
「ええ~!? そ、そんな、アタシなんかにそこまで気を遣っていただくわけには……」
「遠慮はいらない。ナオミちゃんはもう家族の一員だ」
「か、家族ですか?」
「ああそうだ。ハイブリッジ家に登用した者たちは、家族のように思っている。特にナオミちゃんには将来の幹部候補として期待しているし、その気持ちは強い」
さすがに末端の一般兵一人ひとりまでを家族扱いすることは難しいが、幹部候補者であれば話は別だ。
加護付与スキルの副次的な恩恵により各人の満足度を測ることができるし、ハイブリッジ家は概ね安定して繁栄している。
ナオミはその中でも有望な人材である。
「アタシを幹部候補なんて……」
「事実だ。……そうだ、いいことを思いついたぞ」
「なんでしょうか?」
「俺もマッサージを手伝ってやる。俺とレインの二人体制なら、より効果が高いはずだ」
実は、俺もつい先日『マッサージ術』を取得している。
実務としての経験はレインに少し劣るが、技術だけならしっかりとしたものを身に付けていることになる。
俺とレインのコンビ技ならば、ナオミを骨抜きにする自信があった。
「え、ええぇー!? だ、ダメですよ! いくらなんでもそんな、ハイブリッジ様にそんなこと……」
「問題ない。さぁ、気を楽にするがいい」
「お館様がそうおっしゃるのであれば、私は反対しません。いっしょにナオミ様を癒やしてあげましょう!」
こうして、俺とレインはナオミにマッサージを行うことになった。
将来の幹部候補兼、ハーレムメンバー候補だ。
しっかりと気持ちよくなってもらって、忠義度を稼いでおかないとな。
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