【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
742話 カジノ荒らし五人衆
俺はトパーズや他の美女を侍らせつつ、酒を飲んでいる。
「ほら、トパーズ。もっと飲めよ」
「うぅ……。もう無理ですぅ……」
「そう言うなって。ほれ、もう一杯」
「んぐっ!?」
俺はトパーズの口に無理やり酒瓶を押し込んだ。
彼女の口の端から溢れ出た液体が顎先から滴り落ちる。
「ぷはぁ! あ、ありがとうございます。ただ、そろそろ限界なのですが……」
「おいおい、まだ始まったばかりだろ?」
「で、でもぉ……」
「マスター! 新しい酒を出せ!」
トパーズは渋るが、それでも俺は構わずに次の酒を注文する。
ここは闇カジノに併設されたバー。
ルーレットで荒稼ぎした俺は、とりあえず休憩と様子見を兼ねてここで飲んでいるわけだ。
「おら、次はお前らだ! 遠慮せずにガンガン飲め!」
「「は、はい!!」」
「ううぅ……。飲みすぎですよぅ……。気持ち悪いです……」
「大丈夫だ。いざとなったら、また治療魔法を掛けてやるさ」
「そ、それはそうかもしれませんけど……」
ま、本当にヤバそうなときしか使わないけどな。
俺がトパーズたちにアルハラをかましているのは、半分は趣味だ。
しかし、もう半分はちゃんとした理由がある。
闇カジノの案内人であるトパーズを酔い潰させることによって、少しでも『闇蛇団』を混乱させたいという狙いがあった。
(俺はルーレットで荒稼ぎし、案内人のトパーズは実質的に行動不能。総支配人のロッシュは、いつ頃出てくるかな?)
俺が再びギャンブルに参加して荒稼ぎすれば、いよいよロッシュが出てくるかもしれない。
しかしその前に、俺以外の者たちの奮戦にも期待したい。
まずはネスターとシェリーに視線を向けてみる。
彼らはブラックジャック風のゲームに興じている。
「ヒットだ。……よし、スタンド」
「アタシはダブルダウンだよ」
ネスターとシェリーの手元には、最初に渡したチップよりはるかに多い額が置かれていた。
当初の3倍くらいだろうか。
「ふむ。また勝てたな」
「順調だね」
2人が満足げに笑っている。
「くっ。何だよコイツら……」
「地味なのに、気がつけば勝ってやがる!」
他の参加者たちが妬ましそうな視線を向ける。
確かに、ネスターとシェリーは地味かもしれない。
しかしCランク冒険者として信頼できる実力を持っており、精神面も安定している。
純粋な戦闘能力ならキリヤやクリスティ、索敵能力ならヴィルナやヒナの方が上だが、ネスターとシェリーには安心感を与えてくれる魅力がある。
(ふむ……。俺ほどの荒稼ぎというわけではないが、ネスターとシェリーは順調だな。次はナオミだが……)
彼女はスロットマシンのコーナーで遊んでいた。
いや、遊ぶと言うと語弊があるか。
これはあくまで『闇蛇団』を摘発するための潜入捜査の一環なのだから。
実際に乗り込んでギャンブルに参加し、トパーズなどからそれっぽい証言も引き出せた。
やはりここは高レートの違法賭博場で間違いない。
高レートギャンブルは身を滅ぼす。
本人たちが納得して参加しているからいいか、とはならない。
口を滑らせたトパーズからの情報によれば、つい昨日も幼気な少女が借金漬けにされたとか。
放っておくわけにはいかない。
(たった今から実力行使をしてもいいんだが、何とかして頭目のロッシュを引きずり出したい。逃げられると厄介だからな)
実力行使をするにしても、まずはロッシュやその他幹部陣を視界に入れている状態からにしたい。
そのためには、もう少し稼いで荒らすことが必要だ。
「頑張りますよぉ! はっ!」
ナオミは真剣な表情でスロットにコインを投入していく。
やる気満々なのは結構なことだが、その声がデカいのが玉に瑕だ。
結構目立っているぞ。
彼女は騎士見習いだし、やはりどこか体育会系なところがある。
「そこぉっ!!」
彼女がスロットのストップボタンを叩いた。
リールが止まり、絵柄が揃っていく。
「やりました! これで当初の10倍にまで増やせました!!」
「「おおー!」」
ナオミの周囲で見物していた客たちが拍手をした。
当人は嬉しそうにガッツポーズをしている。
スロットで勝つために必要なことは何か。
基本的には運である。
だが、目押しが通じるタイプのスロットなら、何よりも動体視力が大切となる。
(ナオミって、目がいいタイプだよなぁ)
俺は王都に来てからというもの、騎士見習いのナオミの他、レティシア中隊長や小隊長三人衆の豪槍くんなどに指導を行ってきた。
レティシア中隊長は技巧タイプ。
小隊長三人衆は鍛えた筋肉でゴリ押しする脳筋。
そしてナオミは、動体視力で敵の動きを見極めてスキを突く対応型の戦い方をする。
彼女は目が良い。
それもかなり良い部類に入るだろう。
俺がそれなりに速く剣を振るっても、ある程度の反応ができるくらいだもんな。
(当初資金を10倍に増やしているのは偶然ではなさそうか。彼女の動体視力が為せる技だ)
騎士見習いなんか辞めてギャンブラーになった方がいいのではとも思うが、そう単純な話ではない。
今までは動体視力で目押しするような参加者がいなくて対策されていないだけだろう。
ナオミが連日のように通い始めたら、出禁になるか、目押しできないタイプのスロットが用意されてしまう可能性が高い。
(まあ、真面目な彼女がギャンブルにのめり込むことはないだろうけど。そもそも、この賭博場は今日で閉鎖されることになるし)
俺がルーレットで大勝し、ネスターとシェリーがブラックジャックで安定した勝ちを収め、ナオミがスロットで勝ちまくったことで、このカジノの資金も危うくなってきたんじゃないだろうか。
関係者の動きが少し慌ただしくなってきている。
「ト、トパーズさん……」
職員らしき男が、俺の隣で酔い潰れたトパーズに声を潜めて話し掛けた。
「うーん、なあにぃ?」
トパーズはベロベロに酔っている。
俺がアルハラで酒を飲ませたせいだ。
「少し対応願いたいことがあるのですが……」
「うーん、わかったぁ」
トパーズがフラフラと立ち上がり、去ろうとする。
が、俺は彼女の腰に腕を回して引き留める。
「おい、どこに行くつもりだ? 俺の相手をもっとしてくれよ」
「えぇ~、もう無理だよぉ~」
「無理じゃない。ほら、ここに座れ。まだ飲み足りないんだよ。付き合ってくれ。もちろん奢ってやるからさ」
俺はトパーズの胸元にチップを差し込む。
そして、彼女の胸を遠慮なく揉みしだいた。
「わ、分かったからぁ……。じゃあちょっとだけね……」
「ああ、ありがとう」
俺はトパーズを引き止めることに成功した。
「あ、あの……」
「何か不服か?」
俺は闘気と魔力を開放し、男を威圧する。
「い、いえ、滅相もないです!」
「なら、黙って引き下げれ」
「はい!」
トパーズを呼びに来た男は、震えながら逃げるように去っていった。
(ふふふ。案内人を務めるトパーズは、この闇カジノの中でもそれなりの地位のようだった。こうして妨害してやれば、現場の指揮が乱れる。総支配人のロッシュが出てくるのも時間の問題だ。後は、ミティの稼ぎっぷり次第だが……)
俺はミティに視線を向ける。
彼女はポーカーに参加しているようだ。
バーでトパーズを引き止めつつ、ミティの様子を見てみることにしよう。
「ほら、トパーズ。もっと飲めよ」
「うぅ……。もう無理ですぅ……」
「そう言うなって。ほれ、もう一杯」
「んぐっ!?」
俺はトパーズの口に無理やり酒瓶を押し込んだ。
彼女の口の端から溢れ出た液体が顎先から滴り落ちる。
「ぷはぁ! あ、ありがとうございます。ただ、そろそろ限界なのですが……」
「おいおい、まだ始まったばかりだろ?」
「で、でもぉ……」
「マスター! 新しい酒を出せ!」
トパーズは渋るが、それでも俺は構わずに次の酒を注文する。
ここは闇カジノに併設されたバー。
ルーレットで荒稼ぎした俺は、とりあえず休憩と様子見を兼ねてここで飲んでいるわけだ。
「おら、次はお前らだ! 遠慮せずにガンガン飲め!」
「「は、はい!!」」
「ううぅ……。飲みすぎですよぅ……。気持ち悪いです……」
「大丈夫だ。いざとなったら、また治療魔法を掛けてやるさ」
「そ、それはそうかもしれませんけど……」
ま、本当にヤバそうなときしか使わないけどな。
俺がトパーズたちにアルハラをかましているのは、半分は趣味だ。
しかし、もう半分はちゃんとした理由がある。
闇カジノの案内人であるトパーズを酔い潰させることによって、少しでも『闇蛇団』を混乱させたいという狙いがあった。
(俺はルーレットで荒稼ぎし、案内人のトパーズは実質的に行動不能。総支配人のロッシュは、いつ頃出てくるかな?)
俺が再びギャンブルに参加して荒稼ぎすれば、いよいよロッシュが出てくるかもしれない。
しかしその前に、俺以外の者たちの奮戦にも期待したい。
まずはネスターとシェリーに視線を向けてみる。
彼らはブラックジャック風のゲームに興じている。
「ヒットだ。……よし、スタンド」
「アタシはダブルダウンだよ」
ネスターとシェリーの手元には、最初に渡したチップよりはるかに多い額が置かれていた。
当初の3倍くらいだろうか。
「ふむ。また勝てたな」
「順調だね」
2人が満足げに笑っている。
「くっ。何だよコイツら……」
「地味なのに、気がつけば勝ってやがる!」
他の参加者たちが妬ましそうな視線を向ける。
確かに、ネスターとシェリーは地味かもしれない。
しかしCランク冒険者として信頼できる実力を持っており、精神面も安定している。
純粋な戦闘能力ならキリヤやクリスティ、索敵能力ならヴィルナやヒナの方が上だが、ネスターとシェリーには安心感を与えてくれる魅力がある。
(ふむ……。俺ほどの荒稼ぎというわけではないが、ネスターとシェリーは順調だな。次はナオミだが……)
彼女はスロットマシンのコーナーで遊んでいた。
いや、遊ぶと言うと語弊があるか。
これはあくまで『闇蛇団』を摘発するための潜入捜査の一環なのだから。
実際に乗り込んでギャンブルに参加し、トパーズなどからそれっぽい証言も引き出せた。
やはりここは高レートの違法賭博場で間違いない。
高レートギャンブルは身を滅ぼす。
本人たちが納得して参加しているからいいか、とはならない。
口を滑らせたトパーズからの情報によれば、つい昨日も幼気な少女が借金漬けにされたとか。
放っておくわけにはいかない。
(たった今から実力行使をしてもいいんだが、何とかして頭目のロッシュを引きずり出したい。逃げられると厄介だからな)
実力行使をするにしても、まずはロッシュやその他幹部陣を視界に入れている状態からにしたい。
そのためには、もう少し稼いで荒らすことが必要だ。
「頑張りますよぉ! はっ!」
ナオミは真剣な表情でスロットにコインを投入していく。
やる気満々なのは結構なことだが、その声がデカいのが玉に瑕だ。
結構目立っているぞ。
彼女は騎士見習いだし、やはりどこか体育会系なところがある。
「そこぉっ!!」
彼女がスロットのストップボタンを叩いた。
リールが止まり、絵柄が揃っていく。
「やりました! これで当初の10倍にまで増やせました!!」
「「おおー!」」
ナオミの周囲で見物していた客たちが拍手をした。
当人は嬉しそうにガッツポーズをしている。
スロットで勝つために必要なことは何か。
基本的には運である。
だが、目押しが通じるタイプのスロットなら、何よりも動体視力が大切となる。
(ナオミって、目がいいタイプだよなぁ)
俺は王都に来てからというもの、騎士見習いのナオミの他、レティシア中隊長や小隊長三人衆の豪槍くんなどに指導を行ってきた。
レティシア中隊長は技巧タイプ。
小隊長三人衆は鍛えた筋肉でゴリ押しする脳筋。
そしてナオミは、動体視力で敵の動きを見極めてスキを突く対応型の戦い方をする。
彼女は目が良い。
それもかなり良い部類に入るだろう。
俺がそれなりに速く剣を振るっても、ある程度の反応ができるくらいだもんな。
(当初資金を10倍に増やしているのは偶然ではなさそうか。彼女の動体視力が為せる技だ)
騎士見習いなんか辞めてギャンブラーになった方がいいのではとも思うが、そう単純な話ではない。
今までは動体視力で目押しするような参加者がいなくて対策されていないだけだろう。
ナオミが連日のように通い始めたら、出禁になるか、目押しできないタイプのスロットが用意されてしまう可能性が高い。
(まあ、真面目な彼女がギャンブルにのめり込むことはないだろうけど。そもそも、この賭博場は今日で閉鎖されることになるし)
俺がルーレットで大勝し、ネスターとシェリーがブラックジャックで安定した勝ちを収め、ナオミがスロットで勝ちまくったことで、このカジノの資金も危うくなってきたんじゃないだろうか。
関係者の動きが少し慌ただしくなってきている。
「ト、トパーズさん……」
職員らしき男が、俺の隣で酔い潰れたトパーズに声を潜めて話し掛けた。
「うーん、なあにぃ?」
トパーズはベロベロに酔っている。
俺がアルハラで酒を飲ませたせいだ。
「少し対応願いたいことがあるのですが……」
「うーん、わかったぁ」
トパーズがフラフラと立ち上がり、去ろうとする。
が、俺は彼女の腰に腕を回して引き留める。
「おい、どこに行くつもりだ? 俺の相手をもっとしてくれよ」
「えぇ~、もう無理だよぉ~」
「無理じゃない。ほら、ここに座れ。まだ飲み足りないんだよ。付き合ってくれ。もちろん奢ってやるからさ」
俺はトパーズの胸元にチップを差し込む。
そして、彼女の胸を遠慮なく揉みしだいた。
「わ、分かったからぁ……。じゃあちょっとだけね……」
「ああ、ありがとう」
俺はトパーズを引き止めることに成功した。
「あ、あの……」
「何か不服か?」
俺は闘気と魔力を開放し、男を威圧する。
「い、いえ、滅相もないです!」
「なら、黙って引き下げれ」
「はい!」
トパーズを呼びに来た男は、震えながら逃げるように去っていった。
(ふふふ。案内人を務めるトパーズは、この闇カジノの中でもそれなりの地位のようだった。こうして妨害してやれば、現場の指揮が乱れる。総支配人のロッシュが出てくるのも時間の問題だ。後は、ミティの稼ぎっぷり次第だが……)
俺はミティに視線を向ける。
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