【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
650話 ミカとのひととき
ミティが待望の女の子を出産してから数日が経過した。
彼女の体力は戻りつつある。
今日から徐々に普段の生活に戻る予定だ。
ただし、その前にまずは母子ともに健康かどうかの確認が必要だ。
そのため、朝から産婆が来て検診を受けている。
「うん。特に問題はなさそうだねぇ」
産婆がミティの様子を見ながら言った。
「ありがとう。非常に助かった」
「これが仕事だからねぇ。報酬も受け取っているし」
「またよろしく頼む。近い内に、後2人の出産が控えているんだ」
「わかっているよ。アイリスちゃんとモニカちゃんだろう? いつでも呼んでおくれ」
産婆はそう言って出て行った。
「ミティ。実際のところ、どうだ?」
「はい。もうすっかり元通りです! ……と言いたいところですが、まだ少し体が弱っている感覚がありますね」
「無理することはないぞ。ゆっくり休んでいればそのうち治るだろう」
「ありがとうございます。でも今日から少しずつ通常に戻ろうと思います。冒険者活動も鍛冶も勘を取り戻しておきませんと。それに何より、ミカをしっかり育てていく必要があります」
ミティがミカを抱きながら微笑んだ。
「ミカには母乳を与えています。とても飲みがよく、たくさん飲んでくれていますよ」
「そうか。それはよかった」
まだ生まれたばかりなので栄養補給が最優先だ。
離乳食が始まるまでは、ミティの母乳が一番いいだろう。
健やかに育ってほしい。
「あう~」
「よしよし」
ミティがミカを抱くと、ミカも手を伸ばしてミティの胸に触れた。
「あはははははっ……くすぐったいですよぉ。こらぁ~」
ミティは笑いながら、楽しそうな表情をしている。
しかし、ミカが少し羨ましいな……。
妊娠中は激しい運動がご法度だったので、俺はミティとそういう行為をしていない。
ずいぶんとご無沙汰だ。
「ふふ。タカシ様も触れられますか?」
ミティが俺に声を掛けてきた。
「いいのか?」
「もちろんです。私の体はタカシ様のものですから……ん」
ミティがそっと俺の手を取り、自分の胸に誘導した。
そして優しく抱きしめてくれる。
「あはは。何だか久しぶりですね。ドキドキします」
「ああ。俺も同じだよ。でも本当に綺麗になったな」
「ふふ。そうですか?」
「子どもを生んで何だか雰囲気が変わった気がするよ」
「嬉しいです」
ミティは俺の腕の中で、少し恥ずかしそうにしている。
「あう~」
ミカがどこか不満げな声を上げた。
「おや? ひょっとして嫉妬しているのかな?」
「ママはどこにも行きませんよ。でも、確かにタカシ様……パパだけに構うのも教育に良くないかもしれませんね」
ミティの言うことにも一理ある。
子どもが生まれた後でも両親がラブラブなのは結構なことだが、それが原因で育児が疎かになるのは良くない。
残念だが、ミティはもう俺だけのミティではないのだ。
「さあ、パパ。ミカも抱っこしてあげてください」
「ああ」
「あ~う」
ミカも俺に手を伸ばした。
ミティの温もりと柔らかさを感じつつ、俺はミカを受け取った。
「ミカも幸せそうに笑っていますね。タカシ様の優しさに触れ、安心したのでしょう」
「ミティの優しさにもだよ。俺たち2人で、ミカが安心して暮らせる環境を作っていこう」
「はい!」
「ミティ、いつもありがとう」
「いえ、こちらこそ……ん……」
ミティの唇に軽くキスをする。
「ミカの前ですけど、これくらいなら大丈夫ですよね?」
「うん。もっとしてくれても構わないぞ」
俺はそう言う。
子どもの前だが、既に俺のマグナムは臨戦態勢になりつつある。
このまま久しぶりにハッスルしてしまおうか。
俺はそんな邪念に駆られていたのだが……。
「ごほん! ……えっと、お邪魔でしたら私は出ていきますが」
レインがわざとらしく咳払いをして、空気を読んでくれた。
「はわわ。わ、わたしのことは置物だと思ってくださいぃ」
リンも同じく気を遣ってくれる。
両手を目に当て、何も見ていないとアピールしている。
だが、この機会に覗く気満々のようだ。
その証拠に、指の隙間からこちらをチラチラと見ている。
「あ、いや……。今日はやめておこうか」
「そうですね。もう少し元気になってからにしましょう」
「ああ。今はゆっくり休むといい。ミカと共にな」
「はい」
しばらくの間、ミカをあやしながらミティとの時間を満喫していく。
待望の第一子は極めて健康的に生まれてきたし、母親であるミティの予後も良好だ。
出産後も母子ともに健康というのは素晴らしい事だと思う。
「あうあ~」
「ふふっ。可愛いな」
「ええ、本当に」
俺とミティは、ミカを挟んで微笑む。
ミカの子育てもしなければならない。
記憶は不確かだが、生まれた直後がもっとも死亡リスクが高いはずだ。
俺の治療魔法やメイドたちによる万全のバックアップ態勢があるので安心だが、念のため油断はしない方がいいだろう。
これからもしばらくは気の抜けない日々が続きそうだ。
俺はミティやミカとの確かな絆を感じつつ、幸せな気持ちに包まれたのだった。
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いつもお読みいただきありがとうございます。
383話~650話までの章分けを変更致しました。
各話の内容については変更ありません。
本650話につきましては、
「第19章 ハイブリッジ騎士爵領にて 合同結婚式」
(第623話~655話)に含まれることになります。
第20章ではまた別の土地に向かう予定です。
今後もお読みいただければ幸いです。
彼女の体力は戻りつつある。
今日から徐々に普段の生活に戻る予定だ。
ただし、その前にまずは母子ともに健康かどうかの確認が必要だ。
そのため、朝から産婆が来て検診を受けている。
「うん。特に問題はなさそうだねぇ」
産婆がミティの様子を見ながら言った。
「ありがとう。非常に助かった」
「これが仕事だからねぇ。報酬も受け取っているし」
「またよろしく頼む。近い内に、後2人の出産が控えているんだ」
「わかっているよ。アイリスちゃんとモニカちゃんだろう? いつでも呼んでおくれ」
産婆はそう言って出て行った。
「ミティ。実際のところ、どうだ?」
「はい。もうすっかり元通りです! ……と言いたいところですが、まだ少し体が弱っている感覚がありますね」
「無理することはないぞ。ゆっくり休んでいればそのうち治るだろう」
「ありがとうございます。でも今日から少しずつ通常に戻ろうと思います。冒険者活動も鍛冶も勘を取り戻しておきませんと。それに何より、ミカをしっかり育てていく必要があります」
ミティがミカを抱きながら微笑んだ。
「ミカには母乳を与えています。とても飲みがよく、たくさん飲んでくれていますよ」
「そうか。それはよかった」
まだ生まれたばかりなので栄養補給が最優先だ。
離乳食が始まるまでは、ミティの母乳が一番いいだろう。
健やかに育ってほしい。
「あう~」
「よしよし」
ミティがミカを抱くと、ミカも手を伸ばしてミティの胸に触れた。
「あはははははっ……くすぐったいですよぉ。こらぁ~」
ミティは笑いながら、楽しそうな表情をしている。
しかし、ミカが少し羨ましいな……。
妊娠中は激しい運動がご法度だったので、俺はミティとそういう行為をしていない。
ずいぶんとご無沙汰だ。
「ふふ。タカシ様も触れられますか?」
ミティが俺に声を掛けてきた。
「いいのか?」
「もちろんです。私の体はタカシ様のものですから……ん」
ミティがそっと俺の手を取り、自分の胸に誘導した。
そして優しく抱きしめてくれる。
「あはは。何だか久しぶりですね。ドキドキします」
「ああ。俺も同じだよ。でも本当に綺麗になったな」
「ふふ。そうですか?」
「子どもを生んで何だか雰囲気が変わった気がするよ」
「嬉しいです」
ミティは俺の腕の中で、少し恥ずかしそうにしている。
「あう~」
ミカがどこか不満げな声を上げた。
「おや? ひょっとして嫉妬しているのかな?」
「ママはどこにも行きませんよ。でも、確かにタカシ様……パパだけに構うのも教育に良くないかもしれませんね」
ミティの言うことにも一理ある。
子どもが生まれた後でも両親がラブラブなのは結構なことだが、それが原因で育児が疎かになるのは良くない。
残念だが、ミティはもう俺だけのミティではないのだ。
「さあ、パパ。ミカも抱っこしてあげてください」
「ああ」
「あ~う」
ミカも俺に手を伸ばした。
ミティの温もりと柔らかさを感じつつ、俺はミカを受け取った。
「ミカも幸せそうに笑っていますね。タカシ様の優しさに触れ、安心したのでしょう」
「ミティの優しさにもだよ。俺たち2人で、ミカが安心して暮らせる環境を作っていこう」
「はい!」
「ミティ、いつもありがとう」
「いえ、こちらこそ……ん……」
ミティの唇に軽くキスをする。
「ミカの前ですけど、これくらいなら大丈夫ですよね?」
「うん。もっとしてくれても構わないぞ」
俺はそう言う。
子どもの前だが、既に俺のマグナムは臨戦態勢になりつつある。
このまま久しぶりにハッスルしてしまおうか。
俺はそんな邪念に駆られていたのだが……。
「ごほん! ……えっと、お邪魔でしたら私は出ていきますが」
レインがわざとらしく咳払いをして、空気を読んでくれた。
「はわわ。わ、わたしのことは置物だと思ってくださいぃ」
リンも同じく気を遣ってくれる。
両手を目に当て、何も見ていないとアピールしている。
だが、この機会に覗く気満々のようだ。
その証拠に、指の隙間からこちらをチラチラと見ている。
「あ、いや……。今日はやめておこうか」
「そうですね。もう少し元気になってからにしましょう」
「ああ。今はゆっくり休むといい。ミカと共にな」
「はい」
しばらくの間、ミカをあやしながらミティとの時間を満喫していく。
待望の第一子は極めて健康的に生まれてきたし、母親であるミティの予後も良好だ。
出産後も母子ともに健康というのは素晴らしい事だと思う。
「あうあ~」
「ふふっ。可愛いな」
「ええ、本当に」
俺とミティは、ミカを挟んで微笑む。
ミカの子育てもしなければならない。
記憶は不確かだが、生まれた直後がもっとも死亡リスクが高いはずだ。
俺の治療魔法やメイドたちによる万全のバックアップ態勢があるので安心だが、念のため油断はしない方がいいだろう。
これからもしばらくは気の抜けない日々が続きそうだ。
俺はミティやミカとの確かな絆を感じつつ、幸せな気持ちに包まれたのだった。
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いつもお読みいただきありがとうございます。
383話~650話までの章分けを変更致しました。
各話の内容については変更ありません。
本650話につきましては、
「第19章 ハイブリッジ騎士爵領にて 合同結婚式」
(第623話~655話)に含まれることになります。
第20章ではまた別の土地に向かう予定です。
今後もお読みいただければ幸いです。
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