【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
646話 街の中を全裸で徘徊
「れ、蓮華! もう少し詰めてくれ! 人が来る!」
「こ、こっちもぎりぎりでござる! ええい、押さないでほしいでござる!」
俺たちは、ラーグの街中を全裸で徘徊していた。
もちろん、こういう露出趣味があるわけではない。
風魔法の真髄を掴むための鍛錬である。
「しかし、まさかこんな事をさせられるとはな」
俺は周囲の人の気配を探りつつ呟く。
うまく気配を掴めれば、全裸のままでも人目を避けて街中を移動していくことができる。
「仕方がないでござる。これが効率的な鍛錬方法。”烈風”のイリア殿のお墨付きもあるでござるよ」
「あの人か……」
かつてラスターレイン伯爵領で出会った”のじゃロリ”少女だ。
熊獣人の”解体者”ボネスと共に確かな実力を示し、選別試験やアヴァロン迷宮の攻略でも活躍していた。
「なんでも、風を全身で感じることにより、風魔法のイメージを固めることができるのだったか?」
「然り」
「それなら、こんな街中じゃなくて森とか草原でもよかったんじゃ……?」
「森の中の疾走は前回やったでござるからな。次の段階に進むべきでござる」
蓮華が金髪碧眼の顔で凛々しくそう言う。
普段の彼女は、日本人には程遠い顔つきと和服の組み合わせが絶妙なバランスで映えており、美しい。
しかし、今の彼女ももちろん魅力的だ。
以前の下は結構剛毛だった気もするが、今はきれいに整えられている。
「次の段階か」
「左様。人目のある街中を全裸で徘徊することにより、身を凪ぐ風の感触を肌で感じ取る訓練をするでござる。危険に身を晒すことで、身体を巡る魔力の制御の真髄を掴むことができるらしいでござる」
「……」
「どうしたでござるか?」
「いや、なんというか……。本当に効果があるのだろうか? イリアは風魔法の達人ではあったが、同時に露出癖があるようだったし……」
「のりのりで全裸になっておいて、今さら何を言っているでござる」
蓮華が指摘する。
確かに、彼女のような美少女と露出プレイを楽しめると思って、ついうっかり服を脱いでしまった。
「それに、これは拙者の祖国大和連邦にも伝わる由緒正しき鍛錬方法でござる。間違いはない」
彼女が断言する。
ヤマト連邦を変態の巣窟のようだ。
俺はいずれ訪れるであろう国への警戒度を一段階上げる。
「仕方ないな。次に行くぞ!」
「うむ!」
そして、俺たちは街角へと姿を消した。
大通りから大通りへ。
人目のわずかな死角を見つけては、魔力と闘気を利用して素早く移動していく。
そうして、しばらくは順調に露出プレイ……じゃなくて、風魔法の鍛錬を進められた。
だが……。
「うっ……」
「ど、どうした? 蓮華」
「すまぬ……。少し雪隠に行かせてほしい」
「せっちん? ……ああ、トイレのことか」
「そ、そうでござる。さすがに少し冷えてしまった」
蓮華がぶるっと震える。
確かに今日は気温が低い。
季節的に真冬ではないのだが、全裸で徘徊しているとどうしてもな。
「だが、その姿で民家や食堂でトイレを借りるわけにもいかないだろう? 屋敷はここから遠いし、一度戻ると鍛錬が中途半端になる」
「し、しかし……。もう我慢の限界が近づいてきているのでござるよ」
「ふむ。俺に妙案がある」
俺は蓮華の背後に回り込み、彼女の足を抱え上げる。
「ここですればいいだろう?」
「た、たかし殿!?」
蓮華が顔を真っ赤にする。
「心配はいらない。ここは路地裏。普段からそこまで清潔な場所ではない。それに、ちゃんと目を閉じておくから」
領主として街の清潔化には気を配るべきなのだろう。
だが、さすがに立ちションの規制までには手が回っていない。
いずれは公衆トイレも設置できればと思ってはいるが。
「そういう問題ではござらぬ!」
「まあ、そう言わずに」
「や、やめるでござる! 離すでござる! あっ……」
蓮華の声が徐々に小さくなっていく。
代わりに、シャアァという水音が響く。
彼女は顔を真っ赤にして手で顔を覆う。
と、そのときだった。
「こらこら、ロディ。走ってはいけませんよ。曲がり角で人とぶつかったらどうするのです?」
「へへっ。こんな路地裏、人なんて滅多に通らないよ! シスター!」
曲がり角の向こうから、そのような声が聞こえてきた。
どちらの声にも聞き覚えがある。
そして、ロディという名前も知っている。
ロロの孤児院の関係者だな。
シスターの名前はアンヌ。
献身的に孤児院を支えている20代の女性だ。
そして子どもの方の名前はロディ。
年齢は10歳ぐらい。
ロロよりも少し年上で、孤児たちのリーダー格である。
「早く肉を買いに行こうぜ! タカシの兄貴にもらった金でよ!」
「ふふ。焦らずとも、食べ物は逃げませんよ。ご領主様のおかげで食料は安定していますし、私たちにもいろいろと援助してくれています。ご領主様に感謝しなければいけませんね」
ロディとアンヌが話しながら歩いてくる。
俺は領主として、孤児院のことは気にかけている。
もちろん街の各施設や周辺の村々にも気を配っているが、特に気にかけているのが彼女たちの孤児院だ。
ロロの出身孤児院を贔屓にすることでロロからの忠義度を稼ぐ目的もあるし、ロディやアンヌからの忠義度を稼ぐ意味合いもある。
最初から満ち足りている者を支援するよりは、やや劣悪な環境にいる者を救った方が稼ぎやすいからな。
それに、今までの傾向からすれば年少者の方が簡単に忠義度が上がる。
「マズいな……」
俺は小声で呟く。
このままだと鉢合わせしてしまう。
「蓮華。急げ」
「も、もう少し待ってほしいでござる……」
蓮華の股間からは、なおも水分が放出されている。
やや勢いは収まってきたが、まだ若干の時間が掛かりそうだ。
「ん? なんだ、この音?」
「あら?」
マズいな……。
もうすぐそこにいる。
見つかったら、露出癖のある変態領主として噂されてしまうかもしれない。
せっかく上げたロディやアンヌの忠義度もおじゃんだし、広く浅く稼いできた領民たちの忠義度も下がるだろう。
この街に滞在中のベアトリクス第三王女の耳に入れば、ネルエラ陛下にチクられてしまう可能性もある。
ここでバレるわけにはいかない。
かくなる上は……。
「こ、こっちもぎりぎりでござる! ええい、押さないでほしいでござる!」
俺たちは、ラーグの街中を全裸で徘徊していた。
もちろん、こういう露出趣味があるわけではない。
風魔法の真髄を掴むための鍛錬である。
「しかし、まさかこんな事をさせられるとはな」
俺は周囲の人の気配を探りつつ呟く。
うまく気配を掴めれば、全裸のままでも人目を避けて街中を移動していくことができる。
「仕方がないでござる。これが効率的な鍛錬方法。”烈風”のイリア殿のお墨付きもあるでござるよ」
「あの人か……」
かつてラスターレイン伯爵領で出会った”のじゃロリ”少女だ。
熊獣人の”解体者”ボネスと共に確かな実力を示し、選別試験やアヴァロン迷宮の攻略でも活躍していた。
「なんでも、風を全身で感じることにより、風魔法のイメージを固めることができるのだったか?」
「然り」
「それなら、こんな街中じゃなくて森とか草原でもよかったんじゃ……?」
「森の中の疾走は前回やったでござるからな。次の段階に進むべきでござる」
蓮華が金髪碧眼の顔で凛々しくそう言う。
普段の彼女は、日本人には程遠い顔つきと和服の組み合わせが絶妙なバランスで映えており、美しい。
しかし、今の彼女ももちろん魅力的だ。
以前の下は結構剛毛だった気もするが、今はきれいに整えられている。
「次の段階か」
「左様。人目のある街中を全裸で徘徊することにより、身を凪ぐ風の感触を肌で感じ取る訓練をするでござる。危険に身を晒すことで、身体を巡る魔力の制御の真髄を掴むことができるらしいでござる」
「……」
「どうしたでござるか?」
「いや、なんというか……。本当に効果があるのだろうか? イリアは風魔法の達人ではあったが、同時に露出癖があるようだったし……」
「のりのりで全裸になっておいて、今さら何を言っているでござる」
蓮華が指摘する。
確かに、彼女のような美少女と露出プレイを楽しめると思って、ついうっかり服を脱いでしまった。
「それに、これは拙者の祖国大和連邦にも伝わる由緒正しき鍛錬方法でござる。間違いはない」
彼女が断言する。
ヤマト連邦を変態の巣窟のようだ。
俺はいずれ訪れるであろう国への警戒度を一段階上げる。
「仕方ないな。次に行くぞ!」
「うむ!」
そして、俺たちは街角へと姿を消した。
大通りから大通りへ。
人目のわずかな死角を見つけては、魔力と闘気を利用して素早く移動していく。
そうして、しばらくは順調に露出プレイ……じゃなくて、風魔法の鍛錬を進められた。
だが……。
「うっ……」
「ど、どうした? 蓮華」
「すまぬ……。少し雪隠に行かせてほしい」
「せっちん? ……ああ、トイレのことか」
「そ、そうでござる。さすがに少し冷えてしまった」
蓮華がぶるっと震える。
確かに今日は気温が低い。
季節的に真冬ではないのだが、全裸で徘徊しているとどうしてもな。
「だが、その姿で民家や食堂でトイレを借りるわけにもいかないだろう? 屋敷はここから遠いし、一度戻ると鍛錬が中途半端になる」
「し、しかし……。もう我慢の限界が近づいてきているのでござるよ」
「ふむ。俺に妙案がある」
俺は蓮華の背後に回り込み、彼女の足を抱え上げる。
「ここですればいいだろう?」
「た、たかし殿!?」
蓮華が顔を真っ赤にする。
「心配はいらない。ここは路地裏。普段からそこまで清潔な場所ではない。それに、ちゃんと目を閉じておくから」
領主として街の清潔化には気を配るべきなのだろう。
だが、さすがに立ちションの規制までには手が回っていない。
いずれは公衆トイレも設置できればと思ってはいるが。
「そういう問題ではござらぬ!」
「まあ、そう言わずに」
「や、やめるでござる! 離すでござる! あっ……」
蓮華の声が徐々に小さくなっていく。
代わりに、シャアァという水音が響く。
彼女は顔を真っ赤にして手で顔を覆う。
と、そのときだった。
「こらこら、ロディ。走ってはいけませんよ。曲がり角で人とぶつかったらどうするのです?」
「へへっ。こんな路地裏、人なんて滅多に通らないよ! シスター!」
曲がり角の向こうから、そのような声が聞こえてきた。
どちらの声にも聞き覚えがある。
そして、ロディという名前も知っている。
ロロの孤児院の関係者だな。
シスターの名前はアンヌ。
献身的に孤児院を支えている20代の女性だ。
そして子どもの方の名前はロディ。
年齢は10歳ぐらい。
ロロよりも少し年上で、孤児たちのリーダー格である。
「早く肉を買いに行こうぜ! タカシの兄貴にもらった金でよ!」
「ふふ。焦らずとも、食べ物は逃げませんよ。ご領主様のおかげで食料は安定していますし、私たちにもいろいろと援助してくれています。ご領主様に感謝しなければいけませんね」
ロディとアンヌが話しながら歩いてくる。
俺は領主として、孤児院のことは気にかけている。
もちろん街の各施設や周辺の村々にも気を配っているが、特に気にかけているのが彼女たちの孤児院だ。
ロロの出身孤児院を贔屓にすることでロロからの忠義度を稼ぐ目的もあるし、ロディやアンヌからの忠義度を稼ぐ意味合いもある。
最初から満ち足りている者を支援するよりは、やや劣悪な環境にいる者を救った方が稼ぎやすいからな。
それに、今までの傾向からすれば年少者の方が簡単に忠義度が上がる。
「マズいな……」
俺は小声で呟く。
このままだと鉢合わせしてしまう。
「蓮華。急げ」
「も、もう少し待ってほしいでござる……」
蓮華の股間からは、なおも水分が放出されている。
やや勢いは収まってきたが、まだ若干の時間が掛かりそうだ。
「ん? なんだ、この音?」
「あら?」
マズいな……。
もうすぐそこにいる。
見つかったら、露出癖のある変態領主として噂されてしまうかもしれない。
せっかく上げたロディやアンヌの忠義度もおじゃんだし、広く浅く稼いできた領民たちの忠義度も下がるだろう。
この街に滞在中のベアトリクス第三王女の耳に入れば、ネルエラ陛下にチクられてしまう可能性もある。
ここでバレるわけにはいかない。
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