【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
597話 ストーカータカシ
クリスティが雪月花のパーティに加わることが決まってから、2日が経過した。
昨日は、冒険者ギルドで打ち合わせの上、北の草原で連携を確認したらしい。
今日は、西の森での狩りを予定しているとのことだ。
何でも、冒険者ギルドで例のチンピラ風のイキリ冒険者と揉め事になり、狩り勝負を行うことになったそうだ。
彼らは態度こそでかいが、冒険者ランクはDランクに上がりたてだ。
クリスティや雪月花が負けることはないだろうな。
「くれぐれも仲良くな。雪月花と共に、魔物狩りを頑張ってくれ」
「おうよ。任せとけって」
クリスティが胸を張って答える。
彼女が雪月花と合流し、西の森へ向けて出発する。
俺は彼女たちの後ろ姿を見届ける。
「しかし、心配だな……。クリスティはちゃんとやれるのだろうか?」
俺はそう呟く。
彼女の戦闘能力は心配していない。
不安なのは、彼女のコミュニケーション能力だ。
彼女は自分よりも弱い者には従わない。
ハイブリッジ家で明確に従っている相手は、アイリスと俺だけだ。
武闘で直接対決して実力の差を見せつけたからな。
その他、ミティ、モニカ、ニムあたりにも敬意は払っている。
直接戦ったことはなくとも、その佇まいや闘気、それにBランク冒険者という肩書きから感じるものはあるのだろう。
ユナ、マリア、サリエ、リーゼロッテ、蓮華、それに同僚のキリヤやヒナあたりへの敬意はぼちぼちだ。
波風を立てない程度の接し方はしてくれている。
今回気になるのは、雪月花への態度だな。
普段から、少し失礼な物言いが多い。
雪月花はそれぞれCランク冒険者だ。
Dランクのクリスティより一つ上のランクである。
格下のクリスティに上から目線で物を言われたら、普通ならムッとするはずだが……雪月花は、あまり気にしていなかった。
俺なら、間違いなく喧嘩を売っていると勘違いされるような言い方だからな。
雪月花は、俺の想像以上に懐が広いようだ。
「だが、それにも限界があるかもしれないしな……。様子を見守るべきか……」
まるで、初めてのおつかいを見る親のような気分だ。
雪月花がクリスティに何か失礼なことをして、関係が悪くならないといいのだが……。
いや、関係が悪化するだけならまだいい。
危険な魔物狩りで、ケガをしたりしないでほしい。
それに、『紅蓮の刃』と直接的な争いが勃発しないかも心配だ。
西の森は広大だが、ラーグの街から日帰りで行ける範囲となれば偶然鉢合わせる可能性はある。
人の目がない森の中でケンカをすれば、最悪殺し合いにまで発展してもおかしくない。
「よし! 俺も付いていくか!!」
俺はそう決心する。
クリスティや雪月花たちに付いて西の森に行き、彼女たちの様子を観察するのだ。
そして、万一の事があった場合、すぐに助太刀しよう。
「そうと決まればさっそく……。この『透明マント』を羽織って……。これで準備完了だ」
俺は『透明マント』を身に着け、気配を薄くし、足音を消して移動を開始する。
じきに、クリスティたちに追いついた。
「(ここからは、音に注意して付いていこう)」
クリスティたちに気付かれないように注意しながら尾行していく。
街を出て、西の森へ向かっていく。
雪月花やクリスティの身体能力はさすがだ。
移動速度が速い。
1時間もしない内に西の森に入ることができた。
そしてさっそく、前方に魔物の影が現れる。
「(あれは、ゴブリンの群れだな……)」
Cランク冒険者の雪月花や、確かな実力を持つクリスティの敵ではない。
だが、数が多い。
数十匹の群れだ。
「(油断すれば少し危ないかもしれないな。即座に助太刀しなければならない程でもないが……。まずはお手並み拝見といこう)」
俺は、雪月花たちの方を見てみる。
雪が闘気を高め、月が魔力を開放し、花が剣を抜いていた。
それぞれ臨戦態勢だ。
「ゴブリン相手とはいえ、油断せずいくわよ!」
リーダーの月がそう号令をかける。
「了解だよ~」
「……わかってる……」
花と雪がそう返答した。
やはり3人パーティとして長年やってきただけに、息がぴったり合っている。
だが……。
「はん! ゴブリン程度、あたいの敵じゃねえぜ!!」
クリスティが鼻で笑いながらそう言った。
どうやら、クリスティは1人で突っ込むつもりらしい。
確かに、彼女なら個々のゴブリンなら瞬殺できるだろう。
「え? ちょ、ちょっと待っ……」
「おらあああっ!!」
月の制止の声を聞かず、クリスティはゴブリンに向かって飛び込んでいった。
「どらどらぁ!!」
クリスティが、目にも止まらぬスピードで拳を振るう!
「ぎゃう!?」
「ぐげぇ!」
2体のゴブリンが吹き飛んでいった。
「はん! こんなもんかよ!」
クリスティが、2体同時に撃破にも関わらず、余裕の表情だ。
「……クリスティさん、僕も援護する……」
そう言って、雪がクリスティの加勢に向かう。
「任せたわよ、2人とも! 私は影魔法で援護するわ!」
「花ちゃんも援護に切り替えるね~」
月と花はそう言うと、魔法の詠唱を始めた。
「(ふむ……。何とか大丈夫そうだな)」
クリスティが先走ったときはどうなるかと思ったが、問題なさそうだ。
さすがはCランクパーティの雪月花。
咄嗟のフォロー力にも優れている。
そして、やや暴走気味とはいえ、クリスティの戦闘能力も素晴らしい。
あの身のこなしは見事の一言に尽きる。
あれほどまでに動ける者は、Dランクでは少ないだろう。
実績さえあればCランク昇格も近いか。
この調子で、問題なく狩りを進めてほしいものである。
昨日は、冒険者ギルドで打ち合わせの上、北の草原で連携を確認したらしい。
今日は、西の森での狩りを予定しているとのことだ。
何でも、冒険者ギルドで例のチンピラ風のイキリ冒険者と揉め事になり、狩り勝負を行うことになったそうだ。
彼らは態度こそでかいが、冒険者ランクはDランクに上がりたてだ。
クリスティや雪月花が負けることはないだろうな。
「くれぐれも仲良くな。雪月花と共に、魔物狩りを頑張ってくれ」
「おうよ。任せとけって」
クリスティが胸を張って答える。
彼女が雪月花と合流し、西の森へ向けて出発する。
俺は彼女たちの後ろ姿を見届ける。
「しかし、心配だな……。クリスティはちゃんとやれるのだろうか?」
俺はそう呟く。
彼女の戦闘能力は心配していない。
不安なのは、彼女のコミュニケーション能力だ。
彼女は自分よりも弱い者には従わない。
ハイブリッジ家で明確に従っている相手は、アイリスと俺だけだ。
武闘で直接対決して実力の差を見せつけたからな。
その他、ミティ、モニカ、ニムあたりにも敬意は払っている。
直接戦ったことはなくとも、その佇まいや闘気、それにBランク冒険者という肩書きから感じるものはあるのだろう。
ユナ、マリア、サリエ、リーゼロッテ、蓮華、それに同僚のキリヤやヒナあたりへの敬意はぼちぼちだ。
波風を立てない程度の接し方はしてくれている。
今回気になるのは、雪月花への態度だな。
普段から、少し失礼な物言いが多い。
雪月花はそれぞれCランク冒険者だ。
Dランクのクリスティより一つ上のランクである。
格下のクリスティに上から目線で物を言われたら、普通ならムッとするはずだが……雪月花は、あまり気にしていなかった。
俺なら、間違いなく喧嘩を売っていると勘違いされるような言い方だからな。
雪月花は、俺の想像以上に懐が広いようだ。
「だが、それにも限界があるかもしれないしな……。様子を見守るべきか……」
まるで、初めてのおつかいを見る親のような気分だ。
雪月花がクリスティに何か失礼なことをして、関係が悪くならないといいのだが……。
いや、関係が悪化するだけならまだいい。
危険な魔物狩りで、ケガをしたりしないでほしい。
それに、『紅蓮の刃』と直接的な争いが勃発しないかも心配だ。
西の森は広大だが、ラーグの街から日帰りで行ける範囲となれば偶然鉢合わせる可能性はある。
人の目がない森の中でケンカをすれば、最悪殺し合いにまで発展してもおかしくない。
「よし! 俺も付いていくか!!」
俺はそう決心する。
クリスティや雪月花たちに付いて西の森に行き、彼女たちの様子を観察するのだ。
そして、万一の事があった場合、すぐに助太刀しよう。
「そうと決まればさっそく……。この『透明マント』を羽織って……。これで準備完了だ」
俺は『透明マント』を身に着け、気配を薄くし、足音を消して移動を開始する。
じきに、クリスティたちに追いついた。
「(ここからは、音に注意して付いていこう)」
クリスティたちに気付かれないように注意しながら尾行していく。
街を出て、西の森へ向かっていく。
雪月花やクリスティの身体能力はさすがだ。
移動速度が速い。
1時間もしない内に西の森に入ることができた。
そしてさっそく、前方に魔物の影が現れる。
「(あれは、ゴブリンの群れだな……)」
Cランク冒険者の雪月花や、確かな実力を持つクリスティの敵ではない。
だが、数が多い。
数十匹の群れだ。
「(油断すれば少し危ないかもしれないな。即座に助太刀しなければならない程でもないが……。まずはお手並み拝見といこう)」
俺は、雪月花たちの方を見てみる。
雪が闘気を高め、月が魔力を開放し、花が剣を抜いていた。
それぞれ臨戦態勢だ。
「ゴブリン相手とはいえ、油断せずいくわよ!」
リーダーの月がそう号令をかける。
「了解だよ~」
「……わかってる……」
花と雪がそう返答した。
やはり3人パーティとして長年やってきただけに、息がぴったり合っている。
だが……。
「はん! ゴブリン程度、あたいの敵じゃねえぜ!!」
クリスティが鼻で笑いながらそう言った。
どうやら、クリスティは1人で突っ込むつもりらしい。
確かに、彼女なら個々のゴブリンなら瞬殺できるだろう。
「え? ちょ、ちょっと待っ……」
「おらあああっ!!」
月の制止の声を聞かず、クリスティはゴブリンに向かって飛び込んでいった。
「どらどらぁ!!」
クリスティが、目にも止まらぬスピードで拳を振るう!
「ぎゃう!?」
「ぐげぇ!」
2体のゴブリンが吹き飛んでいった。
「はん! こんなもんかよ!」
クリスティが、2体同時に撃破にも関わらず、余裕の表情だ。
「……クリスティさん、僕も援護する……」
そう言って、雪がクリスティの加勢に向かう。
「任せたわよ、2人とも! 私は影魔法で援護するわ!」
「花ちゃんも援護に切り替えるね~」
月と花はそう言うと、魔法の詠唱を始めた。
「(ふむ……。何とか大丈夫そうだな)」
クリスティが先走ったときはどうなるかと思ったが、問題なさそうだ。
さすがはCランクパーティの雪月花。
咄嗟のフォロー力にも優れている。
そして、やや暴走気味とはいえ、クリスティの戦闘能力も素晴らしい。
あの身のこなしは見事の一言に尽きる。
あれほどまでに動ける者は、Dランクでは少ないだろう。
実績さえあればCランク昇格も近いか。
この調子で、問題なく狩りを進めてほしいものである。
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