【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
539話 ミリオンズの秘密会議
蓮華と夜をともにし、1週間ほどが経過した。
「さて……。みんな、よく集まってくれた」
そう声を掛ける。
俺たちミリオンズは、俺の寝室に集合している。
今夜はみんなで楽しむ……というわけではない。
内密の話をするために集まっているのだ。
「秘密の話ということでしたが……。ドキドキしますわね」
「ふふん。内密の話なら、確かにこの部屋が便利よね」
リーゼロッテとユナがそう言う。
俺の寝室は、夜の声を周囲に漏らさないようにある程度の防音設備を設けているので、内密の話をするのにぴったりの環境なのだ。
外で異変があったときに気づけないとマズいので完全な防音というわけではない。
そして俺は聴覚強化のスキルも取得済みなので、多少でも防音の漏れがあれば外の異変に気づくことができる。
「まずは情報共有から始めようと思う。実はな……」
俺はここ最近の情報を全員に伝えることにした。
ニム、サリエ、蓮華と関係を持ったこと。
マリアが夜の勉強中であること。
蓮華へ通常の加護を付与することに成功したこと。
そして、メイドのレインや冒険者の花が俺に迫りつつあることなどだ。
「そのことですか。もちろん知っていました!」
「そうだねー。タカシもあまり隠す気はなかったよね?」
ミティとアイリスがそう言う。
「ああ。しかし、明言はしていなかっただろう? 妊娠中の3人に不安を与えてはいけないかと思い、黙っていたのだ」
妊娠中だからといって、完全にそういう行為ができないわけではない。
しかし、少なくとも激しいプレイは避けた方がいいし、安静にしていた方が無難だ。
そんなわけで俺はミティ、アイリス、モニカにはここ最近手を出していない。
代わりと言っては何だが、ニム、ユナ、サリエ、リーゼロッテ、蓮華に手を出しているわけだ。
妊娠中の妻を放ったらかしにして、他の女に手を出す。
あまり褒められたことではないと自覚している。
だが、無理して抑えるつもりはあまりない。
世界滅亡の危機に立ち向かうための強力な仲間を増やすためには、仲間内の絆を強固にしつつ、新たなハーレムメンバーを獲得していくことが大切だからだ。
それに、生まれてくる我が子が新たに加護の対象者になる可能性もあるし。
「別にいいよ。私のことをないがしろにしなければね。そもそも、私の超聴覚の前に隠し事なんてできないし」
モニカがそう言う。
妊娠中の女性にとっては、男が責任を放棄して蒸発してしまうことが最大の不安事項だろう。
現状の自分は身重で働きづらいし、出産後からは体力を消耗気味の自分と生まれたての我が子の食い扶持を確保していく必要があるからな。
夫か、もしくは周囲のサポートなしで出産後の母子が共に生きていくのは簡単ではない。
「こ、これでわたしも皆さんの仲間入りということです。いつまでも子ども扱いしないでくださいね。土魔法や農業改革で、どんどん貢献していきます!」
「マリアもニムお姉ちゃんのお仕事を手伝うよっ! 他にもいろいろ!」
ニムとマリアがそう言う。
「うむ。ニムにもマリアにも期待しているぞ。一緒に頑張っていこう」
「はい!」
「うん!」
2人はそう言って笑い合っている。
相変わらず仲がいいな。
何せ、夜の運動会を共にするぐらいだしな。
「拙者も、何卒よろしくお願いするでござる。はいぶりっじ家の末席に加えていただき、感謝させていただく」
「私も改めてお願いしますね」
蓮華とサリエがそう言って頭を下げる。
彼女たちから見て、ミティ、アイリス、モニカの3人は、妻としてもミリオンズとしても先輩となる。
身分や年齢の上下とはまた別に、それなりの接し方というものがあるのだろう。
俺はあまり格式張ったものが好きではないが、まあこれぐらいは自然なことか。
ミティ、アイリス、モニカ、それに他のみんなも、お互いの存在を受け入れ祝福している。
個人レベルでは多少相性の悪い者もいるが、険悪というほどではない。
無理のない範囲で、みんな仲良しこよしの家庭を築いていきたいところだ。
「……それで、わざわざ私たちを集められたのは、その話をすることだけが目的ではないのでしょう?」
サリエがそう言う。
さすがに察しがいい。
「ああ。みんなのステータスを共有しておこうと思ってな。ここ最近はそれぞれのレベルが上がり次第、随時スキルを取得・強化してきた。ここらで一度まとめて確認しておきたいと思ったんだ」
「なるほど! さすがはタカシ様です!」
「いいね。ボクも賛成だよー」
「大事なことだね」
ミティ、アイリス、モニカがそう言う。
「それにあたって、まずは蓮華のスキルについてだ。先ほど伝えた通り、蓮華へ通常の加護を付与することに成功した。スキルポイントが100もあるので、たくさんの強化ができる」
「ふふん。100だったら、相当な強化ができるわね」
「蓮華さんは剣士ですし、やはり剣術の方を強化されるのでしょうか?」
リーゼロッテがそう問う。
「もちろんそうでござる。……と言いたいところだが、この力はたかし殿より得られたもの。たかし殿、そしてみりおんずの皆の意見も聞きつつ決めるでござる」
蓮華がそう言うと、全員がこちらを見る。
「ありがたい心掛けだ。しかし、まずは蓮華の希望を聞きたい。蓮華の今後の目標を明確にしたいのだ。それによって強化の方向が変わるからな。何かあるか?」
「うむ。この一週間で考えていたでござる」
蓮華がそう言って、言葉を続けていく。
しっかりと聞いて、彼女の未来、そしてミリオンズの未来や世界の未来を守っていかないとな。
「さて……。みんな、よく集まってくれた」
そう声を掛ける。
俺たちミリオンズは、俺の寝室に集合している。
今夜はみんなで楽しむ……というわけではない。
内密の話をするために集まっているのだ。
「秘密の話ということでしたが……。ドキドキしますわね」
「ふふん。内密の話なら、確かにこの部屋が便利よね」
リーゼロッテとユナがそう言う。
俺の寝室は、夜の声を周囲に漏らさないようにある程度の防音設備を設けているので、内密の話をするのにぴったりの環境なのだ。
外で異変があったときに気づけないとマズいので完全な防音というわけではない。
そして俺は聴覚強化のスキルも取得済みなので、多少でも防音の漏れがあれば外の異変に気づくことができる。
「まずは情報共有から始めようと思う。実はな……」
俺はここ最近の情報を全員に伝えることにした。
ニム、サリエ、蓮華と関係を持ったこと。
マリアが夜の勉強中であること。
蓮華へ通常の加護を付与することに成功したこと。
そして、メイドのレインや冒険者の花が俺に迫りつつあることなどだ。
「そのことですか。もちろん知っていました!」
「そうだねー。タカシもあまり隠す気はなかったよね?」
ミティとアイリスがそう言う。
「ああ。しかし、明言はしていなかっただろう? 妊娠中の3人に不安を与えてはいけないかと思い、黙っていたのだ」
妊娠中だからといって、完全にそういう行為ができないわけではない。
しかし、少なくとも激しいプレイは避けた方がいいし、安静にしていた方が無難だ。
そんなわけで俺はミティ、アイリス、モニカにはここ最近手を出していない。
代わりと言っては何だが、ニム、ユナ、サリエ、リーゼロッテ、蓮華に手を出しているわけだ。
妊娠中の妻を放ったらかしにして、他の女に手を出す。
あまり褒められたことではないと自覚している。
だが、無理して抑えるつもりはあまりない。
世界滅亡の危機に立ち向かうための強力な仲間を増やすためには、仲間内の絆を強固にしつつ、新たなハーレムメンバーを獲得していくことが大切だからだ。
それに、生まれてくる我が子が新たに加護の対象者になる可能性もあるし。
「別にいいよ。私のことをないがしろにしなければね。そもそも、私の超聴覚の前に隠し事なんてできないし」
モニカがそう言う。
妊娠中の女性にとっては、男が責任を放棄して蒸発してしまうことが最大の不安事項だろう。
現状の自分は身重で働きづらいし、出産後からは体力を消耗気味の自分と生まれたての我が子の食い扶持を確保していく必要があるからな。
夫か、もしくは周囲のサポートなしで出産後の母子が共に生きていくのは簡単ではない。
「こ、これでわたしも皆さんの仲間入りということです。いつまでも子ども扱いしないでくださいね。土魔法や農業改革で、どんどん貢献していきます!」
「マリアもニムお姉ちゃんのお仕事を手伝うよっ! 他にもいろいろ!」
ニムとマリアがそう言う。
「うむ。ニムにもマリアにも期待しているぞ。一緒に頑張っていこう」
「はい!」
「うん!」
2人はそう言って笑い合っている。
相変わらず仲がいいな。
何せ、夜の運動会を共にするぐらいだしな。
「拙者も、何卒よろしくお願いするでござる。はいぶりっじ家の末席に加えていただき、感謝させていただく」
「私も改めてお願いしますね」
蓮華とサリエがそう言って頭を下げる。
彼女たちから見て、ミティ、アイリス、モニカの3人は、妻としてもミリオンズとしても先輩となる。
身分や年齢の上下とはまた別に、それなりの接し方というものがあるのだろう。
俺はあまり格式張ったものが好きではないが、まあこれぐらいは自然なことか。
ミティ、アイリス、モニカ、それに他のみんなも、お互いの存在を受け入れ祝福している。
個人レベルでは多少相性の悪い者もいるが、険悪というほどではない。
無理のない範囲で、みんな仲良しこよしの家庭を築いていきたいところだ。
「……それで、わざわざ私たちを集められたのは、その話をすることだけが目的ではないのでしょう?」
サリエがそう言う。
さすがに察しがいい。
「ああ。みんなのステータスを共有しておこうと思ってな。ここ最近はそれぞれのレベルが上がり次第、随時スキルを取得・強化してきた。ここらで一度まとめて確認しておきたいと思ったんだ」
「なるほど! さすがはタカシ様です!」
「いいね。ボクも賛成だよー」
「大事なことだね」
ミティ、アイリス、モニカがそう言う。
「それにあたって、まずは蓮華のスキルについてだ。先ほど伝えた通り、蓮華へ通常の加護を付与することに成功した。スキルポイントが100もあるので、たくさんの強化ができる」
「ふふん。100だったら、相当な強化ができるわね」
「蓮華さんは剣士ですし、やはり剣術の方を強化されるのでしょうか?」
リーゼロッテがそう問う。
「もちろんそうでござる。……と言いたいところだが、この力はたかし殿より得られたもの。たかし殿、そしてみりおんずの皆の意見も聞きつつ決めるでござる」
蓮華がそう言うと、全員がこちらを見る。
「ありがたい心掛けだ。しかし、まずは蓮華の希望を聞きたい。蓮華の今後の目標を明確にしたいのだ。それによって強化の方向が変わるからな。何かあるか?」
「うむ。この一週間で考えていたでござる」
蓮華がそう言って、言葉を続けていく。
しっかりと聞いて、彼女の未来、そしてミリオンズの未来や世界の未来を守っていかないとな。
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