【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
537話 夜這い
夢の中でとても気持ちのいい体験をした。
それはよかったのだが、おそらく俺のパンツは汚れてしまっている。
さっさと洗濯しようと思いつつ目を覚ました俺の視界に、予想外の光景が飛び込んできた。
俺の腰の上で、全裸の美女が馬乗りになっていたのだ。
金髪碧眼の美少女エルフである。
年齢は十代半ば。
彼女は……。
「れ、蓮華……? 何をしているんだ……?」
俺はそう問う。
馬乗りになっているのは、ミリオンズの一員である蓮華だった。
いつも通り和服を着ているが、なぜか乱れている。
彼女の顔は真っ赤に染まっており、息遣いも荒い。
いったい、何があったというのか?
俺の問いかけに対し、蓮華は潤んだ瞳で見下ろしてきた。
「知れたこと。これは夜這いでござる」
「よばっ!?」
「拙者は以前からたかし殿のことが気になっておった。しかし、なかなか機会に恵まれず、こうして夜に押しかける形になってしまったでござるが」
「ちょっと待て! どういうことだ?」
「そのままの意味でござるよ」
そう言って、蓮華が俺の胸板を撫で回してきた。
なんだかゾクゾクしてくる。
彼女が俺のことを気に入ってくれていたとは。
いやまあ、加護(小)の条件を満たしている時点で好意は一定以上あったのは間違いないのだが。
とはいえ、少し前にはトリスタ、ヒナ、セバス、キリヤ、ヴィルナなども加護(小)の条件を満たしている。
忠義度は、基本的には友好度や親愛度と置き換えて考えても問題ないのだが、その方向性は各人によって異なるのだ。
加護(小)の対象者だからといって、俺に恋愛感情を持っているとは限らない。
蓮華から俺への感情は、剣や魔法の達人としての尊敬の念の類いだと思っていた。
まさか、これほどダイレクトな行動に出るとは予想外である。
「蓮華……。本当に、これはどういうつもりなんだ?」
「どうと言われても困るでござる。言った通り、拙者の気持ちを素直に行動に移したまで。それに、たかし殿はこういうの好きでござろう? ここ最近は、手当り次第に女性を口説いていたようでござるし……」
「そ、それは……」
図星だな。
ここ最近の俺は、確かにいろいろな女性に手を出している。
具体的には、ニムとサリエだ。
それに、見学者としてのマリアもいる。
もともと俺とかなり親しい者たちではあったが、ここ最近でさらに急激に距離を縮めたのだ。
「いやしかし、いくら何でも急過ぎるだろう? 何があった?」
「別に何もなかったでござるよ」
蓮華がそう言う。
だが、彼女の目は泳いでいる。
「何かあっただろ」
「……」
「正直に話してくれないか?」
「お見通しでござるか。実は……」
観念した蓮華は、ぽつりとつぶやくように語り始めた。
彼女は、強さを追い求めている。
当初は剣の聖地ソラトリアで鍛錬する予定だったが、偶然出会った俺の強さに驚嘆し、尊敬の念を抱いた。
その後ふらりと立ち寄ったルクアージュにおけるアヴァロン迷宮の攻略時にも行動をともにし、さらに強い興味を持ったそうだ。
そんな中、彼女は唐突に大幅なパワーアップを果たした。
俺により付与された加護(小)の恩恵だ。
最初は信じがたかったが、実際に強くなっていることを体感すれば信じざるを得ない。
そして、もとより俺の強さに惹かれていたことに加え加護(小)の件が決め手となり、正式にミリオンズに加入しラーグの街まで付いてくることになった。
その後は剣術の自主練習や、俺やキリヤとの模擬試合に明け暮れる毎日だった。
俺のことは格上と認識しつつも、キリヤとは同格か少し下の相手として、強いライバル心を持っていたらしい。
つい先日開催されたハイブリッジ杯では、キリヤと接戦の末に敗北してしまった。
それどころか、それ以降は彼に圧倒されるようになってしまった。
強さを求める焦りの気持ちが、彼女のなかで徐々に大きくなっていく。
そして、今日のこの夜這いに至ったということだ。
「いや、途中までの蓮華の心情は理解したつもりだが……。それがなぜ、こんな行動に繋がる?」
「もちろん、たかし殿から加護をいただくためでござる。今以上に仲良くなれば、拙者も強くなれるはず……」
蓮華がそう言う。
確かに、俺と仲良くなることは強くなるための近道だ。
現在彼女に付与しているのは加護(小)だが、それを通常の加護にランクアップできれば彼女の実力はひと回り以上増すことになるだろう。
しかし……。
そこまで深い話を彼女にしただろうか?
トリスタやキリヤよりは詳しい情報を伝えているものの、そんなに細かい条件までは話していないはずだ。
俺が疑問を口にすると、蓮華は言い辛そうな表情を浮かべながら答えた。
「……その、たかし殿の事をいろいろ調べさせてもらったでござるよ。みてぃ殿やあいりす殿にも聞き込みをしたでござる」
「マジかよ!?」
信じていたミティやアイリスが情報を漏らすとは……。
「彼女たちを責めないでほしいでござる。拙者が無理を言って土下座で頼み込んだのだ」
「……」
まあ、蓮華にも加護(小)までは付与しているし、信頼できる人物であることは間違いない。
そんな者に土下座までされてしまっては、心優しいミティやアイリスが断わることは難しかっただろう。
「事情は分かった。しかし、少し情報が正確ではなかったようだな。加護の条件は、俺から蓮華への好感度ではない。蓮華から俺への好感度なんだ。無理して夜這いして、俺の機嫌など取る必要はないぞ。もともと、蓮華のことは美人で強い魅力的な剣士だと思っていたからな」
蓮華は金髪碧眼のエルフだ。
和服が似合うサムライである。
ミティやアイリスはもちろん魅力的だが、蓮華にはまた違った魅力がある。
「ふむ。その情報はもちろん知っているでござる。拙者からたかし殿への好意がまだ足りないということは理解しておる」
厳密には好意ではなく忠義が必要なのだが、まあそのあたりはいいか。
「では、なぜ夜這いを?」
「知れたこと。こういうのは、感情が先か行動が先かだけの話なのでござる。好意が足りないのであれば、先に既成事実を作るまで……」
蓮華はそう言って、再び俺に覆い被さってきた。
「蓮華! ちょっと待て!」
「待つ気はないでござる」
「いや、しかしだな……」
「嫌なら殴ってでも止めればいいでござろう?」
「うっ……」
確かに、俺にはそれだけの力がある。
以前はミティやニムから強引に迫られたこともあったが、ミティには豪腕、ニムには土魔法という武器があった。
蓮華は強力な剣士ではあるが、ベッド上で俺を拘束する類いの能力はない。
その気になれば、俺は彼女を跳ね除けられる。
だが、美女に迫られては自分の意思で抵抗するのは難しい。
これはマズいぞ……。
それはよかったのだが、おそらく俺のパンツは汚れてしまっている。
さっさと洗濯しようと思いつつ目を覚ました俺の視界に、予想外の光景が飛び込んできた。
俺の腰の上で、全裸の美女が馬乗りになっていたのだ。
金髪碧眼の美少女エルフである。
年齢は十代半ば。
彼女は……。
「れ、蓮華……? 何をしているんだ……?」
俺はそう問う。
馬乗りになっているのは、ミリオンズの一員である蓮華だった。
いつも通り和服を着ているが、なぜか乱れている。
彼女の顔は真っ赤に染まっており、息遣いも荒い。
いったい、何があったというのか?
俺の問いかけに対し、蓮華は潤んだ瞳で見下ろしてきた。
「知れたこと。これは夜這いでござる」
「よばっ!?」
「拙者は以前からたかし殿のことが気になっておった。しかし、なかなか機会に恵まれず、こうして夜に押しかける形になってしまったでござるが」
「ちょっと待て! どういうことだ?」
「そのままの意味でござるよ」
そう言って、蓮華が俺の胸板を撫で回してきた。
なんだかゾクゾクしてくる。
彼女が俺のことを気に入ってくれていたとは。
いやまあ、加護(小)の条件を満たしている時点で好意は一定以上あったのは間違いないのだが。
とはいえ、少し前にはトリスタ、ヒナ、セバス、キリヤ、ヴィルナなども加護(小)の条件を満たしている。
忠義度は、基本的には友好度や親愛度と置き換えて考えても問題ないのだが、その方向性は各人によって異なるのだ。
加護(小)の対象者だからといって、俺に恋愛感情を持っているとは限らない。
蓮華から俺への感情は、剣や魔法の達人としての尊敬の念の類いだと思っていた。
まさか、これほどダイレクトな行動に出るとは予想外である。
「蓮華……。本当に、これはどういうつもりなんだ?」
「どうと言われても困るでござる。言った通り、拙者の気持ちを素直に行動に移したまで。それに、たかし殿はこういうの好きでござろう? ここ最近は、手当り次第に女性を口説いていたようでござるし……」
「そ、それは……」
図星だな。
ここ最近の俺は、確かにいろいろな女性に手を出している。
具体的には、ニムとサリエだ。
それに、見学者としてのマリアもいる。
もともと俺とかなり親しい者たちではあったが、ここ最近でさらに急激に距離を縮めたのだ。
「いやしかし、いくら何でも急過ぎるだろう? 何があった?」
「別に何もなかったでござるよ」
蓮華がそう言う。
だが、彼女の目は泳いでいる。
「何かあっただろ」
「……」
「正直に話してくれないか?」
「お見通しでござるか。実は……」
観念した蓮華は、ぽつりとつぶやくように語り始めた。
彼女は、強さを追い求めている。
当初は剣の聖地ソラトリアで鍛錬する予定だったが、偶然出会った俺の強さに驚嘆し、尊敬の念を抱いた。
その後ふらりと立ち寄ったルクアージュにおけるアヴァロン迷宮の攻略時にも行動をともにし、さらに強い興味を持ったそうだ。
そんな中、彼女は唐突に大幅なパワーアップを果たした。
俺により付与された加護(小)の恩恵だ。
最初は信じがたかったが、実際に強くなっていることを体感すれば信じざるを得ない。
そして、もとより俺の強さに惹かれていたことに加え加護(小)の件が決め手となり、正式にミリオンズに加入しラーグの街まで付いてくることになった。
その後は剣術の自主練習や、俺やキリヤとの模擬試合に明け暮れる毎日だった。
俺のことは格上と認識しつつも、キリヤとは同格か少し下の相手として、強いライバル心を持っていたらしい。
つい先日開催されたハイブリッジ杯では、キリヤと接戦の末に敗北してしまった。
それどころか、それ以降は彼に圧倒されるようになってしまった。
強さを求める焦りの気持ちが、彼女のなかで徐々に大きくなっていく。
そして、今日のこの夜這いに至ったということだ。
「いや、途中までの蓮華の心情は理解したつもりだが……。それがなぜ、こんな行動に繋がる?」
「もちろん、たかし殿から加護をいただくためでござる。今以上に仲良くなれば、拙者も強くなれるはず……」
蓮華がそう言う。
確かに、俺と仲良くなることは強くなるための近道だ。
現在彼女に付与しているのは加護(小)だが、それを通常の加護にランクアップできれば彼女の実力はひと回り以上増すことになるだろう。
しかし……。
そこまで深い話を彼女にしただろうか?
トリスタやキリヤよりは詳しい情報を伝えているものの、そんなに細かい条件までは話していないはずだ。
俺が疑問を口にすると、蓮華は言い辛そうな表情を浮かべながら答えた。
「……その、たかし殿の事をいろいろ調べさせてもらったでござるよ。みてぃ殿やあいりす殿にも聞き込みをしたでござる」
「マジかよ!?」
信じていたミティやアイリスが情報を漏らすとは……。
「彼女たちを責めないでほしいでござる。拙者が無理を言って土下座で頼み込んだのだ」
「……」
まあ、蓮華にも加護(小)までは付与しているし、信頼できる人物であることは間違いない。
そんな者に土下座までされてしまっては、心優しいミティやアイリスが断わることは難しかっただろう。
「事情は分かった。しかし、少し情報が正確ではなかったようだな。加護の条件は、俺から蓮華への好感度ではない。蓮華から俺への好感度なんだ。無理して夜這いして、俺の機嫌など取る必要はないぞ。もともと、蓮華のことは美人で強い魅力的な剣士だと思っていたからな」
蓮華は金髪碧眼のエルフだ。
和服が似合うサムライである。
ミティやアイリスはもちろん魅力的だが、蓮華にはまた違った魅力がある。
「ふむ。その情報はもちろん知っているでござる。拙者からたかし殿への好意がまだ足りないということは理解しておる」
厳密には好意ではなく忠義が必要なのだが、まあそのあたりはいいか。
「では、なぜ夜這いを?」
「知れたこと。こういうのは、感情が先か行動が先かだけの話なのでござる。好意が足りないのであれば、先に既成事実を作るまで……」
蓮華はそう言って、再び俺に覆い被さってきた。
「蓮華! ちょっと待て!」
「待つ気はないでござる」
「いや、しかしだな……」
「嫌なら殴ってでも止めればいいでござろう?」
「うっ……」
確かに、俺にはそれだけの力がある。
以前はミティやニムから強引に迫られたこともあったが、ミティには豪腕、ニムには土魔法という武器があった。
蓮華は強力な剣士ではあるが、ベッド上で俺を拘束する類いの能力はない。
その気になれば、俺は彼女を跳ね除けられる。
だが、美女に迫られては自分の意思で抵抗するのは難しい。
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