【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
528話 vsリトルベア
西の森にて、トミー、ナオン、雪月花の活動を視察しているところだ。
ゴブリンやハウンドウルフの狩りは非常に順調だった。
そこに、リトルベアが乱入してきた。
彼らが中級の魔物を相手にどう戦うのか、見せてもらうことにしよう。
「影縫い」
月が先制攻撃をかます。
これは、相手の動きを阻害する影魔法だな。
マリアの兄であるバルザックも使用していた。
どの程度の拘束力を発揮するかは、当人同士の魔力や闘気に依存する。
俺が闘気を開放した際には、バルザックの拘束を振りほどけた。
「敵を貫け~。ウッドスピア~」
花の攻撃魔法だ。
ここは森の中なので、植物魔法の発動にあたって条件はよくなっている。
ハイブリッジ杯で見せた魔法よりも、一回り精度や威力は上のようだ。
「……凍てつけ。アイスボール……!」
さらに雪が攻撃魔法で援護する。
この3人の魔法の実力は、それぞれ一定以上に達している。
なかなか悪くない水準だ。
「っしゃあ! 後は俺たちに任せな!」
トミー率いるパーティが、リトルベアに接近していく。
「どりゃああああああ!!!」
トミーが雄叫びを上げながら、リトルベアに攻撃を仕掛ける。
「ガアアアァッ!!」
リトルベアが悲鳴を上げる。
「いまだ! 畳みかけろ!!」
「「「「おうっ!!」」」」
パーティメンバーが一斉に攻撃を開始する。
さらに、ナオンの部下たちも参戦する。
いかにリトルベアとはいえ、10人近い人数での攻撃には耐えられないだろう。
俺はそう思ったが……。
「ガアアアアアァッ!!!」
「ぐおっ!?」
「がっ!」
リトルベアが最後の抵抗を見せる。
なかなか生命力の強い個体のようだ。
「ちっ! トドメを刺しそこねたぜ」
「私の拘束を振りほどくとは……。リトルベアも侮れないわね!」
トミーと月がそう言う。
「……あと少しだと思うけど……」
「追い詰められた魔物が一番怖いよね~。最後の力を振り絞ってくるから~」
雪と花がそう言う。
確かにその通りだ。
遠距離攻撃で削り切るのが安全策だろう。
雪や花あたりの攻撃魔法の出番か?
俺はそう思ったが……。
「ここは私に任せろ。はあぁ……!」
ナオンが闘気を開放する。
それを見て、トミーたち近接戦闘の担当者が一時離脱する。
「亜空斬撃!!!」
彼女の剣技が炸裂し、リトルベアの首が飛ぶ。
そして、胴体がドサリと倒れたのであった。
相変わらず、素晴らしい攻撃である。
「はあ、はあ……。ふうぅっ。こんなものだな」
ナオンの息が上がっている。
ヴィルナ戦でも、ずいぶんと疲弊していたな。
この技は消耗が相当激しいようだ。
このレベルの技をほいほい使えたらかなり強いのだが。
「さすがです! ナオン隊長!!」
「頼りになります!」
彼女の部下たちがそう称える。
「ふんっ! まあまあってところね!」
「悪くねえな。さすがは王都騎士団の小隊長殿だぜ」
月とトミーもそれぞれ感想を述べる。
「みんな、見事だった。このリトルベアはミドルベアに近い個体だったようだが……。無事に倒せたな」
リトルベアなら、トミーたちもここまで苦戦しなかっただろう。
一方で、ミドルベアというほど大きな個体ではなかった。
リトルベアの中でも強めの個体だったといったところだ。
「花ちゃんたちにかかれば、これぐらいはね~」
「……人数でゴリ押せた。少し危なかった……」
「今後もこれぐらいの相手は安定して倒せるよう、精進します!」
ナオンが背筋を伸ばしてそう宣言した。
「うむ。その意気だぞ。お前たちに目指してほしいのは……」
俺がそこまで言ったところで、俺の背後の茂みが揺れた。
気配を消して近づいてきた何者かによって。
「ガアアアアアァッ!!!」
現れたのはリトルベア。
雄叫びを上げ、俺の背後から迫ってくる。
「なっ!? 2匹目だと!?」
「タカシの旦那! 危ねえ!」
ナオンとトミーが慌てた様子でこちらに駆け寄る。
だが、彼女たちの助けよりもリトルベアの爪が俺を切り裂く方が早いだろう。
俺は腰の剣に手をやる。
そして……。
「斬魔一刀流……氷炎斬!!」
ザシュッ!!
俺の放った一太刀で、リトルベアは真っ二つに切り裂かれた。
「……これぐらいはお前たちにもできるようになってもらいたいものだな」
ちょうどいいところにリトルベアが乱入してきてくれてよかった。
まあ、俺の気配察知のスキルで接近は把握していたのだが。
このメンツの戦闘能力は確かなのだが、索敵能力という点では標準レベルにとどまるな。
ヴィルナやヒナの索敵能力は、やはり稀有だ。
「さすがはタカシの旦那です。一瞬でリトルベアを倒すとは……」
トミーが感心したように言う。
「ふん。それでこそ、私の夫にふさわしい男だわ!」
「……あの領域に到達するのは、骨が折れそう……」
「我が主は、まだまだ上を目指しておられる。ならば私も、あの領域に少しでも近づけるよう精進するのみ……!」
月、雪、ナオンがそう言う。
彼女たちに加護(小)を付与できれば、かなりいい線いけるだろう。
通常の加護を付与できれば、リトルベアを一撃で討伐できる水準に達することも可能かもしれない。
彼女たちのさらなる活躍に期待したいところだ。
ゴブリンやハウンドウルフの狩りは非常に順調だった。
そこに、リトルベアが乱入してきた。
彼らが中級の魔物を相手にどう戦うのか、見せてもらうことにしよう。
「影縫い」
月が先制攻撃をかます。
これは、相手の動きを阻害する影魔法だな。
マリアの兄であるバルザックも使用していた。
どの程度の拘束力を発揮するかは、当人同士の魔力や闘気に依存する。
俺が闘気を開放した際には、バルザックの拘束を振りほどけた。
「敵を貫け~。ウッドスピア~」
花の攻撃魔法だ。
ここは森の中なので、植物魔法の発動にあたって条件はよくなっている。
ハイブリッジ杯で見せた魔法よりも、一回り精度や威力は上のようだ。
「……凍てつけ。アイスボール……!」
さらに雪が攻撃魔法で援護する。
この3人の魔法の実力は、それぞれ一定以上に達している。
なかなか悪くない水準だ。
「っしゃあ! 後は俺たちに任せな!」
トミー率いるパーティが、リトルベアに接近していく。
「どりゃああああああ!!!」
トミーが雄叫びを上げながら、リトルベアに攻撃を仕掛ける。
「ガアアアァッ!!」
リトルベアが悲鳴を上げる。
「いまだ! 畳みかけろ!!」
「「「「おうっ!!」」」」
パーティメンバーが一斉に攻撃を開始する。
さらに、ナオンの部下たちも参戦する。
いかにリトルベアとはいえ、10人近い人数での攻撃には耐えられないだろう。
俺はそう思ったが……。
「ガアアアアアァッ!!!」
「ぐおっ!?」
「がっ!」
リトルベアが最後の抵抗を見せる。
なかなか生命力の強い個体のようだ。
「ちっ! トドメを刺しそこねたぜ」
「私の拘束を振りほどくとは……。リトルベアも侮れないわね!」
トミーと月がそう言う。
「……あと少しだと思うけど……」
「追い詰められた魔物が一番怖いよね~。最後の力を振り絞ってくるから~」
雪と花がそう言う。
確かにその通りだ。
遠距離攻撃で削り切るのが安全策だろう。
雪や花あたりの攻撃魔法の出番か?
俺はそう思ったが……。
「ここは私に任せろ。はあぁ……!」
ナオンが闘気を開放する。
それを見て、トミーたち近接戦闘の担当者が一時離脱する。
「亜空斬撃!!!」
彼女の剣技が炸裂し、リトルベアの首が飛ぶ。
そして、胴体がドサリと倒れたのであった。
相変わらず、素晴らしい攻撃である。
「はあ、はあ……。ふうぅっ。こんなものだな」
ナオンの息が上がっている。
ヴィルナ戦でも、ずいぶんと疲弊していたな。
この技は消耗が相当激しいようだ。
このレベルの技をほいほい使えたらかなり強いのだが。
「さすがです! ナオン隊長!!」
「頼りになります!」
彼女の部下たちがそう称える。
「ふんっ! まあまあってところね!」
「悪くねえな。さすがは王都騎士団の小隊長殿だぜ」
月とトミーもそれぞれ感想を述べる。
「みんな、見事だった。このリトルベアはミドルベアに近い個体だったようだが……。無事に倒せたな」
リトルベアなら、トミーたちもここまで苦戦しなかっただろう。
一方で、ミドルベアというほど大きな個体ではなかった。
リトルベアの中でも強めの個体だったといったところだ。
「花ちゃんたちにかかれば、これぐらいはね~」
「……人数でゴリ押せた。少し危なかった……」
「今後もこれぐらいの相手は安定して倒せるよう、精進します!」
ナオンが背筋を伸ばしてそう宣言した。
「うむ。その意気だぞ。お前たちに目指してほしいのは……」
俺がそこまで言ったところで、俺の背後の茂みが揺れた。
気配を消して近づいてきた何者かによって。
「ガアアアアアァッ!!!」
現れたのはリトルベア。
雄叫びを上げ、俺の背後から迫ってくる。
「なっ!? 2匹目だと!?」
「タカシの旦那! 危ねえ!」
ナオンとトミーが慌てた様子でこちらに駆け寄る。
だが、彼女たちの助けよりもリトルベアの爪が俺を切り裂く方が早いだろう。
俺は腰の剣に手をやる。
そして……。
「斬魔一刀流……氷炎斬!!」
ザシュッ!!
俺の放った一太刀で、リトルベアは真っ二つに切り裂かれた。
「……これぐらいはお前たちにもできるようになってもらいたいものだな」
ちょうどいいところにリトルベアが乱入してきてくれてよかった。
まあ、俺の気配察知のスキルで接近は把握していたのだが。
このメンツの戦闘能力は確かなのだが、索敵能力という点では標準レベルにとどまるな。
ヴィルナやヒナの索敵能力は、やはり稀有だ。
「さすがはタカシの旦那です。一瞬でリトルベアを倒すとは……」
トミーが感心したように言う。
「ふん。それでこそ、私の夫にふさわしい男だわ!」
「……あの領域に到達するのは、骨が折れそう……」
「我が主は、まだまだ上を目指しておられる。ならば私も、あの領域に少しでも近づけるよう精進するのみ……!」
月、雪、ナオンがそう言う。
彼女たちに加護(小)を付与できれば、かなりいい線いけるだろう。
通常の加護を付与できれば、リトルベアを一撃で討伐できる水準に達することも可能かもしれない。
彼女たちのさらなる活躍に期待したいところだ。
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