【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
389話 選別試験Aブロック
ダンジョン攻略メンバーの選別試験が行われる。
AからDブロックに分けられ、バトルロワイヤル方式で戦うことになる。
ちなみに、パーティを組んでいる者はパーティごとに各ブロックへ振り分けられる。
別々になることはない。
俺たちミリオンズはDブロックだ。
「このルールは、9人……いや今は8人パーティである俺たちミリオンズに少し有利だな」
俺はそう言う。
リーゼロッテは試合に参加しないので、一時的に8人パーティとなる。
俺、ミティ、アイリス、モニカ、ニム、ユナ、マリア、サリエだ。
もちろん、同パーティの俺たち同士で戦うことはない。
パーティ人数は、3人から5人ぐらいが一般的だ。
少し多くて6人や7人。
8人以上のパーティはかなりめずらしい。
「そうですね! 勝利は私たちのものです。むんっ!」
ミティがそう意気込む。
「でも、少し不公平じゃないかな?」
「わ、わたしもそう思います。なんだか悪い気が……」
モニカとニムがそう言う。
Bランク冒険者や特別表彰者が多数在籍しているミリオンズは、このルールなら無双できそうだ。
確かに少し悪い気がする。
「不公平っていうわけでもないよ。そもそもダンジョンという過酷な環境に挑むわけだし、信頼関係を確立した多人数パーティが優遇されるのは理にかなってるから」
「ふふん。その通りね。遠慮せず、ボッコボコにしてやればいいわ」
アイリスとユナがそう言う。
彼女たちは、俺たちミリオンズの中で経験という点で特に秀でている。
アイリスは幼少の頃から聖ミリアリア統一教会のもとで武闘神官見習いとして鍛錬をしてきているし、冒険者歴も俺たちより長い。
ユナは、数年以上前から赤き大牙として冒険者活動を行ってきていた。
その一方で、俺は異世界人、ミティは元奴隷、モニカとニムは普通の町娘、サリエは貴族の娘、マリアは王の娘である。
こちらの6人は、ステータス操作により能力はどんどん伸びているが、経験という点ではアイリスとユナの2人にはまだまだ及ばない。
彼女たち2人の意見は、非常に参考になる。
「マリアもがんばるぞー! しゅっ、しゅっ!」
マリアがそう言って、シャドーボクシングをする。
彼女の格闘術のスキルレベルは2に伸ばしているし、HP強化や重力魔法なども取得している。
そこらの下級冒険者であれば彼女でも勝てる可能性が高い。
今回集まっている冒険者たちは、さすがにダンジョン攻略やファイヤードラゴ戦を視野に入れているだけあって、強者揃いだ。
マリアが単独で勝つのはさすがに厳しいかもしれないが、他のメンバーと協力すれば十分に戦える。
少なくとも明確に足を引っ張ることはないだろう。
「私もがんばります。棒術と、植物魔法と……。あと、使えるようになった中級以上の治療魔法でも」
サリエがそう言う。
彼女の棒術はレベル2、植物魔法はレベル1である。
彼女の戦闘能力は、マリアと同じようなイメージである。
そこらの下級冒険者であれば彼女でも勝てる可能性が高い。
だが、今回の強者たちを相手取るのは少し荷が重いだろう。
後方で、エリアヒールなどでのサポートをしてくれれば十分だ。
俺たちがそんなことを話している間にも、選別試験は進んでいく。
俺たちは、円形ステージの外の、街側の陸地から観戦している。
今は、Aブロックの強者たちがバトルロワイヤル方式で円形のステージで戦っているところだ。
戦闘不能になるか、周囲の海に落ちたらリタイアとなる。
終了条件は、最後の1パーティになるか、制限時間が経過するかだ。
リタイアが即失格というわけではなくて、あくまでこの戦闘を参考にラスターレイン伯爵家がダンジョン攻略メンバーの人選を行うと聞いている。
他の強者たちの戦闘をじっくり見る機会は、実はあまりない。
せっかくの機会だし、たっぷりと観察させてもらおう。
「いくでござる! 四の型……斬鉄剣!」
「バ、バカな……。俺の剣が!」
蓮華の斬撃により、男性冒険者の剣が真っ二つに切り裂かれる。
彼女にこんな技があったとは。
俺との模擬試合で使われていたらヤバかったかもしれない。
いや、あのときは木刀だったし関係ないか。
「まだまだいくでござる! 風の精霊よ。拙者の呼びかけに応じて、突風を起こし給え。神風!」
ブオンッ!
強烈な突風が吹く。
「ぐおっ!?」
男はたまらず、吹き飛んでいった。
海に落ち、リタイアである。
しかし、蓮華がここまで強力な風魔法を使えたとは。
まあ、俺との模擬試合は剣に限定していたから、魔法はお互いに使っていなかったが。
そういえば、彼女の二つ名は”山風”だった。
二つ名に恥じないレベルの風魔法を使えるようだな。
ん?
彼女は剣術一本と言っていたような気がするが。
まあ、細かいことはいいか。
少し離れたところでは、とある女性が多数の男性たちと対峙している。
20代くらいの女性だ。
彼女が魔法を放とうとしている。
「うふふ。いくよん☆ ちぃちゃんの必殺☆ スターダスト・レイン☆」
スターダスト・レイン?
星くずの雨?
なかなか大袈裟な魔法名だ。
星魔法か何かか?
そんな魔法は、聞いたことがないが……。
俺はちぃちゃんとやらを注視する。
無数の弾丸が生成され、射出される。
「「ぐあああぁっ!!」」
男たちは大ダメージを負った。
弾数、威力、速度。
全てにおいて高いレベルにはあるが……。
「なあ、ニム。あれって……」
「そ、そうですね。あれはただのストーンレインのようです」
だよなあ。
まあ、ストーンレインも中級だし十分すごいのだが。
成人女性が自分のことをちぃちゃんと呼んでいるのは、少し近寄りがたい。
顔は悪くない。
結構かわいく、親しみを覚える感じだ。
うーん、どこかで見たような……?
いや、俺にはこんな痛々しい知り合いはいないか。
一度知り合ったら絶対に忘れないようなインパクトがあるし。
そこからまた離れたところでは、むさ苦しい男たちが熱戦を繰り広げている。
「ガハハ! いくぞ、ジルガ!」
「おうよ! 出し惜しみすんじゃねえぞ!」
2人のマッスルな男が力をためる。
ギルバートとジルガだ。
ギルバートは、マッスルパンチの二つ名を持つCランク冒険者。
ジルガは、もともとは専業武闘家で、1年ほど前のゾルフ砦の一件を機に冒険者登録をしていた。
この様子だと、同じパーティで活動していたりするのだろうか。
少し前のブギー盗掘団の捕縛作戦では見かけなかったが。
「「ビッグ……」」
2人が闘気を開放し、腕を振りかぶる。
「「バン!!!」」
「「「ぎゃあああぁっ!!!」」」
2人の合わせ技により、数人の冒険者たちが勢いよく弾き飛ばされる。
ザパーン!
海に落下し、盛大な水しぶきを上げる。
係員がすぐに迎えにいっているので、溺れ死んだりはしないだろう。
「ふむ……。あれが”マッスルパンチ”ギルバートと、”破壊拳”のジルガか。2人合わせて”ビッグバン兄弟”という二つ名もあるが、それに恥じない戦闘能力だ」
俺たちの近くで観戦していた男が訳知り顔でそう言う。
だれだ?
「こんにちは。あなたも選別回に参加されるのですか?」
俺は男にそう声を掛ける。
「ん? ああ、その通りだ。この街に来たのは偶然なのだが、まさに私の名声を上げるのにうってつけの催しだからね。ちなみに私はBブロックだ」
男がそう言う。
自信に満ちた態度だ。
佇まいに品もある。
年齢は40代くらいか。
これは、なかなかの強者かもしれない。
「そうですか。俺たちはDブロックに出ます。お互いにがんばりましょう」
「ふっ。君のことは知っているよ。紅剣のタカシ君だね? 私の名はジョージ。君のような超新星を、私は待っていたのだよ」
俺のことを知っていてくれたのか。
しかも、何やら期待してくれている様子だ。
「俺を待っていた? 何のことですか?」
「ふっ。それはもちろぶっっ!?」
ジョージの言葉は途中で遮られた。
横から駆け寄ってきた女性が、彼に飛び膝蹴りをかましたのである。
「セニア……」
「なあにが待っていたよっ! 勝手もいい加減にしなさいよ! 1人であれこれ首を突っ込んで!」
勝ち気そうな女性がそう言う。
彼女の名前はセニアというようだ。
倒れ込んでいるジョージの首元を掴んで、起こしている。
「参加申請をしてしまったのは仕方ないわ! 今回はこれで勘弁してあげる! やるからには全力で取り組むわよ!」
セニアがジョージにそう宣言する。
ジョージは首元を掴まれてされるがままだが、顔つきだけはまだ品のある感じを保っている。
「ふふ、とんだジャジャ馬だ……」
勝ち気なセニアに押されつつも、なおも余裕のある佇まい。
やはり、このジョージは強者感がある。
「何か言った!?」
「いや、何も」
凄むセニアに大して、ジョージはあっさりと折れた。
…………。
彼が強そうだというのは俺の気のせいか?
よくわからんな。
まあ、実際に戦っているところを見ればはっきりするだろう。
そうこうしているうちに、Aブロックの試合は終わった。
終了条件は、最後の1パーティになるか、制限時間が経過するかだ。
今回は、制限時間が経過したので終了となった。
蓮華、ちぃちゃん、ギルバート、ジルガなどが残っている。
蓮華やギルバートたちの戦闘能力は知ったつもりでいたが、まだまだ俺の知らない戦闘技法も持っていた。
隠し持っていたり、日々成長したりしているのだろう。
Bブロック以降も存分に観戦して、参考にさせてもらうことにする。
AからDブロックに分けられ、バトルロワイヤル方式で戦うことになる。
ちなみに、パーティを組んでいる者はパーティごとに各ブロックへ振り分けられる。
別々になることはない。
俺たちミリオンズはDブロックだ。
「このルールは、9人……いや今は8人パーティである俺たちミリオンズに少し有利だな」
俺はそう言う。
リーゼロッテは試合に参加しないので、一時的に8人パーティとなる。
俺、ミティ、アイリス、モニカ、ニム、ユナ、マリア、サリエだ。
もちろん、同パーティの俺たち同士で戦うことはない。
パーティ人数は、3人から5人ぐらいが一般的だ。
少し多くて6人や7人。
8人以上のパーティはかなりめずらしい。
「そうですね! 勝利は私たちのものです。むんっ!」
ミティがそう意気込む。
「でも、少し不公平じゃないかな?」
「わ、わたしもそう思います。なんだか悪い気が……」
モニカとニムがそう言う。
Bランク冒険者や特別表彰者が多数在籍しているミリオンズは、このルールなら無双できそうだ。
確かに少し悪い気がする。
「不公平っていうわけでもないよ。そもそもダンジョンという過酷な環境に挑むわけだし、信頼関係を確立した多人数パーティが優遇されるのは理にかなってるから」
「ふふん。その通りね。遠慮せず、ボッコボコにしてやればいいわ」
アイリスとユナがそう言う。
彼女たちは、俺たちミリオンズの中で経験という点で特に秀でている。
アイリスは幼少の頃から聖ミリアリア統一教会のもとで武闘神官見習いとして鍛錬をしてきているし、冒険者歴も俺たちより長い。
ユナは、数年以上前から赤き大牙として冒険者活動を行ってきていた。
その一方で、俺は異世界人、ミティは元奴隷、モニカとニムは普通の町娘、サリエは貴族の娘、マリアは王の娘である。
こちらの6人は、ステータス操作により能力はどんどん伸びているが、経験という点ではアイリスとユナの2人にはまだまだ及ばない。
彼女たち2人の意見は、非常に参考になる。
「マリアもがんばるぞー! しゅっ、しゅっ!」
マリアがそう言って、シャドーボクシングをする。
彼女の格闘術のスキルレベルは2に伸ばしているし、HP強化や重力魔法なども取得している。
そこらの下級冒険者であれば彼女でも勝てる可能性が高い。
今回集まっている冒険者たちは、さすがにダンジョン攻略やファイヤードラゴ戦を視野に入れているだけあって、強者揃いだ。
マリアが単独で勝つのはさすがに厳しいかもしれないが、他のメンバーと協力すれば十分に戦える。
少なくとも明確に足を引っ張ることはないだろう。
「私もがんばります。棒術と、植物魔法と……。あと、使えるようになった中級以上の治療魔法でも」
サリエがそう言う。
彼女の棒術はレベル2、植物魔法はレベル1である。
彼女の戦闘能力は、マリアと同じようなイメージである。
そこらの下級冒険者であれば彼女でも勝てる可能性が高い。
だが、今回の強者たちを相手取るのは少し荷が重いだろう。
後方で、エリアヒールなどでのサポートをしてくれれば十分だ。
俺たちがそんなことを話している間にも、選別試験は進んでいく。
俺たちは、円形ステージの外の、街側の陸地から観戦している。
今は、Aブロックの強者たちがバトルロワイヤル方式で円形のステージで戦っているところだ。
戦闘不能になるか、周囲の海に落ちたらリタイアとなる。
終了条件は、最後の1パーティになるか、制限時間が経過するかだ。
リタイアが即失格というわけではなくて、あくまでこの戦闘を参考にラスターレイン伯爵家がダンジョン攻略メンバーの人選を行うと聞いている。
他の強者たちの戦闘をじっくり見る機会は、実はあまりない。
せっかくの機会だし、たっぷりと観察させてもらおう。
「いくでござる! 四の型……斬鉄剣!」
「バ、バカな……。俺の剣が!」
蓮華の斬撃により、男性冒険者の剣が真っ二つに切り裂かれる。
彼女にこんな技があったとは。
俺との模擬試合で使われていたらヤバかったかもしれない。
いや、あのときは木刀だったし関係ないか。
「まだまだいくでござる! 風の精霊よ。拙者の呼びかけに応じて、突風を起こし給え。神風!」
ブオンッ!
強烈な突風が吹く。
「ぐおっ!?」
男はたまらず、吹き飛んでいった。
海に落ち、リタイアである。
しかし、蓮華がここまで強力な風魔法を使えたとは。
まあ、俺との模擬試合は剣に限定していたから、魔法はお互いに使っていなかったが。
そういえば、彼女の二つ名は”山風”だった。
二つ名に恥じないレベルの風魔法を使えるようだな。
ん?
彼女は剣術一本と言っていたような気がするが。
まあ、細かいことはいいか。
少し離れたところでは、とある女性が多数の男性たちと対峙している。
20代くらいの女性だ。
彼女が魔法を放とうとしている。
「うふふ。いくよん☆ ちぃちゃんの必殺☆ スターダスト・レイン☆」
スターダスト・レイン?
星くずの雨?
なかなか大袈裟な魔法名だ。
星魔法か何かか?
そんな魔法は、聞いたことがないが……。
俺はちぃちゃんとやらを注視する。
無数の弾丸が生成され、射出される。
「「ぐあああぁっ!!」」
男たちは大ダメージを負った。
弾数、威力、速度。
全てにおいて高いレベルにはあるが……。
「なあ、ニム。あれって……」
「そ、そうですね。あれはただのストーンレインのようです」
だよなあ。
まあ、ストーンレインも中級だし十分すごいのだが。
成人女性が自分のことをちぃちゃんと呼んでいるのは、少し近寄りがたい。
顔は悪くない。
結構かわいく、親しみを覚える感じだ。
うーん、どこかで見たような……?
いや、俺にはこんな痛々しい知り合いはいないか。
一度知り合ったら絶対に忘れないようなインパクトがあるし。
そこからまた離れたところでは、むさ苦しい男たちが熱戦を繰り広げている。
「ガハハ! いくぞ、ジルガ!」
「おうよ! 出し惜しみすんじゃねえぞ!」
2人のマッスルな男が力をためる。
ギルバートとジルガだ。
ギルバートは、マッスルパンチの二つ名を持つCランク冒険者。
ジルガは、もともとは専業武闘家で、1年ほど前のゾルフ砦の一件を機に冒険者登録をしていた。
この様子だと、同じパーティで活動していたりするのだろうか。
少し前のブギー盗掘団の捕縛作戦では見かけなかったが。
「「ビッグ……」」
2人が闘気を開放し、腕を振りかぶる。
「「バン!!!」」
「「「ぎゃあああぁっ!!!」」」
2人の合わせ技により、数人の冒険者たちが勢いよく弾き飛ばされる。
ザパーン!
海に落下し、盛大な水しぶきを上げる。
係員がすぐに迎えにいっているので、溺れ死んだりはしないだろう。
「ふむ……。あれが”マッスルパンチ”ギルバートと、”破壊拳”のジルガか。2人合わせて”ビッグバン兄弟”という二つ名もあるが、それに恥じない戦闘能力だ」
俺たちの近くで観戦していた男が訳知り顔でそう言う。
だれだ?
「こんにちは。あなたも選別回に参加されるのですか?」
俺は男にそう声を掛ける。
「ん? ああ、その通りだ。この街に来たのは偶然なのだが、まさに私の名声を上げるのにうってつけの催しだからね。ちなみに私はBブロックだ」
男がそう言う。
自信に満ちた態度だ。
佇まいに品もある。
年齢は40代くらいか。
これは、なかなかの強者かもしれない。
「そうですか。俺たちはDブロックに出ます。お互いにがんばりましょう」
「ふっ。君のことは知っているよ。紅剣のタカシ君だね? 私の名はジョージ。君のような超新星を、私は待っていたのだよ」
俺のことを知っていてくれたのか。
しかも、何やら期待してくれている様子だ。
「俺を待っていた? 何のことですか?」
「ふっ。それはもちろぶっっ!?」
ジョージの言葉は途中で遮られた。
横から駆け寄ってきた女性が、彼に飛び膝蹴りをかましたのである。
「セニア……」
「なあにが待っていたよっ! 勝手もいい加減にしなさいよ! 1人であれこれ首を突っ込んで!」
勝ち気そうな女性がそう言う。
彼女の名前はセニアというようだ。
倒れ込んでいるジョージの首元を掴んで、起こしている。
「参加申請をしてしまったのは仕方ないわ! 今回はこれで勘弁してあげる! やるからには全力で取り組むわよ!」
セニアがジョージにそう宣言する。
ジョージは首元を掴まれてされるがままだが、顔つきだけはまだ品のある感じを保っている。
「ふふ、とんだジャジャ馬だ……」
勝ち気なセニアに押されつつも、なおも余裕のある佇まい。
やはり、このジョージは強者感がある。
「何か言った!?」
「いや、何も」
凄むセニアに大して、ジョージはあっさりと折れた。
…………。
彼が強そうだというのは俺の気のせいか?
よくわからんな。
まあ、実際に戦っているところを見ればはっきりするだろう。
そうこうしているうちに、Aブロックの試合は終わった。
終了条件は、最後の1パーティになるか、制限時間が経過するかだ。
今回は、制限時間が経過したので終了となった。
蓮華、ちぃちゃん、ギルバート、ジルガなどが残っている。
蓮華やギルバートたちの戦闘能力は知ったつもりでいたが、まだまだ俺の知らない戦闘技法も持っていた。
隠し持っていたり、日々成長したりしているのだろう。
Bブロック以降も存分に観戦して、参考にさせてもらうことにする。
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