【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
207話 アイリスとの結婚について相談
メルビン杯の翌日になった。
メルビン道場での鍛錬の成果は無事に披露できたし、そろそろこの街を離れる頃合いだ。
……いや、待てよ?
その前に、重大な用事がある。
アイリスとの結婚の件だ。
彼女は見事にメルビン杯で優勝した。
「タカシ。ちょっといい? 付いてきてよ」
「わかった」
俺はアイリスといっしょに、宿屋から出る。
やや人気のない場所まで移動した。
アイリスの用件はなんだろう。
もしかしたら、結婚の件か?
俺からも話そうと思っていたところだ。
「ボクは約束通り、優勝したよ。だから……」
アイリスが言いよどむ。
どうやら照れているようだ。
俺から切り出すことにしよう。
「そうだな。アイリス、俺と結婚しよう!」
俺はビシッとそう言う。
「……うん! ありがとう。よろしくね!」
アイリスがうれしそうにそう言う。
「ただ、気になる点がいくつかある。まず、ミティが何と言うかだが……」
ミティが悲しむ顔は見たくない。
同じく、アイリスが悲しむ顔も見たくない。
ハーレムは各人のメンタルのケアが難しい。
メルビン杯のときには、ミティも歓迎してくれているような感じだったが。
「それならだいじょうぶ。ミティには相談済みだよ。気にならないと言えば嘘になるけど、強く反対はしないって言ってたよ」
アイリスが根回ししてくれていたらしい。
助かる。
「そうか。それなら問題ないな。俺もアイリスのことは好きだしね」
「……あ、ありがとう。ボクもタカシのことは好きだよ」
アイリスが顔を赤くしてそう言う。
「しかし、他にも気になる点がある。アイリスの出身地は中央大陸だろう? こっちに住むので問題ないのか?」
「住む場所はこっちで問題ないよ。もともと、武闘神官として各地を回るつもりだったし。中央大陸へのこだわりはないよ」
「そうか。あとは、親御さんへのあいさつとか」
「両親へのあいさつは、いずれでいいよ。ボクたちの実力とタカシの転移魔法があれば、いずれ中央大陸に行く機会もあるだろうし」
アイリスの両親は、中央大陸に住んでいるそうだ。
ゾルフ砦・ラーグの街・ガロル村は、新大陸の南部にある。
中央大陸に渡る場合は、まずは新大陸の北部へ向かう必要がある。
そこから、船を利用して海を渡る。
中央大陸に着いたら、またそこからアイリスの両親が住んでいる街まで旅をすることになる。
かなり長い旅になるだろう。
いずれは行くこともあるだろうが、今すぐにというのはムリだ。
加護付与や今後のミッションとの兼ね合いもあるだろうしな。
「わかった。確かに、いずれは中央大陸に行くこともあるかもしれないな」
俺には、ステータス操作という便利なチートがある。
このチートにより、転移魔法や重力魔法などを強化していけば、行動範囲も広がっていくだろう。
加護付与の対象者が増えれば、転移魔法や重力魔法に特化して伸ばしていくのもありだ。
魔法以外にも、馬車や船による移動も考えられる。
もしくは、召喚魔法や従属魔法で騎乗できるような獣魔を従えたりも考えられる。
加護の対象者とスキルポイントの潤沢さ次第では、可能性は無限にある。
まあ、その加護の対象者を増やすことが大変なのだが。
「最後に、具体的な結婚式の段取りや日程だが」
「結婚式の件は、エドワード司祭に相談しようと思ってるよ」
「エドワード司祭か」
「うん。彼は、ボクの両親とも旧知の仲だしね。ボクにとって、親に近い存在だよ。あと、もちろん神官でもあるから、聖ミリアリア統一教の結婚式の流儀にも詳しいし」
聖ミリアリア統一教の結婚式か。
どんな雰囲気のものになるだろうか。
中央大陸では主流の宗派らしいし、それほど変わったしきたりなどはないと思われるが。
「わかった。エドワード司祭に報告に行こう。しかし、その前に……」
「みんなへも報告しないとね」
俺とアイリスは、宿屋へ向かって歩き始める。
●●●
ゾルフ砦の宿屋の一室に、みんなで集まる。
俺、ミティ、アイリス、モニカ、ニムだ。
「みんな。報告がある」
「何でしょうか? ……おおよその察しはつきますが」
ミティがそう言う。
「ボクとタカシは、結婚することになりました。ミティに次いで、第二夫人だね」
「やはりそうでしたか。複雑な気持ちもありますが……。まずは祝福させていただきます!」
ミティがそう言う。
アイリスの根回しのおかげで、すんなりと受け入れてくれたようだ。
後で俺からもフォローしておこう。
「やるなあアイリス。先を越されたよ」
「わ、わたしもがんばらないと……」
モニカとニムがそう言う。
彼女たちも、俺との結婚を意識してくれているようだ。
「知ってくれていると思うけど、ボクは聖ミリアリア統一教の信徒だ。せっかくこの街に来たことだし、ボクの恩師でもあるエドワード司祭に式を取り仕切ってもらおうと思ってるんだ」
「聖ミリアリア統一教に合わせた式ですか? 私のときとはまた違ったものになりそうですね。楽しみです」
「まあ、それほど大きくは違わないけどね。違いは、聖歌斉唱がある点ぐらいかな? バージンロードやブーケトスは同じような雰囲気だね」
バージンロードやブーケトスがあるのか。
それは確かに、ミティとの結婚式とさほど変わらないようだ。
「ブーケトスかー。私はせっかく取ったのに、アイリスに先を越されたなあ」
「わ、わたしは今回こそ取ってみせます!」
ニムがそう意気込む。
「よし。では、反対意見もないようだし、さっそくエドワード司祭に報告に行こうか」
「そうだね。すんなりと認めてくれるといいなあ」
「認めてもらえない可能性もあるのか?」
「うーん。その可能性もなくはないかなー。彼は、ボクの両親とも旧知の仲だからね」
アイリスとエドワード司祭は、中央大陸からここゾルフ砦まで、長い間ともに旅をしてきた。
また、武闘においても師弟の関係であり、神官としては上司と部下の関係だ。
エドワード司祭は、半分は親みたいな気持ちになっているのだろう。
その上、アイリスの実の両親とも知り合いとのことだ。
生半可な覚悟では、アイリスとの結婚を祝福してもらえないかもしれない。
心して結婚の報告に行く必要がある。
メルビン道場での鍛錬の成果は無事に披露できたし、そろそろこの街を離れる頃合いだ。
……いや、待てよ?
その前に、重大な用事がある。
アイリスとの結婚の件だ。
彼女は見事にメルビン杯で優勝した。
「タカシ。ちょっといい? 付いてきてよ」
「わかった」
俺はアイリスといっしょに、宿屋から出る。
やや人気のない場所まで移動した。
アイリスの用件はなんだろう。
もしかしたら、結婚の件か?
俺からも話そうと思っていたところだ。
「ボクは約束通り、優勝したよ。だから……」
アイリスが言いよどむ。
どうやら照れているようだ。
俺から切り出すことにしよう。
「そうだな。アイリス、俺と結婚しよう!」
俺はビシッとそう言う。
「……うん! ありがとう。よろしくね!」
アイリスがうれしそうにそう言う。
「ただ、気になる点がいくつかある。まず、ミティが何と言うかだが……」
ミティが悲しむ顔は見たくない。
同じく、アイリスが悲しむ顔も見たくない。
ハーレムは各人のメンタルのケアが難しい。
メルビン杯のときには、ミティも歓迎してくれているような感じだったが。
「それならだいじょうぶ。ミティには相談済みだよ。気にならないと言えば嘘になるけど、強く反対はしないって言ってたよ」
アイリスが根回ししてくれていたらしい。
助かる。
「そうか。それなら問題ないな。俺もアイリスのことは好きだしね」
「……あ、ありがとう。ボクもタカシのことは好きだよ」
アイリスが顔を赤くしてそう言う。
「しかし、他にも気になる点がある。アイリスの出身地は中央大陸だろう? こっちに住むので問題ないのか?」
「住む場所はこっちで問題ないよ。もともと、武闘神官として各地を回るつもりだったし。中央大陸へのこだわりはないよ」
「そうか。あとは、親御さんへのあいさつとか」
「両親へのあいさつは、いずれでいいよ。ボクたちの実力とタカシの転移魔法があれば、いずれ中央大陸に行く機会もあるだろうし」
アイリスの両親は、中央大陸に住んでいるそうだ。
ゾルフ砦・ラーグの街・ガロル村は、新大陸の南部にある。
中央大陸に渡る場合は、まずは新大陸の北部へ向かう必要がある。
そこから、船を利用して海を渡る。
中央大陸に着いたら、またそこからアイリスの両親が住んでいる街まで旅をすることになる。
かなり長い旅になるだろう。
いずれは行くこともあるだろうが、今すぐにというのはムリだ。
加護付与や今後のミッションとの兼ね合いもあるだろうしな。
「わかった。確かに、いずれは中央大陸に行くこともあるかもしれないな」
俺には、ステータス操作という便利なチートがある。
このチートにより、転移魔法や重力魔法などを強化していけば、行動範囲も広がっていくだろう。
加護付与の対象者が増えれば、転移魔法や重力魔法に特化して伸ばしていくのもありだ。
魔法以外にも、馬車や船による移動も考えられる。
もしくは、召喚魔法や従属魔法で騎乗できるような獣魔を従えたりも考えられる。
加護の対象者とスキルポイントの潤沢さ次第では、可能性は無限にある。
まあ、その加護の対象者を増やすことが大変なのだが。
「最後に、具体的な結婚式の段取りや日程だが」
「結婚式の件は、エドワード司祭に相談しようと思ってるよ」
「エドワード司祭か」
「うん。彼は、ボクの両親とも旧知の仲だしね。ボクにとって、親に近い存在だよ。あと、もちろん神官でもあるから、聖ミリアリア統一教の結婚式の流儀にも詳しいし」
聖ミリアリア統一教の結婚式か。
どんな雰囲気のものになるだろうか。
中央大陸では主流の宗派らしいし、それほど変わったしきたりなどはないと思われるが。
「わかった。エドワード司祭に報告に行こう。しかし、その前に……」
「みんなへも報告しないとね」
俺とアイリスは、宿屋へ向かって歩き始める。
●●●
ゾルフ砦の宿屋の一室に、みんなで集まる。
俺、ミティ、アイリス、モニカ、ニムだ。
「みんな。報告がある」
「何でしょうか? ……おおよその察しはつきますが」
ミティがそう言う。
「ボクとタカシは、結婚することになりました。ミティに次いで、第二夫人だね」
「やはりそうでしたか。複雑な気持ちもありますが……。まずは祝福させていただきます!」
ミティがそう言う。
アイリスの根回しのおかげで、すんなりと受け入れてくれたようだ。
後で俺からもフォローしておこう。
「やるなあアイリス。先を越されたよ」
「わ、わたしもがんばらないと……」
モニカとニムがそう言う。
彼女たちも、俺との結婚を意識してくれているようだ。
「知ってくれていると思うけど、ボクは聖ミリアリア統一教の信徒だ。せっかくこの街に来たことだし、ボクの恩師でもあるエドワード司祭に式を取り仕切ってもらおうと思ってるんだ」
「聖ミリアリア統一教に合わせた式ですか? 私のときとはまた違ったものになりそうですね。楽しみです」
「まあ、それほど大きくは違わないけどね。違いは、聖歌斉唱がある点ぐらいかな? バージンロードやブーケトスは同じような雰囲気だね」
バージンロードやブーケトスがあるのか。
それは確かに、ミティとの結婚式とさほど変わらないようだ。
「ブーケトスかー。私はせっかく取ったのに、アイリスに先を越されたなあ」
「わ、わたしは今回こそ取ってみせます!」
ニムがそう意気込む。
「よし。では、反対意見もないようだし、さっそくエドワード司祭に報告に行こうか」
「そうだね。すんなりと認めてくれるといいなあ」
「認めてもらえない可能性もあるのか?」
「うーん。その可能性もなくはないかなー。彼は、ボクの両親とも旧知の仲だからね」
アイリスとエドワード司祭は、中央大陸からここゾルフ砦まで、長い間ともに旅をしてきた。
また、武闘においても師弟の関係であり、神官としては上司と部下の関係だ。
エドワード司祭は、半分は親みたいな気持ちになっているのだろう。
その上、アイリスの実の両親とも知り合いとのことだ。
生半可な覚悟では、アイリスとの結婚を祝福してもらえないかもしれない。
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