【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
169話 ボフォイの街の餅つき大会 後編
ボフォイの街での餅つき大会だ。
強敵を前に尻込みする俺たちの代わりに、マインたちがステージに向かう。
「おおっと! ここで飛び入りの参加者です! ガロル村からやってきましたマインズのみなさまです!」
司会がマインたちをそう紹介する。
チーム名はマインズにしたようだ。
マイン、マーシー、フィル。
3人がステージに上がる。
マインが杵を持つようだ。
「いくわよ! 2人とも!」
「「よしこい!」」
マインの呼びかけに、マーシーとフィルが威勢よく返事をする。
「てえぃっ!」
マインが杵を振り下ろす。
まんぷく亭の男と比べると、少し迫力に欠ける振り下ろしだ。
まあ、力強ければいいってものでもないけど。
「へっ。あの程度の力で、よくも俺たちと張り合おうと思ったもんだぜ」
「ガハハハハ! 言ってやるな! 一般人の記念参加だろう!」
「だな! 暖かく見守ってやろうぜ!」
まんぷく亭の男たちがそう言う。
やはり、彼らの目から見てもマインたちの餅つきは取るに足らないようだ。
ドン!
マインの杵がマーシーの手ごと餅をつく。
コンビネーションも合っていないのか。
「あれは、ケガをしたんじゃないか。治療魔法をかけてあげるか」
俺はそう言って、ステージに近づこうとする。
「いや、待って。タカシ。マーシーさんの手を良く見て」
「手?」
アイリスの言葉に、俺は改めてマーシーの手を凝視する。
闘気だ。
闘気によって手が保護されていた。
「オレは手を闘気で覆うことができるな。自分の手ごとマインの杵を受け止めることにより、普通じゃできないような繊細な力加減で餅つきができるようになるな。うん」
マーシーがそう言う。
手ごと餅をついたのは、わざとということか。
一般人が闘気を使えるのは、少しめずらしい。
続けて、フィルが何か粉末状のものを餅に投入している。
「ぐふふ。オレはアイテムバッグに様々な調味料を常備している。今回は、この街の風土や今日の気候に合わせたベストな調味料をプレゼントしよう」
さらに、マインが餅を一部とって自分の口に運ぶ。
「ふむ。ちょっと酸味が強いわね。あっちの調味料を少し足してよ」
「ぐふふ。わかったぜ、マイン」
マインの指摘をもとに、フィルが調味料の微調整を施す。
なるほどな。
手に闘気をまとったマーシーとマインの合わせ技により、繊細な力加減で餅つきをする。
アイテムバッグに豊富な調味料を用意しているフィルが、風土や気候に合わせた味を調整する。
そして、マインが味見して味の微調整を施す。
これが彼らの餅つきのスタイルというわけか。
しばらくして、無事に餅が完成した。
審査員たちと観客たちに餅が配られる。
食べてみる。
「これは美味い!! 最高の餅だ」
「噛みごたえがあって、それでいて固くない!」
「もぐもぐ。おいしいでふ」
俺、モニカ、ニムがそう言う。
「いい味ですね。以前食べたときとは少し味付けが異なるようですが」
「だね。少し塩がきいているかな? 今日は暑いし、塩を入れたのだろうね」
ミティとアイリスがそう言う。
これはいい餅だ。
まんぷく亭の男たちもマインたちがついた餅を食べている。
「うまいな……。ウンチクをたれる奴の餅はマズいと相場が決まってるもんだが……」
「ガハハハハ! なるほどな。こういう味付けもあるのか!」
「これは、スマイリーソルトか? なかなかこだわった塩を使ってやがる」
まんぷく亭の男たちからも好評だ。
とはいえ、味付けや食感は好みの問題もある。
審査員がどう評価するか。
審査員たちが餅を食べ終える。
採点の時間だ。
「さあ! マインズの餅つきの評価は……?」
「10点!」「10点!」「9点!」「10点!」「10点!」
審査員たちが10点満点で点数をつけていく。
「10点!」「9点!」「10点!」「10点!」「10点!」
10人の審査員が点数をつけ終わる。
「合計、98点です! これはすばらしい記録が出ました。まんぷく亭を抜き、トップになりました!」
さすがはマインたちだ。
行きの馬車でいろいろと熱弁していただけはある。
彼女たちがステージから降りる。
「ふう。良い記録が出たわね。タカシたちも気楽にやりなよ」
マインがそう言う。
彼女たちがまんぷく亭を超える得点を出したことで、俺たちのハードルがさらに上がった気がする。
まあ、気にしても仕方ない。
気楽にやろう。
「次はチームミリオンズのみなさま! ステージへ上がってください!」
俺、ミティ、モニカ。
3人でステージに上がる。
「私が杵を持ちましょう」
ミティがそう言う。
「わかった。俺がこねる役目だな。モニカもこねる役目でいいか?」
「いいよ。でも、私の手を杵でつかないように注意してね。ミティ」
「もちろんです!」
確かに、モニカの懸念も一理ある。
ミティの豪力で手をつかれてしまうと、大ケガは避けられない。
モニカは、まだ闘気術を習得していないからな。
闘気術レベル1の習得は、ステータス操作では不可能だ。
自力で習得する必要がある。
ケガで済めばまだいい。
最悪、手がグチャグチャになって再起不能になる可能性もある。
いかん。
想像したら怖くなってきた。
まあミティも餅つきに全力は出さないだろう。
マクセルたちの失敗を目の前で見ているしな。
だいじょうぶだ。
仲間を信じろ。
「いきます! せいっ!」
「ほっ」
「はっ」
「ふうっ」
ミティの杵が振り下ろされる。
タイミングを合わせて、俺とモニカで餅をこねて位置を整える。
「せいっ」
「とりゃあっ」
絶え間のない餅つき。
お餅がいい感じにこねられていく。
「これで仕上げです! スモール……ボンバー!」
ミティが杵を振り下ろす。
いつものビッグボンバーではなく、スモールボンバーだ。
威力が抑えられている。
いい感じの力加減だ。
無事に餅が完成した。
審査員たちが餅を食べる。
採点の時間だ。
「さあ! ミリオンズの餅つきの評価は……?」
「10点!」「9点!」「9点!」「10点!」「8点!」
審査員たちが10点満点で点数をつけていく。
「10点!」「9点!」「9点!」「8点!」「10点!」
10人の審査員が点数をつけ終わる。
「合計、92点です! これはなかなかの好記録! 暫定3位です!」
なかなかの高スコアを出すことができた。
マインズやまんぷく亭には及ばないが、彼らはプロだしな。
一般参加者の中では俺たちがトップだ。
まあモニカは料理人だし、一般参加者と言っていいのかは微妙なところだが。
その後も一般参加者の餅つきが続けられていく。
最終的には、優勝:マインズ、準優勝:まんぷく亭、3位:ミリオンズとなった。
優勝チームのマインズにはお餅1か月分と金一封が贈呈された。
3位の俺たちには、お餅1週間分が贈呈された。
また、マインズたちからお餅のおすそ分けももらった。
彼女たちは本業が餅屋だしな。
大量の餅をもらっても仕方がないのだろう。
「ガハハ! やるじゃねえか、てめえら!」
「君たちもね。君たちが使っていた調味料だけど……」
マインズとまんぷく亭の面々は何やら楽しげに話し込んでいる。
餅を愛する者同士、通じるものがあるということか。
強敵を前に尻込みする俺たちの代わりに、マインたちがステージに向かう。
「おおっと! ここで飛び入りの参加者です! ガロル村からやってきましたマインズのみなさまです!」
司会がマインたちをそう紹介する。
チーム名はマインズにしたようだ。
マイン、マーシー、フィル。
3人がステージに上がる。
マインが杵を持つようだ。
「いくわよ! 2人とも!」
「「よしこい!」」
マインの呼びかけに、マーシーとフィルが威勢よく返事をする。
「てえぃっ!」
マインが杵を振り下ろす。
まんぷく亭の男と比べると、少し迫力に欠ける振り下ろしだ。
まあ、力強ければいいってものでもないけど。
「へっ。あの程度の力で、よくも俺たちと張り合おうと思ったもんだぜ」
「ガハハハハ! 言ってやるな! 一般人の記念参加だろう!」
「だな! 暖かく見守ってやろうぜ!」
まんぷく亭の男たちがそう言う。
やはり、彼らの目から見てもマインたちの餅つきは取るに足らないようだ。
ドン!
マインの杵がマーシーの手ごと餅をつく。
コンビネーションも合っていないのか。
「あれは、ケガをしたんじゃないか。治療魔法をかけてあげるか」
俺はそう言って、ステージに近づこうとする。
「いや、待って。タカシ。マーシーさんの手を良く見て」
「手?」
アイリスの言葉に、俺は改めてマーシーの手を凝視する。
闘気だ。
闘気によって手が保護されていた。
「オレは手を闘気で覆うことができるな。自分の手ごとマインの杵を受け止めることにより、普通じゃできないような繊細な力加減で餅つきができるようになるな。うん」
マーシーがそう言う。
手ごと餅をついたのは、わざとということか。
一般人が闘気を使えるのは、少しめずらしい。
続けて、フィルが何か粉末状のものを餅に投入している。
「ぐふふ。オレはアイテムバッグに様々な調味料を常備している。今回は、この街の風土や今日の気候に合わせたベストな調味料をプレゼントしよう」
さらに、マインが餅を一部とって自分の口に運ぶ。
「ふむ。ちょっと酸味が強いわね。あっちの調味料を少し足してよ」
「ぐふふ。わかったぜ、マイン」
マインの指摘をもとに、フィルが調味料の微調整を施す。
なるほどな。
手に闘気をまとったマーシーとマインの合わせ技により、繊細な力加減で餅つきをする。
アイテムバッグに豊富な調味料を用意しているフィルが、風土や気候に合わせた味を調整する。
そして、マインが味見して味の微調整を施す。
これが彼らの餅つきのスタイルというわけか。
しばらくして、無事に餅が完成した。
審査員たちと観客たちに餅が配られる。
食べてみる。
「これは美味い!! 最高の餅だ」
「噛みごたえがあって、それでいて固くない!」
「もぐもぐ。おいしいでふ」
俺、モニカ、ニムがそう言う。
「いい味ですね。以前食べたときとは少し味付けが異なるようですが」
「だね。少し塩がきいているかな? 今日は暑いし、塩を入れたのだろうね」
ミティとアイリスがそう言う。
これはいい餅だ。
まんぷく亭の男たちもマインたちがついた餅を食べている。
「うまいな……。ウンチクをたれる奴の餅はマズいと相場が決まってるもんだが……」
「ガハハハハ! なるほどな。こういう味付けもあるのか!」
「これは、スマイリーソルトか? なかなかこだわった塩を使ってやがる」
まんぷく亭の男たちからも好評だ。
とはいえ、味付けや食感は好みの問題もある。
審査員がどう評価するか。
審査員たちが餅を食べ終える。
採点の時間だ。
「さあ! マインズの餅つきの評価は……?」
「10点!」「10点!」「9点!」「10点!」「10点!」
審査員たちが10点満点で点数をつけていく。
「10点!」「9点!」「10点!」「10点!」「10点!」
10人の審査員が点数をつけ終わる。
「合計、98点です! これはすばらしい記録が出ました。まんぷく亭を抜き、トップになりました!」
さすがはマインたちだ。
行きの馬車でいろいろと熱弁していただけはある。
彼女たちがステージから降りる。
「ふう。良い記録が出たわね。タカシたちも気楽にやりなよ」
マインがそう言う。
彼女たちがまんぷく亭を超える得点を出したことで、俺たちのハードルがさらに上がった気がする。
まあ、気にしても仕方ない。
気楽にやろう。
「次はチームミリオンズのみなさま! ステージへ上がってください!」
俺、ミティ、モニカ。
3人でステージに上がる。
「私が杵を持ちましょう」
ミティがそう言う。
「わかった。俺がこねる役目だな。モニカもこねる役目でいいか?」
「いいよ。でも、私の手を杵でつかないように注意してね。ミティ」
「もちろんです!」
確かに、モニカの懸念も一理ある。
ミティの豪力で手をつかれてしまうと、大ケガは避けられない。
モニカは、まだ闘気術を習得していないからな。
闘気術レベル1の習得は、ステータス操作では不可能だ。
自力で習得する必要がある。
ケガで済めばまだいい。
最悪、手がグチャグチャになって再起不能になる可能性もある。
いかん。
想像したら怖くなってきた。
まあミティも餅つきに全力は出さないだろう。
マクセルたちの失敗を目の前で見ているしな。
だいじょうぶだ。
仲間を信じろ。
「いきます! せいっ!」
「ほっ」
「はっ」
「ふうっ」
ミティの杵が振り下ろされる。
タイミングを合わせて、俺とモニカで餅をこねて位置を整える。
「せいっ」
「とりゃあっ」
絶え間のない餅つき。
お餅がいい感じにこねられていく。
「これで仕上げです! スモール……ボンバー!」
ミティが杵を振り下ろす。
いつものビッグボンバーではなく、スモールボンバーだ。
威力が抑えられている。
いい感じの力加減だ。
無事に餅が完成した。
審査員たちが餅を食べる。
採点の時間だ。
「さあ! ミリオンズの餅つきの評価は……?」
「10点!」「9点!」「9点!」「10点!」「8点!」
審査員たちが10点満点で点数をつけていく。
「10点!」「9点!」「9点!」「8点!」「10点!」
10人の審査員が点数をつけ終わる。
「合計、92点です! これはなかなかの好記録! 暫定3位です!」
なかなかの高スコアを出すことができた。
マインズやまんぷく亭には及ばないが、彼らはプロだしな。
一般参加者の中では俺たちがトップだ。
まあモニカは料理人だし、一般参加者と言っていいのかは微妙なところだが。
その後も一般参加者の餅つきが続けられていく。
最終的には、優勝:マインズ、準優勝:まんぷく亭、3位:ミリオンズとなった。
優勝チームのマインズにはお餅1か月分と金一封が贈呈された。
3位の俺たちには、お餅1週間分が贈呈された。
また、マインズたちからお餅のおすそ分けももらった。
彼女たちは本業が餅屋だしな。
大量の餅をもらっても仕方がないのだろう。
「ガハハ! やるじゃねえか、てめえら!」
「君たちもね。君たちが使っていた調味料だけど……」
マインズとまんぷく亭の面々は何やら楽しげに話し込んでいる。
餅を愛する者同士、通じるものがあるということか。
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