【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
50話 激戦、リトルベア
あの後、ハルトマンに声をかけた。
彼のパーティと、俺とミティ、そしてもう1組のパーティを加えて合同で狩りをすることになった。
ハルトマンが3パーティ全体のまとめ役だ。
3組合同での狩りだ。
ハルトマンのパーティが4人。
新たに加わったパーティが3人。
それに俺とミティ。
全員がDランク以下とはいえ、合計9人での合同パーティとなる。
それだけリトルベアは油断できない相手だということだ。
気を引き締める。
森に入り、あたりを歩き回る。
歩き回る。
ほどなくして、1体のリトルベアを見つけた。
以前見た個体よりも、少し小さめだ。
向こうはまだこちらに気づいていない。
まとめ役のハルトマンから、指示が下る。
「タカシ、頼む」
「ええ、わかっています」
あらかじめ段取りを決めている。
まずは俺が遠距離から火魔法で攻撃だ。
ボルカニックフレイムとファイアートルネード、どちらがよいか。
ボルカニックフレイムは、避けられてしまったときに、火炎が後方まで飛んでしまう。
森へ引火し、森林火災になる恐れがある。
ファイアートルネードは範囲指定の攻撃なので、避けられても思わぬ被害は生じにくい。
この環境では、ファイアートルネードが無難だろう。
心の中で魔法の詠唱を開始する。
両手を前方にかざし、魔法を発動させる。
「ファイアートルネード!」
ごうっという音と共に火の竜巻が発生し、リトルベアを襲う。
奴が悲鳴をあげる。
なかなかのダメージを与えたようだが、まだまだ元気そうだ。
こちらに気付き、威嚇の声をあげる。
奴が近寄ってくる。
「投石、いきます! でやぁっ」
そこへミティの投石が襲い掛かる。
投“石”というか、もはや投“岩”だ。
恐ろしい腕力だ。
「すげえな……」
投擲で攻撃するということは事前にハルトマンや他のメンバーにも話していた。
しかし実際に見ると、想像以上の光景だったようだ。
彼らから驚きの声が漏れている。
まあ無理もない。
知っている俺でも、いまだに驚く。
あの小さな体で、あんなに大きな岩を投げるのだからな。
彼らは驚いてはいたが、Dランクとはいえさすがにプロ。
すぐに気を取りなおして、戦闘モードに切り替えた。
弓などの遠距離攻撃の手段を持つものが、リトルベアを迎撃している。
奴が接近してくるまで、できる限りのダメージを与えようという戦略だ。
そして、とうとうこちら側のすぐそばにまでやって来た。
近接職の出番である。
今回は俺も前線で戦う。
と言いたいところだが、俺は後方でファイアーアローを中心に火魔法を連射することになっている。
ミティも後方から、投石で攻撃している。
今回の9人の合同パーティには、弓士が2人いる。
中級以上の魔法を使えるのは俺だけ。
一般的なDランクパーティには中級以上の魔法使いはあまりいないようだ。
その2人の弓士と俺とミティを除けば、残りの5人全員が近接戦闘職であった。
俺とミティまで近接戦闘に加わると、パーティとしてのバランスが悪くなる。
リトルベアの一撃は重い。
Dランククラスの身体能力と防具性能では、奴の攻撃を受けきれない。
奴の攻撃は、避けるのが前提となる。
もし近接戦闘職が密集して戦うと、奴の攻撃を避けきれない可能性が高まる。
そうならないための、今回の編成だ。
近接戦闘職の5人が、無理をせずにリトルベアの気を引き付ける。
その隙をついて、火魔法、投石、弓でちまちまと削っていく。
9人もいるのだから一気にいけそうな気もする。
しかしその油断が命取りなのだ。
安全第一。
安全第一だ。
問題なく戦えている。
奴の体に傷が増えていく。
順調だ。
しばらくはそのまま戦闘が続いた。
リトルベアはもうずいぶんと弱っているようだ。
そろそろ頃合いか。
奴の動きが鈍ってきたら、俺が大きめの火魔法を、そしてミティが大きめの岩を投げる算段になっている。
「とどめの火魔法、いきます!」
ハルトマンたちに声で知らせる。
彼らが、少しだけリトルベアとの距離をあける。
隣のミティを見る。
ミティがうなづく。
よし、まずは俺からだ。
心の中で魔法の詠唱を開始する。
両手を前方にかざし、魔法を発動させる。
「ファイアートルネード!」
火の竜巻が奴を襲う。
もうフラフラだ。
近づいて普通に剣でとどめを刺せそうな気もする。
しかし念には念を入れる。
「ミティ、今だ!」
「どっせぇぇい!」
おっさんが使いそうな掛け声だが、ミティが言うと可愛く聞こえるから不思議だ。
巨大な岩が奴に向かう。
最初に投げたものよりも大きい。
とどめを確実に刺すための岩だ。
「ぎゃうっ!」
岩がリトルベアに直撃し、奴は倒れた。
念のため、近づいて首を切り落とした。
これで討伐完了だ。
1匹目のリトルベアの討伐は無事に終了した。
なんだ。
Dランクの俺たちだけでも、じゅうぶんにやれるじゃないか。
余裕だ余裕。
まったく危なげなかった。
ハルトマンが声をかけてくる。
「無事に討伐できたな。タカシの火魔法が大きいよ。頼もしいな」
「いえいえ。これぐらいなんてことありませんよ。この調子で2匹目もさくっといきましょう」
「2匹目に挑戦するのか? まあ確かに、タカシのおかげで皆の消耗も少ない。やれないことはないと思うが……」
「余裕ですよ余裕。ガンガンいきましょう」
今思い返すと、ちょっと調子に乗っていたかもしれない。
この後、少し痛い目に合うことになった。
彼のパーティと、俺とミティ、そしてもう1組のパーティを加えて合同で狩りをすることになった。
ハルトマンが3パーティ全体のまとめ役だ。
3組合同での狩りだ。
ハルトマンのパーティが4人。
新たに加わったパーティが3人。
それに俺とミティ。
全員がDランク以下とはいえ、合計9人での合同パーティとなる。
それだけリトルベアは油断できない相手だということだ。
気を引き締める。
森に入り、あたりを歩き回る。
歩き回る。
ほどなくして、1体のリトルベアを見つけた。
以前見た個体よりも、少し小さめだ。
向こうはまだこちらに気づいていない。
まとめ役のハルトマンから、指示が下る。
「タカシ、頼む」
「ええ、わかっています」
あらかじめ段取りを決めている。
まずは俺が遠距離から火魔法で攻撃だ。
ボルカニックフレイムとファイアートルネード、どちらがよいか。
ボルカニックフレイムは、避けられてしまったときに、火炎が後方まで飛んでしまう。
森へ引火し、森林火災になる恐れがある。
ファイアートルネードは範囲指定の攻撃なので、避けられても思わぬ被害は生じにくい。
この環境では、ファイアートルネードが無難だろう。
心の中で魔法の詠唱を開始する。
両手を前方にかざし、魔法を発動させる。
「ファイアートルネード!」
ごうっという音と共に火の竜巻が発生し、リトルベアを襲う。
奴が悲鳴をあげる。
なかなかのダメージを与えたようだが、まだまだ元気そうだ。
こちらに気付き、威嚇の声をあげる。
奴が近寄ってくる。
「投石、いきます! でやぁっ」
そこへミティの投石が襲い掛かる。
投“石”というか、もはや投“岩”だ。
恐ろしい腕力だ。
「すげえな……」
投擲で攻撃するということは事前にハルトマンや他のメンバーにも話していた。
しかし実際に見ると、想像以上の光景だったようだ。
彼らから驚きの声が漏れている。
まあ無理もない。
知っている俺でも、いまだに驚く。
あの小さな体で、あんなに大きな岩を投げるのだからな。
彼らは驚いてはいたが、Dランクとはいえさすがにプロ。
すぐに気を取りなおして、戦闘モードに切り替えた。
弓などの遠距離攻撃の手段を持つものが、リトルベアを迎撃している。
奴が接近してくるまで、できる限りのダメージを与えようという戦略だ。
そして、とうとうこちら側のすぐそばにまでやって来た。
近接職の出番である。
今回は俺も前線で戦う。
と言いたいところだが、俺は後方でファイアーアローを中心に火魔法を連射することになっている。
ミティも後方から、投石で攻撃している。
今回の9人の合同パーティには、弓士が2人いる。
中級以上の魔法を使えるのは俺だけ。
一般的なDランクパーティには中級以上の魔法使いはあまりいないようだ。
その2人の弓士と俺とミティを除けば、残りの5人全員が近接戦闘職であった。
俺とミティまで近接戦闘に加わると、パーティとしてのバランスが悪くなる。
リトルベアの一撃は重い。
Dランククラスの身体能力と防具性能では、奴の攻撃を受けきれない。
奴の攻撃は、避けるのが前提となる。
もし近接戦闘職が密集して戦うと、奴の攻撃を避けきれない可能性が高まる。
そうならないための、今回の編成だ。
近接戦闘職の5人が、無理をせずにリトルベアの気を引き付ける。
その隙をついて、火魔法、投石、弓でちまちまと削っていく。
9人もいるのだから一気にいけそうな気もする。
しかしその油断が命取りなのだ。
安全第一。
安全第一だ。
問題なく戦えている。
奴の体に傷が増えていく。
順調だ。
しばらくはそのまま戦闘が続いた。
リトルベアはもうずいぶんと弱っているようだ。
そろそろ頃合いか。
奴の動きが鈍ってきたら、俺が大きめの火魔法を、そしてミティが大きめの岩を投げる算段になっている。
「とどめの火魔法、いきます!」
ハルトマンたちに声で知らせる。
彼らが、少しだけリトルベアとの距離をあける。
隣のミティを見る。
ミティがうなづく。
よし、まずは俺からだ。
心の中で魔法の詠唱を開始する。
両手を前方にかざし、魔法を発動させる。
「ファイアートルネード!」
火の竜巻が奴を襲う。
もうフラフラだ。
近づいて普通に剣でとどめを刺せそうな気もする。
しかし念には念を入れる。
「ミティ、今だ!」
「どっせぇぇい!」
おっさんが使いそうな掛け声だが、ミティが言うと可愛く聞こえるから不思議だ。
巨大な岩が奴に向かう。
最初に投げたものよりも大きい。
とどめを確実に刺すための岩だ。
「ぎゃうっ!」
岩がリトルベアに直撃し、奴は倒れた。
念のため、近づいて首を切り落とした。
これで討伐完了だ。
1匹目のリトルベアの討伐は無事に終了した。
なんだ。
Dランクの俺たちだけでも、じゅうぶんにやれるじゃないか。
余裕だ余裕。
まったく危なげなかった。
ハルトマンが声をかけてくる。
「無事に討伐できたな。タカシの火魔法が大きいよ。頼もしいな」
「いえいえ。これぐらいなんてことありませんよ。この調子で2匹目もさくっといきましょう」
「2匹目に挑戦するのか? まあ確かに、タカシのおかげで皆の消耗も少ない。やれないことはないと思うが……」
「余裕ですよ余裕。ガンガンいきましょう」
今思い返すと、ちょっと調子に乗っていたかもしれない。
この後、少し痛い目に合うことになった。
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