【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
34話 西の森の封鎖とミティのレベルアップ
次の日の朝になった。
今日は西の森で狩りをしよう。
ミティとともに街の西門へ向かう。
門を通ろうとしたところ、いかつい顔の門番に声をかけられた。
「ちょっと待った。お前らは冒険者だな? 西の森へ行くつもりか?」
「ええ、西の森へ行くつもりです」
「西の森は現在立ち入り禁止だ。他の狩場を探せ」
「立ち入り禁止? なぜそんなことに?」
「俺も詳しくは知らん。詳しいことが知りたければ、冒険者ギルドに行けば分かるだろう」
「分かりました」
ここで粘ることに意味はないだろう。
冒険者ギルドに向かう。
冒険者ギルドに到着した。
受付嬢に話しかける。
「すいません、少し尋ねたいことがあるのですが」
「はい、なんでしょう?」
「西の森へ狩りに行こうとしたのですが、門番の方に止められてしまいました。なんでも西の森は現在立ち入り禁止になっているとか。いったい何があったのでしょう?」
「ああ、そのことですか。ここ最近、西の森で本来いないはずの魔物が目撃されているのです。」
「へえ、例えばどんなのです?」
「タカシさんが討伐に貢献した、ホワイトタイガーやスメリーモンキー。さらにブラックタイガーやワイルドキャットなどの目撃情報もあります」
ブラックタイガー?
強そうな名前にも聞こえるが……。
それってエビじゃね?
「ブラックタイガーとワイルドキャットとはどのような魔物なのでしょうか?」
「ブラックタイガーは黒いトラ型の魔物で、非常に硬い皮膚で体を守っています。ワイルドキャットはネコ型の魔物で、素早い動きと爪による攻撃が厄介です」
エビじゃなくて言葉の通りの黒いトラだった。
その後も詳しく話を聞く。
近いうちにCランク以上の冒険者を集めて、大規模な調査に乗り出すそうだ。
それまでは西の森には立ち入ることができない。
仕方ない。
今日は北の草原でファイティングドッグを狩ることにしよう。
ミティといっしょに、北の草原で犬を狩る。
もう慣れたものだ。
最初に戦ったときには恐怖したものだが。
狩りの途中で、”黒色の旋風”を見かけた。
リーダーのビリーが率いる3人パーティだ。
ファイティングドッグ1匹と対峙している。
少し見学してみよう。
何か勉強になるところがあるかもしれない。
1人がファイティングドッグに斬りつける。
避けられる。
避けて犬の体勢を崩したところに、もう1人が斬りつける。
が、かすっただけだ。
致命傷にはなっていない。
ファイティングドッグがビリーに跳びかかる。
ビリーは上手く小盾で防ぐ。
うーん。
連携は取れているんだけど。
単純に個々の力量がいまいちのようだな。
ファイティングドッグ1匹に3人がかりで手こずるとは。
”ステータス操作”の恩恵を受けている俺やミティと比較すれば、どうしても見劣りしてしまう。
しかし、これが一般的な駆け出し冒険者のレベルなのかもしれない。
冷静に考えれば、多少の武器や防具があっても、怒り狂う犬となんかまともに戦えないしな。
今思えば、ホワイトタイガー戦で最前線に立っていたドレッドとコーバッツは大したものだ。
ジークも最前線に立っていたが、彼は防具をがちがちに固めての守備重視。
ユナやリーゼロッテは遠距離攻撃担当。
黒色の旋風はサポートメイン。
やはりCランクのドレッドとコーバッツは別格といったところか。
そしてその上にはBランクやAランクが存在する。
正直想像もできないレベルだ。
黒色の旋風が、無事にファイティングドッグの討伐を終えた。
こちらには気づかず、新たな獲物を求めて歩いていった。
俺とミティは、その後も狩りを続ける。
しばらく狩りを続けていると、ミティのレベルが9に上がった。
思っていたよりもレベルアップが早い。
前回ミティのレベルが8に上がってから、それほど狩りはしていないはずだ。
なぜレベルが上がったのだろうか?
推測だが、俺との模擬戦で経験値が入ったのではないだろうか。
あの模擬戦は、危険を十分に避けて行ったとはいえ、初の対人戦だった。
実感としても、かなり学ぶところが多かったように思う。
システム面でも、それなりの経験値が入っていてもおかしくはない。
となると、俺がレベル12になる日も遠くないかもしれない。
俺がレベル11になったのは、ちょうど1週間前のことだ。
あれから、スメリーモンキーの討伐を含め、それなりに魔物を倒してきた。
俺がレベル12になれば、まずは火魔法をレベル5にする。
そして、ミッション報酬で”中級者用装備等一式”と”スキルポイント20”を手に入れる。
俺がこの世界に来てすぐに、ミッション報酬で”初心者用装備等一式”を手に入れた。
その時は、服、剣、鎧、貨幣、カバンが手に入った。
当時は助かった品々だが、今であればさほど重宝するような品々ではない。
今回の報酬は中級者用と銘打たれている。
それなりのものを期待したいところだ。
特に、鎧とカバンには期待している。
俺が装備している”レザーアーマー”は、初心者向けのものだ。
金銭的な余裕がないので、あまり上質なものは買えていない。
ゾルフ砦での防衛に参加するにあたり、できれば上質な鎧を手に入れたいところだ。
カバンとしては、アイテムバッグを期待したい。
兄貴たちによると、高ランクパーティであれば、アイテムバッグを所持していることは珍しくないという話だった。
実際、Cランクパーティの“蒼穹の担い手”はアイテムバッグを所持していた。
まああのパーティからは、どことなく品の良さを感じられたため、貴族出身だったりするのかもしれないが。
いずれにせよ、アイテムバッグは“激レア”というほどの品物でもないだろう。
中級者用装備等一式として支給されても、不自然ではないはずだ。
おっと。
ミッションのことで長々と考え込んでしまった。
今はとりあえず置いておこう。
それよりも今はミティだ。
スキルポイントが10入った。
どうしようか?
ミティのステータスは現在このようになっている。
レベル9、ミティ
種族:ドワーフ
職業:槌士
ランク:E
HP:72(55+17)
MP:39(30+9)
腕力:140(50+15+75)
脚力:31(24+7)
体力:47(36+11)
器用:18(10+3+5)
魔力:38(29+9)
武器:ストーンハンマー
防具:レザーアーマー
残りスキルポイント10
スキル:
槌術レベル3
投擲術レベル1
腕力強化レベル3
器用強化レベル1
MP回復速度強化レベル1
称号:
タカシの加護を受けし者
ここで、スキル取得に必要なポイントを整理しておこう。
新たなスキルを取得するには、10ポイント。
スキルレベル1を2にするには、5ポイント。
スキルレベル2を3にするには、10ポイント。
スキルレベル3を4にするには、15ポイント。
スキルレベル4を5にするには、30ポイント。
スキルレベル5にするために必要なポイントが多くなっている。
その分、威力にも期待したいところだ。
さて、ミティのスキル強化の方針を考えないとな。
前回のレベルアップ時から、そんなに状況は変わっていない。
当然、スキル強化の方針にも大きな変動はない。
とは言っても、念のために整理しておく必要はあるだろう。
考えを整理していこう。
今日は西の森で狩りをしよう。
ミティとともに街の西門へ向かう。
門を通ろうとしたところ、いかつい顔の門番に声をかけられた。
「ちょっと待った。お前らは冒険者だな? 西の森へ行くつもりか?」
「ええ、西の森へ行くつもりです」
「西の森は現在立ち入り禁止だ。他の狩場を探せ」
「立ち入り禁止? なぜそんなことに?」
「俺も詳しくは知らん。詳しいことが知りたければ、冒険者ギルドに行けば分かるだろう」
「分かりました」
ここで粘ることに意味はないだろう。
冒険者ギルドに向かう。
冒険者ギルドに到着した。
受付嬢に話しかける。
「すいません、少し尋ねたいことがあるのですが」
「はい、なんでしょう?」
「西の森へ狩りに行こうとしたのですが、門番の方に止められてしまいました。なんでも西の森は現在立ち入り禁止になっているとか。いったい何があったのでしょう?」
「ああ、そのことですか。ここ最近、西の森で本来いないはずの魔物が目撃されているのです。」
「へえ、例えばどんなのです?」
「タカシさんが討伐に貢献した、ホワイトタイガーやスメリーモンキー。さらにブラックタイガーやワイルドキャットなどの目撃情報もあります」
ブラックタイガー?
強そうな名前にも聞こえるが……。
それってエビじゃね?
「ブラックタイガーとワイルドキャットとはどのような魔物なのでしょうか?」
「ブラックタイガーは黒いトラ型の魔物で、非常に硬い皮膚で体を守っています。ワイルドキャットはネコ型の魔物で、素早い動きと爪による攻撃が厄介です」
エビじゃなくて言葉の通りの黒いトラだった。
その後も詳しく話を聞く。
近いうちにCランク以上の冒険者を集めて、大規模な調査に乗り出すそうだ。
それまでは西の森には立ち入ることができない。
仕方ない。
今日は北の草原でファイティングドッグを狩ることにしよう。
ミティといっしょに、北の草原で犬を狩る。
もう慣れたものだ。
最初に戦ったときには恐怖したものだが。
狩りの途中で、”黒色の旋風”を見かけた。
リーダーのビリーが率いる3人パーティだ。
ファイティングドッグ1匹と対峙している。
少し見学してみよう。
何か勉強になるところがあるかもしれない。
1人がファイティングドッグに斬りつける。
避けられる。
避けて犬の体勢を崩したところに、もう1人が斬りつける。
が、かすっただけだ。
致命傷にはなっていない。
ファイティングドッグがビリーに跳びかかる。
ビリーは上手く小盾で防ぐ。
うーん。
連携は取れているんだけど。
単純に個々の力量がいまいちのようだな。
ファイティングドッグ1匹に3人がかりで手こずるとは。
”ステータス操作”の恩恵を受けている俺やミティと比較すれば、どうしても見劣りしてしまう。
しかし、これが一般的な駆け出し冒険者のレベルなのかもしれない。
冷静に考えれば、多少の武器や防具があっても、怒り狂う犬となんかまともに戦えないしな。
今思えば、ホワイトタイガー戦で最前線に立っていたドレッドとコーバッツは大したものだ。
ジークも最前線に立っていたが、彼は防具をがちがちに固めての守備重視。
ユナやリーゼロッテは遠距離攻撃担当。
黒色の旋風はサポートメイン。
やはりCランクのドレッドとコーバッツは別格といったところか。
そしてその上にはBランクやAランクが存在する。
正直想像もできないレベルだ。
黒色の旋風が、無事にファイティングドッグの討伐を終えた。
こちらには気づかず、新たな獲物を求めて歩いていった。
俺とミティは、その後も狩りを続ける。
しばらく狩りを続けていると、ミティのレベルが9に上がった。
思っていたよりもレベルアップが早い。
前回ミティのレベルが8に上がってから、それほど狩りはしていないはずだ。
なぜレベルが上がったのだろうか?
推測だが、俺との模擬戦で経験値が入ったのではないだろうか。
あの模擬戦は、危険を十分に避けて行ったとはいえ、初の対人戦だった。
実感としても、かなり学ぶところが多かったように思う。
システム面でも、それなりの経験値が入っていてもおかしくはない。
となると、俺がレベル12になる日も遠くないかもしれない。
俺がレベル11になったのは、ちょうど1週間前のことだ。
あれから、スメリーモンキーの討伐を含め、それなりに魔物を倒してきた。
俺がレベル12になれば、まずは火魔法をレベル5にする。
そして、ミッション報酬で”中級者用装備等一式”と”スキルポイント20”を手に入れる。
俺がこの世界に来てすぐに、ミッション報酬で”初心者用装備等一式”を手に入れた。
その時は、服、剣、鎧、貨幣、カバンが手に入った。
当時は助かった品々だが、今であればさほど重宝するような品々ではない。
今回の報酬は中級者用と銘打たれている。
それなりのものを期待したいところだ。
特に、鎧とカバンには期待している。
俺が装備している”レザーアーマー”は、初心者向けのものだ。
金銭的な余裕がないので、あまり上質なものは買えていない。
ゾルフ砦での防衛に参加するにあたり、できれば上質な鎧を手に入れたいところだ。
カバンとしては、アイテムバッグを期待したい。
兄貴たちによると、高ランクパーティであれば、アイテムバッグを所持していることは珍しくないという話だった。
実際、Cランクパーティの“蒼穹の担い手”はアイテムバッグを所持していた。
まああのパーティからは、どことなく品の良さを感じられたため、貴族出身だったりするのかもしれないが。
いずれにせよ、アイテムバッグは“激レア”というほどの品物でもないだろう。
中級者用装備等一式として支給されても、不自然ではないはずだ。
おっと。
ミッションのことで長々と考え込んでしまった。
今はとりあえず置いておこう。
それよりも今はミティだ。
スキルポイントが10入った。
どうしようか?
ミティのステータスは現在このようになっている。
レベル9、ミティ
種族:ドワーフ
職業:槌士
ランク:E
HP:72(55+17)
MP:39(30+9)
腕力:140(50+15+75)
脚力:31(24+7)
体力:47(36+11)
器用:18(10+3+5)
魔力:38(29+9)
武器:ストーンハンマー
防具:レザーアーマー
残りスキルポイント10
スキル:
槌術レベル3
投擲術レベル1
腕力強化レベル3
器用強化レベル1
MP回復速度強化レベル1
称号:
タカシの加護を受けし者
ここで、スキル取得に必要なポイントを整理しておこう。
新たなスキルを取得するには、10ポイント。
スキルレベル1を2にするには、5ポイント。
スキルレベル2を3にするには、10ポイント。
スキルレベル3を4にするには、15ポイント。
スキルレベル4を5にするには、30ポイント。
スキルレベル5にするために必要なポイントが多くなっている。
その分、威力にも期待したいところだ。
さて、ミティのスキル強化の方針を考えないとな。
前回のレベルアップ時から、そんなに状況は変わっていない。
当然、スキル強化の方針にも大きな変動はない。
とは言っても、念のために整理しておく必要はあるだろう。
考えを整理していこう。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
37
-
-
3
-
-
239
-
-
6
-
-
112
-
-
337
-
-
111
-
-
17
-
-
124
コメント