【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~

猪木洋平@【コミカライズ連載中】

1478話 服を脱いでくれ

「流華、ちょっといいか?」

「ん? なに、兄貴?」

「服を脱いでくれ」

 俺は流華に指示を出す。
 すると、彼は驚いたように目を見開いた。

「え? ふ、服を……!?」

「ああ」

 流華は顔を真っ赤にする。
 おっと、配慮に欠けていたか……。
 彼はまだ少年だ。
 必殺技『エンプフィントリヒ・ユングフラウ』のとある制約を満たしているぐらいだし、羞恥心を捨てきれない年頃だろう。
 少し前に大胸筋などを確認した際にも、かなり恥ずかしがっていた。

「すまない、流華。嫌だったらいい」

「い、嫌じゃないけど……! で、でも……恥ずかしいよ!!」

「大丈夫だ。男同士だし気にすることはない」

「お、男同士って……。オレは……」

「……? ああ、紅葉のことか。確かに、同年代の女の子の前で裸になるのは抵抗があるだろうが……」

「えっと、そうじゃなくてさ……。その……」

 流華が言いよどむ。
 何か、彼の中で葛藤が起きているのだろうか?
 よく分からない。
 紅葉に対して、特に意識はしていないのか?
 紅葉はとても可愛いし、当然のこととして少しぐらい意識しているものだと思っていたが……。

「流華、どうしたんだ? 俺は何か気に障るようなことを言ってしまったか?」

「いや、そうじゃないよ! ただ、その……」

「……ん?」

 流華はモジモジと身体を動かす。
 だが、彼は意を決したように顔を上げると、服に手を伸ばした。

「わ、分かった……。兄貴が……その、見たいなら……。オレ……!」

 流華は顔を真っ赤にしながら、服を脱ぎ捨てていく。
 そして、一糸まとわぬ姿となった彼は……

「こ、これでいいの……?」

 そう言って、恥ずかしそうに俺を見上げた。
 前の町で彼を保護してから、もう2週間以上が経過している。
 失われた右手首は少しずつ回復しているし、全体的な肉付きも良くなってきている。
 だが、やはりまだ少年だ。
 未熟な部分が随所に見て取れた。

「ああ、それでいい」

 俺は頷く。
 流華の身体はまだまだ未成熟だ。
 彼も、男としてそれを恥じているのだろう。
 顔や首筋が真っ赤だ。
 それに、彼は手で股間をガッチリと隠していた。
 必殺技『エンプフィントリヒ・ユングフラウ』のとある制約を満たしているわけだし、おそらく彼のアレは俺の妖刀村雨に比べて、かなり小さいのだろう。

「あ、兄貴……! オレ……!!」

 流華は涙目で俺を見る。
 羞恥心が限界に近付いているようだ。
 これ以上は可哀想か……?
 だが、肝心の効果をまだ確認できていない。

「流華、すまないがもう少しだけ我慢してくれないか?」

「う……うん……」

 流華は力なく頷く。
 よし、ならばこのまま続けてみよう。
 次のステップは……

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