【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
1376話 ユナ純愛ルート vs子爵軍
「よし……! 命中だ!!」
「やったわ!」
俺たちはハイタッチをする。
俺が放った矢はディルム子爵の頭部に、ユナが放った矢はディルム子爵の胸部に、それぞれ命中した。
間違いなく死んでいる。
初めて人を殺した。
だが、さほど罪悪感がない。
遠距離からの攻撃で、実感が湧かないからだろうか?
それとも、相手が悪人だからか?
「タカシ。気を抜くのはまだ早いわ」
「ああ、分かっている」
俺は気を引き締める。
ディルム子爵邸の中には、まだたくさんの敵がいるはずだ。
「屋敷周辺は大騒ぎだな……。この混乱に乗じて、ディルム子爵の側近や領軍兵士を片付けておきたい」
「ふふん。そうね、大打撃を与えてやりましょう!」
「よし。息を合わせるぞ、ユナ」
俺とユナは、再び弓を構える。
狙いは数百メートル先のディルム子爵邸。
一本の矢のみを集中して放てば、先ほどのように特定個人の特定部位を狙うことも可能だ。
しかし、敵方のトップであるディルム子爵は始末済み。
そのため今回は、多くの矢を放って敵軍戦力を削ることを優先する。
「「――【極技・千本桜】」」
俺とユナが、同時に数多の矢を放った。
俺たちの『弓術』スキルはレベル5。
さらに、『腕力強化』や『器用強化』も伸ばしている。
それらのスキルと特注の弓との合わせ技により、俺たちは一度に10本以上の矢を放つことが可能だった。
間髪を入れず次の矢を放っていけば、まるで千本もの矢が一度に放たれているようにも感じることだろう。
「よし! ガンガン命中しているぞ!」
「順調ね!!」
俺とユナの放った矢は、ディルム子爵邸にいる者たちへ次々と命中していく。
ディルム子爵の側近や領軍兵士は、大混乱に陥っているようだ。
無理もないだろう。
突然、トップである子爵が討たれた。
その混乱も治まらないうちに、数え切れないほどの矢が飛んできたのだから。
「ふふん。あとはドレッドやジークが上手くやってくれるはずよ」
「ああ……。兄さんたちなら、きっと大丈夫だ」
俺たちの作戦はシンプル。
俺とユナの弓で奇襲する。
トップを討ち、その他の戦力を大幅に削ったあとは、赤狼族の戦士たちの出番だ。
その中には、ユナの兄であるドレッドやジークも含まれている。
俺の義兄でもあるが……今は置いておこう。
ともかく、2人を始めとした赤狼族の戦士たちはとても強い。
特に、固有の武技『赤狼族獣化』を使用したときの戦闘能力は高い。
単身でリトルベアを討伐できるほどである。
「……ん? しかし、意外に抵抗がしぶといな……」
「ええ。兵士たちはかなり削ったけど……領軍の幹部クラスが踏ん張っているみたいね」
俺たちは眉をひそめる。
ディルム子爵邸を守る兵士たちが予想より粘っていたからだ。
よく見れば兵士たちの装備が微妙に違う。
そう言えば、それぞれ東西南北の門方面から駆けつけてきていたな。
さしずめ……『東門警備隊』『西門警備隊』『南門警備隊』『北門警備隊』とでも呼ぶべきだろうか?
各隊には指揮官がおり、その指揮官たちによって士気を保っているようだ。
「それに、指揮官たちを束ねる総隊長っぽい奴もいるな。あとは……腕利き冒険者も雇われているか」
敵方の最高権限者はディルム子爵だっただろうが、最高戦力はあの総隊長だろう。
それに、参戦している数人の冒険者も強そうだ。
Cランク上位くらいの実力があると思われる。
ドレッドやジークでも、簡単に倒すことはできない。
「まぁ……特に問題ないけどな」
パシュッ!
俺は矢を放つ。
特殊な魔力を込め、ホーミング性能を付与した矢だ。
俺の弓に狙われた者たちがバタバタと倒れていく。
強者とはいえ、あっけないものだな。
まぁ、集団戦で弓士に狙われるというのは……そういうものだ。
まして、『弓術』レベル5の俺が放ったホーミング矢。
回避するのは難しい。
「やったわ!」
俺たちはハイタッチをする。
俺が放った矢はディルム子爵の頭部に、ユナが放った矢はディルム子爵の胸部に、それぞれ命中した。
間違いなく死んでいる。
初めて人を殺した。
だが、さほど罪悪感がない。
遠距離からの攻撃で、実感が湧かないからだろうか?
それとも、相手が悪人だからか?
「タカシ。気を抜くのはまだ早いわ」
「ああ、分かっている」
俺は気を引き締める。
ディルム子爵邸の中には、まだたくさんの敵がいるはずだ。
「屋敷周辺は大騒ぎだな……。この混乱に乗じて、ディルム子爵の側近や領軍兵士を片付けておきたい」
「ふふん。そうね、大打撃を与えてやりましょう!」
「よし。息を合わせるぞ、ユナ」
俺とユナは、再び弓を構える。
狙いは数百メートル先のディルム子爵邸。
一本の矢のみを集中して放てば、先ほどのように特定個人の特定部位を狙うことも可能だ。
しかし、敵方のトップであるディルム子爵は始末済み。
そのため今回は、多くの矢を放って敵軍戦力を削ることを優先する。
「「――【極技・千本桜】」」
俺とユナが、同時に数多の矢を放った。
俺たちの『弓術』スキルはレベル5。
さらに、『腕力強化』や『器用強化』も伸ばしている。
それらのスキルと特注の弓との合わせ技により、俺たちは一度に10本以上の矢を放つことが可能だった。
間髪を入れず次の矢を放っていけば、まるで千本もの矢が一度に放たれているようにも感じることだろう。
「よし! ガンガン命中しているぞ!」
「順調ね!!」
俺とユナの放った矢は、ディルム子爵邸にいる者たちへ次々と命中していく。
ディルム子爵の側近や領軍兵士は、大混乱に陥っているようだ。
無理もないだろう。
突然、トップである子爵が討たれた。
その混乱も治まらないうちに、数え切れないほどの矢が飛んできたのだから。
「ふふん。あとはドレッドやジークが上手くやってくれるはずよ」
「ああ……。兄さんたちなら、きっと大丈夫だ」
俺たちの作戦はシンプル。
俺とユナの弓で奇襲する。
トップを討ち、その他の戦力を大幅に削ったあとは、赤狼族の戦士たちの出番だ。
その中には、ユナの兄であるドレッドやジークも含まれている。
俺の義兄でもあるが……今は置いておこう。
ともかく、2人を始めとした赤狼族の戦士たちはとても強い。
特に、固有の武技『赤狼族獣化』を使用したときの戦闘能力は高い。
単身でリトルベアを討伐できるほどである。
「……ん? しかし、意外に抵抗がしぶといな……」
「ええ。兵士たちはかなり削ったけど……領軍の幹部クラスが踏ん張っているみたいね」
俺たちは眉をひそめる。
ディルム子爵邸を守る兵士たちが予想より粘っていたからだ。
よく見れば兵士たちの装備が微妙に違う。
そう言えば、それぞれ東西南北の門方面から駆けつけてきていたな。
さしずめ……『東門警備隊』『西門警備隊』『南門警備隊』『北門警備隊』とでも呼ぶべきだろうか?
各隊には指揮官がおり、その指揮官たちによって士気を保っているようだ。
「それに、指揮官たちを束ねる総隊長っぽい奴もいるな。あとは……腕利き冒険者も雇われているか」
敵方の最高権限者はディルム子爵だっただろうが、最高戦力はあの総隊長だろう。
それに、参戦している数人の冒険者も強そうだ。
Cランク上位くらいの実力があると思われる。
ドレッドやジークでも、簡単に倒すことはできない。
「まぁ……特に問題ないけどな」
パシュッ!
俺は矢を放つ。
特殊な魔力を込め、ホーミング性能を付与した矢だ。
俺の弓に狙われた者たちがバタバタと倒れていく。
強者とはいえ、あっけないものだな。
まぁ、集団戦で弓士に狙われるというのは……そういうものだ。
まして、『弓術』レベル5の俺が放ったホーミング矢。
回避するのは難しい。
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