【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
1351話 すぐに脱ぐさ
「おい……。どうして防御系の武技を使わなかったんだ?」
「…………」
俺の質問に、カゲロウは答えない。
彼女は地面に横たわったままだ。
俺は彼女の『忍法・螺旋火遁の術』を防いだ後、手加減した火球を放ったのだが……。
どうやら、やり過ぎてしまったようだ。
「なぁ、何とか言ってくれよ」
「……私は忍者なのだ。忍ぶ技術の他、ある程度の攻撃能力も有している。だが、防御には精通していない……」
カゲロウは弱々しい声で、そんなことを言った。
彼女が言う内容にも、一理あるだろう。
忍者とは、主に密偵・謀略・撹乱・奇襲などを担う役目を持つはず。
一方で、正面戦闘を行う機会は少ない。
彼女たちにとって、防御技術は習得の優先度が低いのだ。
全てのスキルをマックスにできれば理想的だが、そう簡単なのでもないしな。
必要な技巧を優先して伸ばすのは、当然の選択だ。
その分、防御技能の習熟はおろそかになりやすい。
「そうだったのか。すまない……加減が分からなくてな」
俺は素直に謝罪する。
彼女だって、まったくの無抵抗だったわけじゃない。
何らかの魔力的なオーラを用い、俺の火球にレジストしていた。
ただ、それが不十分で、彼女はこうして倒れているのだ。
「て、敵に情をかけられるなど……。うぅ……、ぐすっ……」
彼女は泣いていた。
いや、泣くくらいなら最初から変態扱いしないでほしかったのだが……。
まぁ、彼女も仕事だったのだろうし仕方ないか……。
「これで、俺が変態じゃないと分かってもらえたか?」
「い、いや……。貴様は間違いなく変態だろう……?」
「なん……だと……」
「そのフンドシが動かぬ証拠……。武力で脅そうとも、変態の事実だけは揺るがないぞ……!」
カゲロウはそう言って俺を睨みつける。
まずいな……。
言われてみれば、確かに俺の姿は変態のそれである。
勝手に女性もののフンドシを履いているわけだからな。
俺は断じて変態ではない。
変態ではないのだが、姿だけを純粋に評価するならそう言われても仕方ないかもしれない。
「すまない。異国の下着がめずらしくてな……。すぐに脱ぐさ」
「なに? フンドシが異国の下着だと……? やはり貴様は異国からの侵入者――って、きゃああ!! ここで脱ぐなぁ!!!」
カゲロウが悲鳴を上げる。
ここは、俺がフンドシを失敬した家の前あたりだ。
ここで脱がず、どこで脱ぐというのだろう?
まさか、履いたまま更衣室とかを探してウロチョロするわけにもいかないし……。
「わめくな。生娘でもあるまいし」
「きっ、貴様ぁ!! わ、私はまだ生娘だ!!」
「えっ……?」
カゲロウの衝撃発言に、俺は思わず固まってしまう。
彼女は20代前半ぐらいだ。
忍者装束により顔の一部は隠されているものの、雰囲気は間違いなく美女である。
そんな彼女が、処女だと……?
「な、なんだ!? その目は!!」
「いやぁ……。ここで会ったのも何かの縁。どうだ? 俺と素敵な夜を過ごしてみないか?」
「ふ、ふざけるなっ! まだ昼だぞ! それに誰が変態なんかと――って、その状態のまま近寄ってくるな! 早く下着を履け!!」
「いいじゃないか、今さら。俺は気にしない」
「私が気にするんだ! こ、こっちに来るなーーっ!!」
俺とカゲロウはそんなやり取りをする。
アプローチの手応えは……上々といったところか。
さぁ、この調子で仲を深めていくぜ!
「…………」
俺の質問に、カゲロウは答えない。
彼女は地面に横たわったままだ。
俺は彼女の『忍法・螺旋火遁の術』を防いだ後、手加減した火球を放ったのだが……。
どうやら、やり過ぎてしまったようだ。
「なぁ、何とか言ってくれよ」
「……私は忍者なのだ。忍ぶ技術の他、ある程度の攻撃能力も有している。だが、防御には精通していない……」
カゲロウは弱々しい声で、そんなことを言った。
彼女が言う内容にも、一理あるだろう。
忍者とは、主に密偵・謀略・撹乱・奇襲などを担う役目を持つはず。
一方で、正面戦闘を行う機会は少ない。
彼女たちにとって、防御技術は習得の優先度が低いのだ。
全てのスキルをマックスにできれば理想的だが、そう簡単なのでもないしな。
必要な技巧を優先して伸ばすのは、当然の選択だ。
その分、防御技能の習熟はおろそかになりやすい。
「そうだったのか。すまない……加減が分からなくてな」
俺は素直に謝罪する。
彼女だって、まったくの無抵抗だったわけじゃない。
何らかの魔力的なオーラを用い、俺の火球にレジストしていた。
ただ、それが不十分で、彼女はこうして倒れているのだ。
「て、敵に情をかけられるなど……。うぅ……、ぐすっ……」
彼女は泣いていた。
いや、泣くくらいなら最初から変態扱いしないでほしかったのだが……。
まぁ、彼女も仕事だったのだろうし仕方ないか……。
「これで、俺が変態じゃないと分かってもらえたか?」
「い、いや……。貴様は間違いなく変態だろう……?」
「なん……だと……」
「そのフンドシが動かぬ証拠……。武力で脅そうとも、変態の事実だけは揺るがないぞ……!」
カゲロウはそう言って俺を睨みつける。
まずいな……。
言われてみれば、確かに俺の姿は変態のそれである。
勝手に女性もののフンドシを履いているわけだからな。
俺は断じて変態ではない。
変態ではないのだが、姿だけを純粋に評価するならそう言われても仕方ないかもしれない。
「すまない。異国の下着がめずらしくてな……。すぐに脱ぐさ」
「なに? フンドシが異国の下着だと……? やはり貴様は異国からの侵入者――って、きゃああ!! ここで脱ぐなぁ!!!」
カゲロウが悲鳴を上げる。
ここは、俺がフンドシを失敬した家の前あたりだ。
ここで脱がず、どこで脱ぐというのだろう?
まさか、履いたまま更衣室とかを探してウロチョロするわけにもいかないし……。
「わめくな。生娘でもあるまいし」
「きっ、貴様ぁ!! わ、私はまだ生娘だ!!」
「えっ……?」
カゲロウの衝撃発言に、俺は思わず固まってしまう。
彼女は20代前半ぐらいだ。
忍者装束により顔の一部は隠されているものの、雰囲気は間違いなく美女である。
そんな彼女が、処女だと……?
「な、なんだ!? その目は!!」
「いやぁ……。ここで会ったのも何かの縁。どうだ? 俺と素敵な夜を過ごしてみないか?」
「ふ、ふざけるなっ! まだ昼だぞ! それに誰が変態なんかと――って、その状態のまま近寄ってくるな! 早く下着を履け!!」
「いいじゃないか、今さら。俺は気にしない」
「私が気にするんだ! こ、こっちに来るなーーっ!!」
俺とカゲロウはそんなやり取りをする。
アプローチの手応えは……上々といったところか。
さぁ、この調子で仲を深めていくぜ!
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