【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~
1322話 ヨルクとのひととき
「なぁ……。いくらなんでも近すぎないか? ヨルク」
「何を言う! また彼らのような不埒者が現れたらどうするのだ! 私が傍にいて、そなたを守らねば!!」
ヨルクはそう言って、俺の腕をギュッと抱きしめる。
彼女は魔法師団の分隊長だ。
結界魔法の使い手であり、このパーティーでも要人警護を担当しているという。
俺がチンピラや下級兵士に絡まれたときも、待ったの声をかけてくれた。
そんな彼女が、俺の傍から離れようとしない。
俺は苦笑いした。
(これは……完全にべた惚れされているな……)
おそらくだが、自意識過剰ではなさそうだ。
ヨルクの態度が、それを雄弁に物語っている。
「堅物で有名なあのヨルクさんが……あんな表情をしているなんて……」
「これは驚きだ……」
「くそっ! 人族め! 俺たちのヨルクさんをたぶらかしやがって!!」
「人族がどうとかは関係ないだろ! 俺たちはヨルクさんの幸せを願うまでよ!」
「そうだ、そうだ!!」
俺が苦笑いしていると、周囲の人たちがそんな会話をしていた。
ヨルクはそれなりに有名人だったらしい。
まぁ、若くして魔法師団の分隊長を務めるぐらいだもんな。
優秀なのは間違いない。
その上、この美しさだ。
言い寄る男も多いことだろう。
(ヨルクのステータスは……)
彼女もまた、加護(小)の条件を満たしている。
侍女リマ、治療岩責任者リリアンに続いて3人目だな。
俺は彼女のステータス画面を表示して、確認する。
レベル?、ヨルク=アールト
種族:人魚族
身分:下級貴族
役割:魔法師団分隊長
職業:ーー
ランク:ーー
HP:??
MP:??
腕力:??
脚力:低め
体力:??
器用:??
魔力:高め
残りスキルポイント:???
スキル:
結界魔法レベル4(3+1)
??
彼女は下級貴族の生まれらしい。
そして、魔法師団分隊長という地位を併せ持つ。
王族ほどではないが、それなりに影響力は強そうだ。
「どうした? 私の顔に、何か付いているか?」
ヨルクは俺にすり寄りながら言う。
なんだか、色々と当たっていて恥ずかしいな……。
「いや、何でもないさ。とても可愛く美しい顔だなと思ってね」
俺は軽口で返す。
ヨルクは顔を真っ赤にした。
「か、可愛いなどと! そんな歯の浮くようなセリフを言って……」
「ははは、照れたか?」
「むぅ! もうよい!!」
ヨルクはそう言って、プイと顔を逸らす。
そんな俺たちの様子を、周囲にいる人たちは微笑ましそうに見ていた。
「もうすぐ、俺はこの国から旅立つ。人魚の里の安全は……ヨルク、お前に任せたぞ」
「……ああ。承知した」
彼女は元より優秀な結界魔法使いだった。
そして、俺の加護(小)の恩恵により結界魔法のスキルレベルが上がっている。
また、ステータス画面には表示されていないものの、他にも恩恵がある。
それは『全ステータスの2割上昇』だ。
俺がいなくなっても、彼女がいれば結界魔法の維持について心配は無用だろう。
俺はそんなことを考えつつ、ヨルクとの時間を楽しむのだった。
残るは……王族との挨拶ぐらいだな。
「何を言う! また彼らのような不埒者が現れたらどうするのだ! 私が傍にいて、そなたを守らねば!!」
ヨルクはそう言って、俺の腕をギュッと抱きしめる。
彼女は魔法師団の分隊長だ。
結界魔法の使い手であり、このパーティーでも要人警護を担当しているという。
俺がチンピラや下級兵士に絡まれたときも、待ったの声をかけてくれた。
そんな彼女が、俺の傍から離れようとしない。
俺は苦笑いした。
(これは……完全にべた惚れされているな……)
おそらくだが、自意識過剰ではなさそうだ。
ヨルクの態度が、それを雄弁に物語っている。
「堅物で有名なあのヨルクさんが……あんな表情をしているなんて……」
「これは驚きだ……」
「くそっ! 人族め! 俺たちのヨルクさんをたぶらかしやがって!!」
「人族がどうとかは関係ないだろ! 俺たちはヨルクさんの幸せを願うまでよ!」
「そうだ、そうだ!!」
俺が苦笑いしていると、周囲の人たちがそんな会話をしていた。
ヨルクはそれなりに有名人だったらしい。
まぁ、若くして魔法師団の分隊長を務めるぐらいだもんな。
優秀なのは間違いない。
その上、この美しさだ。
言い寄る男も多いことだろう。
(ヨルクのステータスは……)
彼女もまた、加護(小)の条件を満たしている。
侍女リマ、治療岩責任者リリアンに続いて3人目だな。
俺は彼女のステータス画面を表示して、確認する。
レベル?、ヨルク=アールト
種族:人魚族
身分:下級貴族
役割:魔法師団分隊長
職業:ーー
ランク:ーー
HP:??
MP:??
腕力:??
脚力:低め
体力:??
器用:??
魔力:高め
残りスキルポイント:???
スキル:
結界魔法レベル4(3+1)
??
彼女は下級貴族の生まれらしい。
そして、魔法師団分隊長という地位を併せ持つ。
王族ほどではないが、それなりに影響力は強そうだ。
「どうした? 私の顔に、何か付いているか?」
ヨルクは俺にすり寄りながら言う。
なんだか、色々と当たっていて恥ずかしいな……。
「いや、何でもないさ。とても可愛く美しい顔だなと思ってね」
俺は軽口で返す。
ヨルクは顔を真っ赤にした。
「か、可愛いなどと! そんな歯の浮くようなセリフを言って……」
「ははは、照れたか?」
「むぅ! もうよい!!」
ヨルクはそう言って、プイと顔を逸らす。
そんな俺たちの様子を、周囲にいる人たちは微笑ましそうに見ていた。
「もうすぐ、俺はこの国から旅立つ。人魚の里の安全は……ヨルク、お前に任せたぞ」
「……ああ。承知した」
彼女は元より優秀な結界魔法使いだった。
そして、俺の加護(小)の恩恵により結界魔法のスキルレベルが上がっている。
また、ステータス画面には表示されていないものの、他にも恩恵がある。
それは『全ステータスの2割上昇』だ。
俺がいなくなっても、彼女がいれば結界魔法の維持について心配は無用だろう。
俺はそんなことを考えつつ、ヨルクとの時間を楽しむのだった。
残るは……王族との挨拶ぐらいだな。
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