チート級の魔法で無双する

テラ!

2話 〜幼馴染〜

ここは、小さな小さな村。まだ、魔素が侵食していない、自然豊かな村。そんな村の1人の青年の物語。



僕の名前はルーカス!年齢は15歳!今日成人式なんだ!成人したら村の外に出て冒険することができるんだ!村の外にはたくさんの魔物達がいるけど、ダンジョンや砦にはたくさんのお宝が眠ってる!


フレーム「よう!ルーカス!今日はいよいよ成人式だな!成人式といったらあれだな!」


このとてつもなく元気な赤髪はフレームっていうんだ。いつもハイテンションすぎてついていけないことがよくある。成人式に向かう途中、少しめんどくさい奴にあってしまった。
そういえばあれってなんだ?


ルーカス「あれって?」

フレーム「おいおい。緊張しすぎて忘れたのかよ。魔法の書のイベントだよ。」

ルーカス「そういえばそんなのもあったな。」

村の外に出れることが嬉しすぎて忘れてた。魔法がなくても僕の剣術さえあれば大抵の敵は倒せるしな。

フレーム「そういえばって、この村、魔法村の神様がそれぞれにあった魔法を与えてくれるんだぜ?」

ルーカス「僕の剣術なら大抵の魔物なら倒せるから。魔法はあんまり必要ないかな。」

フレーム「…ほんとに魔法についてなんも知らないんだな。魔法は覚えておいて損はないぞ。魔法は習得するのに時間がかかるけど、一度習得したら何回でも使えるし、付与魔法っていって武器に魔法をかけて攻撃力を高めることができるだぜ!それを一瞬でゲットできるイベント、それが魔法村の成人式なんだぜ!」

めちゃくちゃ詳しいな…

ルーカス「確かにいいな。それぞれに適した魔法がもらえるなら僕は付与魔法がもらえるのかな。」

フレーム「ルーカスは魔法ひとつも習得してないからなんの魔法がもらえるか楽しみだな。俺は多分、炎の魔法だな!」

フレームは確か、炎が好きで炎の魔法を2つ習得してたな

ルーカス「確か、フレームはファイヤーとトロピカルの魔法が使えるんだっけ?」

フレーム「おう!そうだぜ。」

そんなことを話してるうちに成人式の会場までもう少しだ。今年の成人式は僕、フレーム、ソフィアの三人だけだこの魔法村は魔法を使える人が多かったため40年ほど前に大量に戦場に駆り出されてしまったため、残ったのは老人と子供達と少しの大人だけ、男、女関係なくほとんどの人が連れ去られてしまったらしい。残された大人は国からあんまり使えない魔法と認定された人だけ。成人式で自分にあった魔法をもらっているわけだからそういう大人は少なかったらしい。だから、僕らの世代は生まれた子供がすくなかったんだ。

フレーム「お!成人式の会場がみえてきたぞ!」

ルーカス「…なんかボロいな」

ソフィア「しょうがないでしょ。これでもお父さんお母さんが頑張ってくれたのよ。それより、あんた達はいつもマイペースね。もう成人式が始まるまで10分ぐらいしかないわよ。」

こいつはソフィア、黒髪で顔は可愛いんだが、完璧主義者で自分の価値観を他の人にも押し付けてくるため、結構めんどくさい。でも面倒見はよくて根はいい奴だ。うるさいけど。

フレーム「ハハハ。昨日楽しみで全然寝付けなくて、寝坊して走ってここまで来たんだ…」

…よく一瞬にしていいわけが思いつくな。息切れもしてなきゃ、目の下にクマすらできてないぞ。

ソフィア(いつもの言い訳ね、めんどくさいわ)
「…そうね、それなら仕方ないわ。そんなっことより、成人式が始まっちゃうわ。急ぎましょ。」

















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