俺の恋愛を妬んで邪魔するアンチどもをぶっ◯すマンが俺って話

カイガ

18話:公開粛正


 拳を止めた左手に力を込めて、その拳をぐしゃぐしゃにしてやる。

 「でぎゃあああああ!?!?」
 「こっちが手を出さずに聞いてりゃ、調子に乗って好き勝手ほざいた挙句、暴力で訴えやがって…。
 もういいよな?お前ら全員ぶっ潰すわ」

 そこからさらに力を入れてボキメキィと手を粉砕してやる。
 その非常識な光景を目の当たりにしたモブカスどもは、先ほどまでのイキった態度を一変させて唖然としていた。

 「手があああああ!!痛い……いだいよおおおおお!!」

 トイレの前で男子高校生が潰れた手を押さえて情けなく転げ回るという無様な光景を、モブカスたちだけではなく他の生徒らも見ている。全員、ひしゃげた手を見て引いていた。

 「さって…昼休みはまだ半分以上残ってるな。なら、予鈴ギリギリまでお前らを徹底的に潰すとしようか」

 萎縮しているモブカスどもを睨みながら腕を回して近づく。

 「下らない嫉妬でふざけた因縁ふっかけた罪で、お前らを俺の気が済むまで痛めつける。
 ああ、先に謝っとくけど、死なせちゃったらごめんね」

 そう言ってから、横蹴りを放って7人同時に壁に叩きつける。7人分の小動物が潰れた声が出た時は、それはそれは面白かった。

 やや長髪のモブカス1のもとへしゃがんでその顔掴み上げる。

 「なぁ、何も知らない分際が好き勝手に俺を口汚く罵るコンテストは楽しかったか?
 俺は決して藍野さんの嫌がることはしてなかったのに、脅してるだ束縛してるだと決めつけられて、心底不愉快でウザったくて、殺したいって思わされてんだけど、そこんとこはどう考えてんのお前」
 「お、げぇえ…!だ、だってあり得ないだろ…!?お前なんかが鮫村さんと理由もなく親しくしてるとか……」
 「誰かと親しくするのにするのにいちいち理由は必要か!?何で俺の時だけいつもそういうこと言われなきゃいけねーんだ?そういうのが間違ってるって言ってんだ!!」

 その背中に何度も足を振り落とす。犬が潰れた声をBGMに、何度も何度も踏みつけてやる。
 何回目かの踏みつけで背骨が砕ける音がしたところで止める。モブカス1は泡を吐いて失神していた。

 「身分をわきまえろだ…?お前らこそ、こんなに弱くて醜い野郎のくせに、何自分らを棚上げにしてんだ?
 身をわきまえるのは…お前らだろうが!」

 続けて伊達眼鏡をかけてるモブカス2を強引に起こして首を締め上げる。数秒でミシメシと音を立ててまた泡を吹き出したのでそのまま地面に叩きつけて潰した。

 「藍野さんを自由にしろだ?彼女は最初から自由だろが!俺が一度でも藍野さんを縛ったことがあったか?言ってみろよォ!!」

 さらに休むことなく制裁を続ける。太ったモブカス3の手足を順番に踏み潰しながら詰問する。

 「あげれえ”べべ…!!し、知らない…っ」
 「そうだろうな!お前らが憶測で俺が鬼畜人間だって勝手に言ってるだけだもんな!知らねー分際で勝手に評価された俺の怒りがどういうものか理解してみろ!」
 「ぎゃああああああああ……っ」

 足刀を放ってモブカス3の四肢を切断してやった。汚いので血飛沫は躱した。その惨状を見た残りの4人は顔面を蒼白にしている。

 「いつもそうだ……俺は女の子に対しては真っ当で優しい人間だというのに、お前らが俺を貶めてきたり物理的に排除したりと。
 鬱陶しい、ウザい、醜い、しょうもない、愚劣だ。
 そんなお前らを、俺が直々にぶっ潰してやろう」
 「あ、あああああ分かった!もう分かった!俺たちが間違ってた!もう二度と関わらないからもう許してくれーーー」

 そんなモブカスどもの言葉など聞く耳持たず、俺は公衆の面前で公開粛正を決行した。

 予鈴が鳴る頃には全員虫の息状態となっていて血だらけとなっていた。

 「俺が藍野さんの彼氏だ。彼女には何もしていない、真っ当なお付き合いをしている。誰にもとやかく言われる筋合いはねぇ!
 それと…今回は殺さずに済ませてやるよ。まぁ手足潰れてたり目が無くなってたり顎が砕けてたり内臓が潰れてたりはあるけど、生かしてやるだけありがたいと思え、ゴミカスども」

 愚かにも俺に牙を向けてきたアンチどもを返り討ちにして潰すことに成功。
 俺が正しい。やってることも過激だが正しい。
 
 俺の恋愛を妬んで手を出すクズどもは全員排除してやる…!





 「では報告を聞こう」
 「はい。アレは危険な男です。いずれはこちらにも牙を向ける可能性があるかと。
 お嬢の傍には相応しくない男と思われます」
 「やはりそうか。以前会った時から奴は気に食わない存在だと思っていたが、ワシの勘が正しかったようだな」

 「では、藍野の例の許婚相手に報告しろ。予定通りに進めるぞ。

 吾妻秀征を排除する計画をーーー」

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