朝陽の輝きと、夕陽の輝きは似ているようで、似ていない~あなたは私のヒーロー〜

握理 拳

俺達はヒーロー兄弟

ニヤニヤと話しているこのメガネの男は中学の頃から一緒だった平子旬(ひらこ しゅん)だ。

朝陽「おー、旬!お前も同じクラスだったかー!」
旬「またつるもうぜー、紅音ちゃんも仲良くしてねー♡」
紅音「うん、平子くんよろしくね!」
夕陽「旬は相変わらずだな」
旬「それより、それより、お二人さんちょっと。」
朝陽、夕陽「ん?」
旬は2人に腕を回しこそこそと話した。
朝陽「ん?なんだよ?」
旬「このクラスさー、みんな女の子可愛いぞー!紅音ちゃんをはじめ、女子の偏差値が高すぎるぅっ」
夕陽「お前はやっぱ相変わらずだな」


「ちょっとどいてもらえる?」

ニヤニヤ話す旬をさえぎるようにはなしてきのは中学の時からの同級生で紅音と仲がいい藤堂 詩織(とうどう しおり)である。

旬「お、詩織ちゃんおはよー」
詩織「馴れ馴れしく話しかけないでくれる?まさかまたあなたと同じ高校なんて。」

紅音「しーちゃん、おはよー!」
詩織「紅音、おはよ。私も同じクラスよ。まさかのヒーロー兄弟も同じクラスとわね。」
朝陽「おう、またよろしくな!」
夕陽「ヒーロー兄弟かー、そのネーミングいいな!」
詩織「相変わらずね。紅音も変わった幼なじみがいると苦労するね。平子君よりかはマシだろうけど。」
旬「おいおい、そりゃないだろー。俺はいつだって自分を通して生きてますぜ、アネゴ!」
詩織「誰がアネゴだ!」

バキっ!
詩織の拳が旬の脇腹にヒットした。
なんだかんだ言ってこいつらはやはり仲がいいみたいだ。

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