朝陽の輝きと、夕陽の輝きは似ているようで、似ていない~あなたは私のヒーロー〜

握理 拳

始まりの日に、

入学式初日。
俺たちは晴々(はればれ)高校学園に入学。
自由な校風で部活動も盛んな学校。
ま新しい制服を来て玄関を出た。
春の朝はまだ少し寒く、太陽の陽射しで少し眩しく目を細めた。

隣に住む紅音達も出てきてこちらに向かって来た。
紅音「おはよー!みんなで一緒に登校しようよ!」
柚音「おはよー!途中までだけど、私も一緒に行くー」

朝陽、夕陽「おはよ!」

中学の時からよくこの4人で登校していた。
高校に入学してもいつも通りの日々がこれからはじまると思い学校に向かって歩きだした。
柚音「ねーねー、もうクラスとか分かってるのー?」
夕陽「さぁな、まぁ俺と朝陽が同じクラスになることはないかもな。」
朝陽「そうだな!似たような顔が同じクラスにいると混乱するかもしれないからな(笑)」
紅音「だけど、みんな同じだったらきっと楽しいよね!」

じゃ、私はこれでー!
と言って柚音は中学校に向った。

そうこう話してるうちに学校に着き、俺たちのクラスがある1年生の階までたどり着いた。

朝陽「俺は何組かなー?お、夕陽同じクラスだぞ!」
夕陽「まさか俺たちが同じクラスになるとわな(笑)」
紅音「わー!私も同じだ!」

朝陽、夕陽、紅音は同じクラスだった。
朝陽「お、すげー偶然!」
夕陽「俺と朝陽が一緒になるとは思わなかったが、紅音まで一緒だったとわな。」
朝陽「よかったー、誰も知ってる人いなかったらどうしようかと思ったよー。」

3人で談笑していると、ものすごい勢いで話しかけてきたやつがいた。

「おー!お前らと同じクラスとは 入学早々ついてますなー」

ニヤニヤと話しているこのメガネの男は中学の頃から一緒だった平子旬(ひらこ しゅん)だ。

朝陽「おー、旬!お前も同じクラスだったかー!」
旬「またつるもうぜー、紅音ちゃんも仲良くしてねー♡」
紅音「うん、平子くんよろしくね!」
夕陽「旬は相変わらずだな」
旬「それより、それより、お二人さんちょっと。」
朝陽、夕陽「ん?」
旬は2人に腕を回しこそこそと話した。
朝陽「ん?なんだよ?」
旬「このクラスさー、みんな女の子可愛いぞー!紅音ちゃんをはじめ、女子の偏差値が高すぎるぅっ」
夕陽「お前はやっぱ相変わらずだな」


「ちょっとどいてもらえる?」

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