始まりは水曜日の15時過ぎ
1人同士の19時過ぎ(8)
「本人が恥ずかしがって言わなかったけど、野田くんとの出会いもそれ絡みだったんでしょ?
あの無防備さは、彼氏とかそういうポジションのやつからは本当にヒヤヒヤもんだよねって思いながら、俺も学生時代、何度カーディガン貸してボタン無理矢理閉めたことか…」
「想像できる…」
家でも無防備なんだよな…。
黒い下着に白シャツなんて序の口だし、基本ベースがそこだからもう…本当に外に出せないこの人ってなっている。
「そんな津田が結婚か…とか思ってるけど、野田くんがあの恒田の弟ってことも本当に感慨深いよ」
「そうなんですか?」
ジッと見てくる横川さん。
なんか照れる。
「うん。
津田から聞いてると思うけど、飲み会に行くと、旦那が迎えにくるところまでがワンセットじゃん?
あの、恒田がよ?
あの恒田が、唯一、旦那にだけ素を見せるんだよ。
あれ、初めて見たときは不覚にも堕ちそうになってさ、俺。
今だから言えるんだけどね。
結局、その一時だけだったけど。
あれは本気のギャップってやつだと思う。
普段の綺麗な感じとか、笑顔とかで堕ちるやつもよくいてさ。
でもガードは鉄壁でさ。
苗字が既に結婚後の苗字だから、“名前では呼ばずに苗字で呼んでくださいーすごく気に入ってるんですー”って、徹底してたし。
で、キレたらめちゃくちゃ怖いじゃん?
俺は基本的に津田と恒田と3人で昼も一緒に社食の毎日だし、飲み会も同じテーブルだし…。
そんな伝説の女の弟くんが野田くんだなんて、俺からしたらもう、友達に子供生まれた感覚に近いんだよね。
ほんとすごいよ」
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