始まりは水曜日の15時過ぎ

緑川まい

祝日の13時過ぎ(3)


「蒼さん…」

「蒼」

「蒼、今日は甘えん坊さんの日ですか?」

「うん、近付きたい気分の日」

「へぇ…って、ちょ、ちょっと!こら!」



布団に潜り、彼のを口に。
もちろんだが、驚いたらしい。


「びっくりした?」

「当たり前でしょう!
もうゴムないんですから!
その気になっちゃったら大変ですってほんと」

「そのままでいいから、しよ?」

「え」


目を見開いて驚く彼。
欲しい、欲しい。

ここ最近の嫉妬が、私の気持ちを物語っている。



この先ずっと、一緒にいたい。

付き合ってからそんなに経ってないけど、もう、紫央以外考えられない。



コメント

コメントを書く

「恋愛」の人気作品

書籍化作品