始まりは水曜日の15時過ぎ
祝日の8時過ぎ(1)
…落ち着け。
昨日、何があった…?
またフロア単位の飲み会があったことは覚えている。
紫央からメッセージが来て、トラブルで遅れて参加するっていうことだったから、何回も扉の方見て待ってた。
それを横川くんに不思議がられて、
「どうした?」
「いや、彼が、遅れて来るらしくて。
今日は一緒に歩いて帰るの」
「そっか。
早く来るといいな。
お前、楽しそう」
「うん、だから、お酒は今日は本当にセーブしたい」
そう、そんな会話を交わした。
それで?
どうなった?
たしか…、そう、紫央が遅れて来て、隣の部署の子が「野田さん来た!」ってざわついてるのを見てモヤッとして。
でも、気付いてくれたから手を振り合って喜んでたんだ。
それで…?
頭は痛くないけど、思い出すのに必死で頭を抱える。
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