始まりは水曜日の15時過ぎ
火曜日の12時過ぎ(17)
「あれ、ここに来る前、鏡で確認したときは開いてなかったんだけどな…。
あー、胸張った反動でボタン外れちゃったのかな?」
「それだったらいいですけど…。
頻繁に外れるようだったら、新しくしないとだめです。
誰かに見られたら困ります」
「誰にも会ってないから大丈夫よ。
あ、紫央に会ってるわ。
紫央、見る?」
「こら!
俺で遊ばないの!」
まったく…なんて言いながら手で顔を仰いでいる。
本当に照れているみたい。
「紫央って可愛かったんだね、初めて知った」
「え、俺が?
可愛い?
どこら辺ですかそれ…びっくりですよ」
初めて言われた、とでも言うように、本当に不思議がってる。
「まず、こうやって照れるところでしょ。
トマトを静かに避けるところでしょ。
あとは、寝てる間に私の胸に顔を埋めて、触ってくるところでしょ「ちょっと待った、諸々恥ずかしいですそれ」」
顔を覆って、その後頭を抱えてしまった。
あれ、どうした?
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