始まりは水曜日の15時過ぎ
金曜日の19時過ぎ(15)
あったかい。
「野田くんとの距離感は、これが多いね」
「蒼さんがよく足を踏み外すからです」
そうでした。
受け止めてもらうことが多い。
「さっきはごめんね。
お酒で何も考えられなくて、頭冷やそうとして必死に出て行こうとしてたの」
「そんな感じがしたので大丈夫ですよ。
蒼さん、この前の月曜日のやつ見てたんですってね。
あれ、親友の妹で、俺からしても妹みたいなものなので、何もないですよ。
付き合ってないです」
やばい、すごく嬉しいことを聞いてるのに、眠くなってきた。
告白、しなきゃ。
ちゃんと、伝えなきゃ。
「そっか、よかった。
私、野田くんが好きだよ」
「え?」
「やっと言えた。
私、野田くんが大好き。
独り占めしたいくらいに」
「蒼さん、それって…」
その言葉を最後に、意識を手放した。
「恋愛」の人気作品
書籍化作品
-
-
17
-
-
4112
-
-
37
-
-
89
-
-
267
-
-
337
-
-
3
-
-
140
-
-
24251
コメント