オタクとロリ
第85話〜東照宮①〜
さてさて、昼飯を食べ終え日光東照宮の裏手にやって来た俺と花凛だが…。
「ねぇ慎。これじゃない?」
「あぁ、多分これだな。」
俺たちは、キノコを見つけていた。
事の経緯は、数分前に戻る。
大谷川を渡ったあたりで花凛が言った。
「ねぇ、せっかく山に来たんだからそれっぽいことしない?」
「それっぽいって?」
聞き返すと、花凛は「えーとねぇ。」と少し考えてから「山菜採りとか?」と答えた。
どうやら、言ってみたものの考えていなかったらしい。
(…にしても、山菜採りかぁ。)
田舎にいたことは、よくしてたけど東京に来てからは、そもそも山がないからやっていない。
「ってか、勝手に採って平気なのか?確か、ダメだった気がするけど…」
そう言いながらスマホで確認する。
すると、案の定たくさん出てきた。
『寺社仏閣などの森林で山菜を採ることは、その所有者が認めなければ採ってはいけない。』
(……そうだよな。ここ東照宮の敷地内だもんな。)
と、言うことで花凛にそれを伝え結局キノコを見つけると言うことになり今に至る。
***
山道を歩きながらキノコを探していた俺たちは、東照宮の入り口にやって来た。
「うぉーすげーなぁ。」
目の前には、大きな石の鳥居が構えている。
時期ということもあってか、人はまばらだがおそらく、紅葉の時期になると観光客であふれるのだろうと想像しながら先を進む。
それから、山道を進み中に入ると有名な三猿の木彫りがある神厩舎と呼ばれる建物が見えてきた。
運がいいとその中に美しい本物の白馬がいるらしいが、残念ながら今はいなかった。
ふと、横の花凛を見ると目をキラキラさせながら楽しんでいるようだった。
次に東照宮の中で一番有名と言っても過言ではない陽明門・通称ひぐらしの門に向かって行く。
          
「ねぇ慎。これじゃない?」
「あぁ、多分これだな。」
俺たちは、キノコを見つけていた。
事の経緯は、数分前に戻る。
大谷川を渡ったあたりで花凛が言った。
「ねぇ、せっかく山に来たんだからそれっぽいことしない?」
「それっぽいって?」
聞き返すと、花凛は「えーとねぇ。」と少し考えてから「山菜採りとか?」と答えた。
どうやら、言ってみたものの考えていなかったらしい。
(…にしても、山菜採りかぁ。)
田舎にいたことは、よくしてたけど東京に来てからは、そもそも山がないからやっていない。
「ってか、勝手に採って平気なのか?確か、ダメだった気がするけど…」
そう言いながらスマホで確認する。
すると、案の定たくさん出てきた。
『寺社仏閣などの森林で山菜を採ることは、その所有者が認めなければ採ってはいけない。』
(……そうだよな。ここ東照宮の敷地内だもんな。)
と、言うことで花凛にそれを伝え結局キノコを見つけると言うことになり今に至る。
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山道を歩きながらキノコを探していた俺たちは、東照宮の入り口にやって来た。
「うぉーすげーなぁ。」
目の前には、大きな石の鳥居が構えている。
時期ということもあってか、人はまばらだがおそらく、紅葉の時期になると観光客であふれるのだろうと想像しながら先を進む。
それから、山道を進み中に入ると有名な三猿の木彫りがある神厩舎と呼ばれる建物が見えてきた。
運がいいとその中に美しい本物の白馬がいるらしいが、残念ながら今はいなかった。
ふと、横の花凛を見ると目をキラキラさせながら楽しんでいるようだった。
次に東照宮の中で一番有名と言っても過言ではない陽明門・通称ひぐらしの門に向かって行く。
          
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