第68話〜デート①〜

アニメイトの6階に着いた。本館6階には、アニソンなどのCDやDVD・Blu-rayが陳列されている。

「花凛、なんか欲しいのあったら言っていいんだぞ。買ってやるから。」

俺は、横で「うわー、凄い数のCD！」と目をキラキラと輝かせている花凛にそう言う。

俺は、まぁこの年齢というのもあって音楽は、音楽アプリではなく実際にCDを買っている。家には、まぁ200枚ちかくのアニソンのCDが所狭しと置かれている。

俺と、花凛は同じフロアにいるとのことなのでそれぞれCDを見ることにした。

陳列棚のところには、店員手書きのポップやアニソンシンガーや声優の等身大(サイン入り)などが置かれていた。

俺も、久しぶりに秋葉原のアニメイトに来たので「あの作品のCDはどこにあったっけ？」などと散策しながらめぼしいCDを見つける。

CDを手に取ろうとすると花凛が一枚のCDを持ってやって来た。

「慎、わたしこのCD欲しいなぁ。」

「どれどれ〜？」

俺は、花凛が持ってきたCDを見る。

『新世紀！幼女大戦主題歌CD/七星ツルギ(cv:南明里，谷津山ヒメ(cv:柊木あい)，下島崎ユズ(cv:三春早紀)』

(………なるほど。タイトルかぁ。)

「わかったじゃあ、レジに持って行こうか。」

「うん。」

そして、俺と花凛がそれぞれ選んだCDをレジに持っていき会計して6階をあとにした。

＊＊＊

次に俺たちは、5階へと向かった。

5階には、主に『マジライブ！』や『うたの王子様』などの人気コンテンツのグッズが置いてある。

ここでは、グッズを見るだけにして4階に向かった。

4階は、5階と同じような感じで『もふもふびより』や『オーダーはヒツジですね？』などの今度は女の子たちがキャッキャウフフするような作品のグッズが置いてあった。

そんな4階で俺と花凛は、お揃いのＴシャツを買った。
『もふもふびより』のキャラクターがオシャレに描かれてある黒色のＴシャツを。

それから俺たちは、3階2階と漫画を見てアニメイトを出た。